比嘉愛未「私にとって『ハッピーなハプニング』」 デビュー20年目の現在地を語る【インタビュー】
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「私の人生、ハプニングの連続でした」
比嘉さんは、2005年に映画『ニライカナイからの手紙』への出演がきっかけで俳優デビューを果たし、2025年で俳優デビュー20周年を迎えました。
これまでの芸能活動について聞いてみると、「私なんてハプニングの連続でした(笑)」という意外な答えが返ってきました。
私は、高校受験のために入った塾でモデルのスカウトを受けたんですよ!
受験勉強をしにいった塾の先生がモデル事務所の方と繋がりがあって、スカウトしていただいたというのが、人生第1のハプニングだったと感じています。
高校時代は、お芝居のオーディションにも挑戦したのですが、これが全然うまくいかなくて…。
「悔しい」と感じて、人生で初の挫折を味わったのが、第2のハプニングでした。
撮影:grape編集部
高校卒業後、上京して芸能活動を継続した比嘉さんは、2006年には連続テレビ小説『どんど晴れ』(NHK)、2008年にはテレビドラマ『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』(フジテレビ系)などの人気作品に出演します。
俳優として順調にキャリアを積んできましたが、2022年頃から『ある悩み』を抱え始めたようで…。
35歳を過ぎてから、作品に対する向き合い方というか、このままのペースでやっていたら、シビアな話、お仕事をいただけなくなると思ったんです。
いただく役の需要が年齢とともに変わってきて、「いただいたお仕事に全力で取り組む」という意思だけじゃ「生き残れないな」と思って。
今までのスタンスで俳優業を続けていくのか、違う方向性にシフトするべきか、ここ3年ほどずっと悩んでいました。
撮影:grape編集部
20年という節目を迎えた2025年、比嘉さんは新たな環境に身を置いてチャレンジするため、新しい芸能事務所に所属。
マネージャーなど一緒に仕事をおこなうスタッフも一新され、新たなスタートを切りました。
人間関係も新しくなるため、私を知ってもらったり、相手を知ったりする努力が必要。
今は、新しいチームで稼働してから半年経過しているんですけど、チームのメンバーは誰よりもずっと一緒にいるので、日々感謝し、自分もおごらないようにリスペクトを持ってコミュニケーションを取るようにしています。
自分が行動できたことで出会えた新しい仲間なので、私にとって『ハッピーなハプニング』って感じです!
比嘉さんの言葉からは、現状維持では満足せず、変化を楽しむ姿勢がうかがえますね。
最後に、今後の抱負について教えてもらいました。
人生ってハプニングの繰り返しだと思うので、ハプニングを受け入れて、できる限りいろいろなことを楽しんで、挑戦し続けていきたいです。
決して怠惰な楽はしないように心掛けたいと思います!
撮影:grape編集部
インタビュー中は、終始和気あいあいとした雰囲気で、grapeの質問に答えてくれた、比嘉さん。
その言葉は優しさに包まれていましたが、同時に人生でさまざまな困難をのり越えてきた人だけが持つ、芯のある力強さも感じられました。
前向きに歩み続けてきた比嘉さんだからこそ、高野というキャラクターがより一層、深みと魅力を帯びて見えるのでしょう。
比嘉愛未 プロフィール
撮影:grape編集部
経歴
2005年に映画デビュー。2007年NHK連続テレビ小説「どんど晴れ」のヒロインを務め、その後様々な作品で幅広い役柄をこなしドラマや映画に数多く出演し、2025年にデビュー20周年を迎えた。『うるま市・盛岡市 友好都市大使』『沖縄県世界自然遺産大使』も務める。
出身地
沖縄県
生年月日
1986年6月14日
[文・構成・取材/grape編集部]