野村康太、人に見られていなくても…？　『クジャクのダンス、誰が見た？』インタビュー

ドラマの題名『クジャクのダンス、誰が見た？』って「どういう意味だ？」ってなりました（笑）。

あと、キャストの方々の名前を見た時に、本当に僕が俳優になる前から見ていたドラマに出てる方がたくさんいらっしゃったので、共演できるのが楽しみで仕方なかったですね。会うことができて本当に嬉しかったです。

ついさきほど松山ケンイチさんとお話ししました。

「バスケが上手なんでしょ」っていってくださって、「そうなんです、バスケをやっていて…」って、そこからいろいろな話をさせていただきました。

高校生の役を演じる時は、「学生時代はこんな感じだったな」とちょっと子供っぽい自分を思い出していましたが、社会人である警察官は、割と落ち着きがあるような…。「もうちゃんとお仕事をしているんだぞ」という自信を持つようにはしていました。

堂々とセリフをいうように心がけています。それに加えて、監督の演出もあったので、話のトーンを普段の自分よりも少しだけ明るくあげているんです。２話で守が靴下を脱ぎ捨てるところは監督が演出してくれたのですが、実家に帰ってきた感があって面白いですよね。

藤本さんはとにかく見た目も中身もすごくガッツのある方。まだお会いする回数は少ないんですけど、体格がいいこともありお会いしてすぐにたくましさを感じたというか。いろいろと話しかけてくださったんですけど、撮影の合間で犯人考察になったときに「守も怪しいな」と言われて、正のような圧を感じました（笑）。

西田さんは本当に柔らかい穏やかな雰囲気をお持ちで、休憩中も話しかけてくださったり。会うたびに「久しぶり」と笑顔で向かえてくださって、実際の母親のように接してくださいました。

めちゃくちゃかわいくて、ずっと触っています（笑）。ですが、すごく人見知りで…。僕も猫を飼っているので、コウくんに好かれるかなと思っていたんですけど、意外と素っ気なくてちょっと悲しかったです。

ちょっと厳しい父とすごく優しい母でバランスを取っている、温かくてほんわかとした家庭なのかなと思います。

あんなにたくましい姿を見ていたら、憧れるものがあるのかなと思います。一番身近にいた父という存在が、警察官としてかっこよく見えただろうし。それで守自身も父を目標にして警察官になることを目指したのではないかなと思います。でも、守はどこか警察に対して冷めた視点でいるんですよね。父にガミガミと言われているんですかね。

ラーメンがおいしそうですよね。メイキング映像を見たんですけど、松山ケンイチさんがカットがかかった後もすごい勢いで食べていた記憶が残っていますし、いつも「ラーメンがおいしそうだな」「あのラーメン、食べたいな」と思いながら見ていました。

５話でお母さんが唐揚げを作ってくれていたんですけど、その時は食べられなかったので…。僕もどこかのシーンで何か食べられたらいいなと密かに楽しみにしています。

広瀬さんともまだあまり撮影をご一緒できていないのですが、すごく真っすぐな瞳をお持ちの方なんだなと思いました。広瀬さんの寄りのシーンってすごく引き込まれますよね。僕が俳優デビューする前から、ドラマ『学校のカイダン』（２０１５年／日本テレビ系）で主演を務める広瀬さんを見て、「すごいな」と感じていたんです。

今回、共演できてとてもうれしいです。次にご一緒する機会があったら、もっと対峙するような役で共演したいですし、長めのやり取りもしたいなと思いました。

誰かに見られてるからいい人ぶるのではなくて、「ありがとうございます」と感謝の気持ちを持つことを大事にしています。

２人の時だけでも、友達でも、何かをしてくれた時は「ありがとう」っていって、自分の気持ちを言葉にして伝えるようにしています。

小学校のバスケットボールチームの監督さんがすごく、そういうことに厳しい方でした。中高も、先輩たちも厳しくて、親からもいわれてきたので、そこで多分習慣付いたのかなとは思います。

この間、親戚の家に３年ぶりぐらいに遊びに行って、ワンちゃんと久しぶりに会いました。

久々だったのに、覚えていてくれたのか、家に入った瞬間すごい尻尾を振って飛びついてきてくれて、それがめちゃくちゃかわいくて、嬉しかったです！

最近、最終回までの台本をもらったのですが、読んで驚きましたね。誰が犯人なのかドキドキする場面がたくさんあるので、そこを楽しみにぜひ最後までご覧ください。

ドラマコラム『クジャクのダンス、誰が見た？』