「なんて賢い母犬」 冷たくなった子犬をくわえて母犬がやってきたのは?
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動物に優しい国として知られるトルコで起きた出来事が、大きな話題になっています。
2025年1月13日、イスタンブールにある動物病院『Beylikdüzü Alfa Veteriner(beylikduzu_alfa_veteriner)』の入口に野良犬が現れました。
その母犬は子犬をくわえていて、真っ直ぐに病院のドアのほうに向かうと、ドアの前に子犬を置いたのです。
犬たちに気付いた病院のスタッフが子犬を触ると、体が冷たくなっていたのだとか。
実はこの時、子犬は低体温症で生死をさまよっていたのです。
獣医師とスタッフが子犬を診察したところ、心臓が動いていることを確認。
「まだ希望はある」
そう思った2人は直ちに蘇生を始めます。
アドレナリン注射を打ち、ドライヤーで子犬の体を温めて、蘇生を試みました。
2人が処置をしている間、母犬は心配そうにずっとその様子を見つめていたそうです。
そして彼らが子犬の命を救うために奮闘した結果…何が起きたのかはこちらをご覧ください。
※動画はInstagram上で再生できます。
獣医師とスタッフの懸命な処置の甲斐あって、子犬は生き延びたのです!
実は同じ日に、この母犬の子と見られる別の子犬が近所で見つかり、親切な人がこの病院に連れて来たのだとか。
動画には2匹の子犬たちが母乳を飲み、夢中でドッグフードを食べる様子が映っていました。
『Beylikdüzü Alfa Veteriner』は投稿で、「昨日は『生きることは希望である』という言葉が現実になった日でした。この美しい母犬は凍死寸前の子犬をくわえて、私たちのクリニックに助けを求めてきました」とつづっています。
この出来事には、我が子を動物病院に連れて行った母犬の賢さと、子犬を救った獣医師たちに称賛の声が殺到しました。
・なんて賢い母犬なんだろう。この犬は何をすべきかが分かっていたんだね。
・素晴らしい母犬と優しい人たち。感動して泣いてしまった。
・子犬を助けてくれてありがとう。あなたたちはマントを着ていないヒーローだ。
母犬と2匹の子犬たちは動物病院で世話をされていて、3匹とも健康状態は非常に良好とのこと。
病院には「犬たちの里親になりたい」という電話が寄せられていますが、獣医師は「しばらくは親子を離ればなれにしたくないので、養子縁組に出す予定はない」とつづっています。
冷たくなった我が子をくわえて動物病院を訪れた母犬は、本能でここに来れば助けてもらえると分かったのでしょうか。
もし母犬がここに来ていなかったら、子犬は最悪の結果になっていたかもしれません。
賢明な行動をとった母犬と、子犬の命を救った獣医師とスタッフに、惜しみない拍手を送りたいですね。
[文・構成/grape編集部]