trend

9.11同時多発テロで活躍した最後の救助犬が天国へ 「お疲れ様でした」と感謝の声

By - grape編集部  公開:  更新:

Share Post LINE はてな コメント

出典:Texas Task Force 1

2001年9月11日に起こった同時多発テロでも救助犬として活躍したメスのゴールデンレトリバー、ブルターニュが16年間の生涯に幕を下ろしました。

同時多発テロ発生当時、まだ1歳だったブルターニュ。彼女はテキサス州のCy-フェアボランティア消防局から、救助犬として世界貿易センターに派遣されてきました。

オーナーであり、レスキューのパートナーでもあったデニスさんは、当時のことをハッキリ覚えていると語ります。

「同時多発テロが私たちの最初の任務でした。『1人でも多くの人を助けたい』とNYに向かいました。グランドゼロに着いたとき、凄まじい光景に愕然としたことを覚えています。ブルターニュの凛々しい表情を見て、彼女は既に任務に取り掛かる準備ができているように見えました」

グランドゼロでは、延べ300頭以上の救助犬が活躍したと言われています。救助犬は生存者を見付けるという本来の役割だけでなく、疲労が蓄積したレスキュー隊の癒しという意外な役割も担っていたそうです。

さまざまな災害の現場で活躍

同時多発テロ以降も、ブルターニュはさまざまな災害の現場で人命の救助に当たります。

2005年8月下旬に発生した巨大ハリケーン「カトリーナ」や同じく9月下旬に発生したハリケーン「リタ」によって被害を受けた現場でも人命救助を行いました。

また、救助犬として引退した後も、地域貢献に従事。定期的に地域の小学校を訪れ、「あがり症の子どもたちの朗読をそばで聴く」という役割を全うしました。

こういった功績が認められ、ブルターニュは2014年、アメリカン・ヒューマン・アソシエーションが主催する2014年ヒーロー・ドッグ賞を受賞。さらに2015年には、公式に「同時多発テロで任務に就いた救助犬最後の生き残り」と認定され、同9月11日に行われた追悼式にも出席しました。

最後のお別れに多くの人が集まる

2016年に入り、ブルターニュは体調を崩していました。共に救助活動を行った関係者や友人らは一堂に集まり、ブルターニュの最期となるかもしれない歩行に敬礼。その功績に敬意を表しました。

そして、ブルターニュは6月6日、静かに息を引き取りました。

ブルターニュは多くの功績を残してこの世を去りました。素晴らしい活躍の数々に頭が下がる想いです。

ブルターニュ、最期までお疲れ様でした。ゆっくり休んでね。

shibainutonさんの投稿動画

窓際が好きな柴犬 前脚をよく見ると…「声出して笑った」家の中でお気に入りの場所が決まっているというペットは多いでしょう。 柴犬のとんくんは、どうやら庭につながる窓辺がお気に入りスポットのようです。 夏には虫よけの特殊網戸を設置しても、隙間が開く位置に、とんくんが居座るため意...

シベリアンハスキーの写真

「中身は小学生」といわれたハスキーの1枚 「器用だな」「笑いが止まらん」普段は、シベリアンハスキーらしくワイルドでクールな表情を見せるという、アイリスちゃん。しかし、飼い主(@irislady_husky)さんは、驚きの場所に座る姿を見て…?

出典
Texas Task Force 1Texas Task Force 1Exit of the final 9/11 search and rescue dog (Cy Fair, TX Fire Department).

Share Post LINE はてな コメント

page
top