美輪明宏、現在の活動は? 美しい昔の姿や名言に心打たれる
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歌手にして俳優、演出も手掛け多彩な交友関係でも知られる美輪明宏さん。
深い人生への洞察から来るアドバイスや、美しい歌声で、男女問わず多くの人から支持されています。
そんな美輪明宏さんの名言や、経歴、これからの活動など、さまざまな情報をご紹介します。
美輪明宏ってどんな人?
まずは美輪明宏さんのプロフィールをチェックしていきましょう。
生年月日:1935年5月15日
出身地:長崎県
所属事務所:オフィスミワ
16歳で歌手に 『天上界の美』と呼ばれる
美輪明宏さんは、長崎県の遊郭街にある飲食店で生まれます。さまざまな人間模様を目にしながら成長、国立音大付属高校に入学しますが、家庭の事情で中退。翌1951年、16歳でプロの歌手としてデビューしました。
当時から作家・三島由紀夫さんや江戸川乱歩さんと交流を始めています。特に三島由紀夫さんからは『天上界の美』と呼ばれるほど崇拝されました。
江戸川乱歩さんのファンだった美輪明宏さんは、本人に「名探偵・明智小五郎とはどんな人」と尋ねたことがあるそう。江戸川乱歩さんから美輪明宏さんへの答えは「明智小五郎は手首を切ったら青い血が出るような人」とのことで、「(美輪明宏さんは)面白い子だ」とも評価しています。
美輪明宏さんは1957年にシャンソン『メケメケ』をリリース。『メケメケ』は大ヒットし、時代の寵児となりました。
『ヨイトマケの唄』を発表したのは1966年。現在に至るまで知られる歌となりました。1967年には劇団『天井桟敷』の旗揚げ公演に参加、俳優としての活動を始めます。
翌年、美輪明宏さんは、三島由紀夫さん制作の戯曲『黒蜥蜴』で主演を務めます。『黒蜥蜴』は、同年に映画監督の深作欣二さんがメガホンをとり映画化されました。
自伝『紫の履歴書』を出版したのもこの年です。美輪明宏さんは著述家としても活躍を始め、多くの本をベストセラーとして世に送り出しています。
(左から)俳優の天地茂、美輪明宏、三島由紀夫 1968年
俳優としても活躍 ジブリ映画『もののけ姫』でモロの君役
その後は1970年には映画『日本人のへそ』に出演。『日本人のへそ』は、作家井上ひさしさんが原作の作品です。
1984年にはフランスでコンサート・ツアーを行い、1987年にもヨーロッパ各地で歌を披露しています。
美輪明宏さんは、1990年代には演劇活動を充実させました。1993~94年には、舞台『黒蜥蜴』を再演して評判をとり、1994年には寺山修司さん作の『毛皮のマリー』を上演しています。
1996年には三島由紀夫さん作の戯曲『近代能楽集より 葵上・卒塔婆小町』で主演。美輪明宏さんは同作で演出も務めています。1998年には舞台『双頭の鷲』で読売演劇大賞優秀賞を獲得しました。
異色の活躍としては、1997年に発表されたスタジオジブリ制作のアニメ映画『もののけ姫』のモロの君役があります。
2001年に、美輪明宏さんはタレントの及川光博さんを相手役にして『毛皮のマリー』を再演しました。
トーク番組『オーラの泉』(フジテレビ)が始まったのが2005年のことです。美輪明宏さんをメインとして、スピリチュアリスト・江原啓之さんを迎えた組は多くの人々に影響を与え、2009年まで続きました。
2010年、ドキュメンタリー映画『美輪明宏ドキュメンタリー ~黒蜥蜴を探して~』が公開されます。
映画『美輪明宏ドキュメンタリー ~黒蜥蜴を探して~』予告編
音楽活動としては、2011年にアルバム『白呪』を再発売します。2012年にはNHK紅白歌合戦に出場。紅白歌合戦には2015年まで連続出場しています。
2013年にはオリジナルアルバム『BRAVA DIVA MIWA』をリリース。翌年にはシャンソン歌手エディット・ピアフの名曲をカバーしたアルバム『愛の讃歌〜エディット・ピアフに寄せて〜』を発表しました。
美輪明宏、江原啓之と対談 あの番組の苦労は…
美輪明宏さんは、2011年10月9日放送のトーク番組『ホンネ日和』(TBSテレビ系)に江原啓之さんと共に出演しました。
※写真はイメージ
4年半、同じ番組で共演していた2人ですが、TVに慣れていない江原啓之さんは苦労があったようです。美輪明宏さんは江原啓之さんをフォローしていたと、次のように話しました。
最初、江原啓之さんは美輪明宏さんのやりかたに反発もしたそう。ですが、長くやっているうちに江原啓之さんは美輪明宏さんを信念の人だと思うようになったといいます。
美輪明宏、結婚について語る 思わずうなる名言
美輪明宏さんは、ジェンダーを超越している上、様々な舞台の役柄を演じてきた経験から、昔から結婚や恋愛について名アドバイスをしていると評判。
※写真はイメージ
美輪明宏さんの結婚生活について役立つ名言を、『花言葉』(美輪明宏著・パルコエンタテインメント事業部)からご紹介します。
花言葉
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エディット・ピアフの『愛の讃歌』をいつもコンサートの最後に歌う美輪明宏さん。「あれ以上の無償の愛を表現した歌はない」と美輪明宏さんは評価しています。愛について美輪明宏さんは深い洞察があるのでしょう。
美輪明宏の現在・これから
美輪明宏さんは、2019年1月現在放送中のバラエティ番組『ありえへん∞世界』(テレビ東京系)にレギュラー出演しています。
また、2019年2~7月にコンサート『美輪明宏ロマンティック音楽会〜抒情(リリック)の夕べ〜』を開くことに。 観客からは「涙をこぼした」、「美輪明宏さんが美しかった」という声が上がっています。
2019年4月2~21日にかけては、新国立劇場において『毛皮のマリー』を上演。『毛皮のマリー』は、評論集『書を捨てよ、町へ出よう』で有名な作家・寺山修司さんが美輪明宏さんにささげた作品です。
80歳を超え、舞台やコンサート、TV出演と精力的に活動する美輪明宏さん。今後も素晴らしい芸術を見せてくれることでしょう。美輪明宏さんの今後の活躍から目が離せません!
[文・構成/grape編集部]