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極寒の中で作業中! 手元を見ると…「吹き出しそう」

By - 佐渡夏美  公開:  更新:

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ふくのフクロ競り

写真を撮る時は、被写体の背後に気を配る必要があります。

撮りたい家族や友人より、目立つ人が背後にいると、気になって仕方がないでしょう。

背後に謎の集まり…何をしているのか見に行くと?

人生で初めて、山口県下関市を訪れた筆者。

本州と九州をつなぐ関門橋をバックに、家族と記念撮影をしていると、背後に人の気配があることに気付きました。

写真の右側を見ると、雪が降り、海風も吹き付ける極寒の中、おそろいの格好をした5人組が立っているではありませんか!

ふくのフクロ競り

気になったため、海側に降りていくと、そこにいたのは…。

雪の中でも、微動だにしない男性たちの真相がこちら!

ふくのフクロ競り

「まさか…全部立像?」

そう、海辺に設置された、精巧な像だったのです。

しかも、1人だけかがんで、何かを地面に押さえつけていました。

ふくのフクロ競り
ふくのフクロ競り

わしづかみにされているのは、身がモチモチしていそうなフグ

接近して、まじまじと見ると、かわいらしい顔に吹き出しそうになりました!

この像は、同市の唐戸市場の脇にある『ふくのフクロ競り像』。下関市は、フグの水揚げ量が日本一であり、独特の方法で競りをしているそうです。

競り人のかけ声に合わせ、仲卸人が筒状の黒い袋に片手を入れると、握手でもするように手指を握って、希望額を伝えるとか。

その光景を再現した立像と、背後の巨大な2匹のフグから、競りの気迫が伝わってきますね。

ふくのフクロ競り

筆者と同じく『生きた人間の集まり』だと思い込み、像に近寄って行った人は少なくない模様。

人型をした何かが目に映ると、気になってしまうのは人間の性(さが)といえるでしょう。

観光地にはさまざまな像があるため、意図せぬ写り込みは、避けたほうがよさそうです。

ただし、興味を持って見に行くと、思わぬ勉強になる…かもしれません!


[文・構成/grape編集部]

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