クジラの胃から出てきたのは『30枚のビニール』 海の命を改めて考える
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ノルウェーの南西部・ソトラの海岸で、息絶えたアカボウクジラが海岸に打ち上げられているところを発見されました。
死因を調べるため、現地のベルゲン大学がクジラを解剖したところ、胃袋の中はゴミの山。計30枚ものビニール袋やプラスチック製のゴミが見つかったのです。
そのゴミを広げ、並べた写真がこちら。
大小様々なビニールやプラスチック。こんな沢山のゴミが、クジラの胃の中から発見されたとは…唖然として言葉が出ません。
その酷さがより伝わる映像もご紹介させていただきます。
アカボウクジラは本来、イカやタコなど頭足類を食べます。解剖した生物学者によれば、「このクジラの胃には食べ物は入っておらず、やせ細り、苦しみの中息絶えてしまったのでは」とのこと。
私たち、人間が出したゴミが海の生物の命を奪う。何度そんなことが起きるのでしょう。
海を漂う漂流ゴミの多くは、私たちの生活の中で道路や川に捨てられたものや、不法投棄されたゴミが海に流れ込んだもの。風に飛ばされたビニールや、転がったペットボトルが漂流ゴミとなってしまうこともあります。
あなたの目の前に落ちている一つのゴミ。そのゴミを拾うことで助かる命があるのかもしれません。一人ひとりが、自分自身の行動を見つめ直していかなければいけないのではないでしょうか。
[文・構成/grape編集部]