そして、ここからが冒頭でお話したYouTubeの話なのですが、今回の映像はYouTubeとInstagramを一緒にしたので『YOUSTAGRAM』と勝手に名づけることにしました。

ちょっと何を言っているかわからないと思うので、解説しますね。

ミュージックビデオの左右に何やらボタンがあります。

左側にある５つのボタン『A』は、Instagramみたいに全然違う雰囲気の色にフィルターかけられるのです。試しに押してみると、、ノーマルバージョンから派手な色、柔らかいトーンの色、クールなモノトーン、セピアな色、など5つのバージョンに切り替わります。

せっかくなのでもっと面白くできないか。。ということで考えたのが右側にあるボタンです。

上から【iPhone 『B』】これは実際に撮影中に僕のスマホで撮ったメイキング映像です。【ARC 『B』】は回り込んで撮影したもの。

【ZOOM 『C』】はアーティストの方のひたすらアップ、あとは日本語と英語の歌詞『D』だけでなく、ギターで弾き語りができるようにコード進行『D』も出るようにしました。

全部で10個のモードを楽しむことができる多機能MVです。

これ、非公式で勝手に作った機能なんですけど使っている技術はもちろん公式なものです（悪いことはしてません。）

アノテーションといって、YouTubeで動画をアップすると誰でも使える機能があります。

よくミュージックビデオの最後に「詳しくはこちら！」みたいなリンクがでますよね？あれって実は「同じ動画の中で時間を飛ばす」こともできるのです。例えば、今１０秒のところを１分１０秒に飛ばす、みたいなことです。

なので、あらかじめモードの違う１０個の動画を１つにまとめてアップしています。

そうすると３０分くらいになってしまうのですが、あとはアノテーションという機能を使ってひたすら動画内でリンクを飛ばす設定をすると、（ものすごくめんどくさいですが）誰でも多機能ビデオを作ることができます！

参考までに、どのくらいめんどくさいかと言うと、１０個のボタンを１秒設定するのに約１０分かかります。ということは、１０時間ぶっ通しでやっても６０秒、この曲は３分あるので設定するのに３０時間くらいかかりました。

ところが、１０個のモードの動画をひとつにまとめているので全部で３０分あるのです。つまり、フルで完成させようと思うと、１モードの設定に３０時間×１０モード、なので…。

スペインにある有名な建築家ガウディのサクラダ・ファミリアって知ってますか？ご本人はすでに亡くなっているのですが、建築が出来上がるのが２０２６年頃なんですって。ガウディさんの気持ちがちょっとだけわかったような気がしました。

というのは大げさですが、こうした事情もあり、実はまだこのYOUSTAGRAMも１秒ごとの設定は途中で、とりあえず楽曲の頭に飛ぶ設定にしています。

手伝っていただける方、絶賛募集中です。

ちなみにこのYOUSTAGRAMはまだ非公式な機能なのでパソコン限定です。スマホから見ている皆さん、すみません。

スマホからは動画の下のスクロールバーを移動させると、色んなモードを見ることができます！

YouTubeさん、ぜひ正式に導入されてみてはいかがでしょうか！！