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※写真はイメージ
![冷やし中華の写真](https://grapee.jp/wp-content/uploads/2024/07/104987_main3-768x576.jpg)
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アメリカでは新型コロナウイルス感染症の対策として、多くの学校がオンラインで授業を行っています。
こうした中、ビデオ会議アプリ『Zoom』を使って授業をしていた教師が、生徒の家族の命を救うという出来事がありました。
ミシガン州の小学校で5年生のクラスを担当しているジュリア・コーク先生が『Zoom』で授業を始めようとした時のことです。
ある生徒の祖母からコーク先生に「Zoomがつながらない」という電話がかかってきます。
祖母のシンシア・フィリップスさんはコーク先生に「孫のタブレット端末が充電できない」と伝えようとします。
その時、コーク先生は何かがおかしいと感じたのだそう。なぜならシンシアさんのろれつが回っておらず、何をいっているのか理解できなかったのです。
生徒の祖母の様子がおかしいことに気付いた教師は…
海外メディア『CNN』によると、コーク先生はすぐに校長先生を呼び、電話を替わってもらったのだとか。
すると校長はシンシアさんの声を聞いて、彼女が脳卒中を起こしていると確信します。
校長はすぐに救急車を手配し、さらに学校の職員2人をシンシアさんの家に向かわせました。
そしてシンシアさんは病院へ搬送され、処置が早かったおかげで命を取り留め、少しずつ回復しているということです。
実は校長先生は父親を脳卒中で亡くしていたため、シンシアさんの声を聞いてすぐに危険な状態だと気付いたのだそうです。
シンシアさんは病室からコーク先生や学校の人たちに涙ながらに感謝を述べました。
緊急電話の通報を受けた消防局のチーフは『WOOD TV8』の取材で「先生の行動はシンシアさんの命を救っただけではありません。後遺症が残らなかったことで彼女の今後の生活の質を高めることにもなったのです」と先生たちの行動を称賛しています。
脳卒中の警告サインのひとつに「突然発生した言葉の障害」があります。このような症状が現れたらとにかく早く救急車を呼ぶことが大切です。
Zoomで授業を行っていたこと、タブレット端末が使えずにシンシアさんがコーク先生に電話をかけたこと、先生が彼女の異変に気付き校長先生を呼んだこと、そして校長が脳卒中の症状だと分かったことなど、幸運に幸運が重なって救われた命といっても過言ではないでしょう。
オンライン授業中であろうと、ためらうことなく行動を起こした先生たちに大きな拍手を送りたいですね。
[文・構成/grape編集部]