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日本初!3.11の日、『国産液体ミルク』が解禁 災害時の備えや、普段使いにも

By - grape編集部  公開:  更新:

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※写真はイメージ

「母乳の出がよくない」「公共の場では授乳しづらい」「授乳の負担を少しでも減らしたい」といった理由で、粉ミルクを使っている人は多いでしょう。

しかし、粉の分量をしっかりと量り、熱湯で溶かし、何度も哺乳瓶を振り、一度冷まして温度を確認するなど、粉ミルクの使用は手間がかかってしまいます。

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そんな中、注目が集まったのは海外で普及している『液体ミルク』。ミルクをあげる際、お湯や水で溶かす手間がかからないのが特長です。

2018年に厚生労働省は液体ミルクの流通するための省令を改正し、日本国内でも液体ミルクが解禁されました。

しかし、流通していた液体ミルクは海外メーカーの輸入品のみ。日本国内で液体ミルクを製造するメーカーは存在しませんでした。

日本国内初の『国産液体ミルク』が販売開始

2019年3月11日、江崎グリコ株式会社(以下、グリコ)は日本国内初となる液体ミルクを販売開始。

消費者庁より特別用途食品の表示許可を受けた『アイクレオ赤ちゃんミルク』が全国で流通されます。

多くの父親や母親のため、2016年から乳児用液体ミルクの開発に着手していたグリコ。満を持して、東日本大震災から8年目の『3.11』に全国販売を開始しました。

『アイクレオ赤ちゃんミルク』は、本物の母乳に近付くよう成分や原料にこだわった商品。母乳と同程度のミネラル含有量やナトリウム量を調整しているため、赤ちゃんの身体に優しいミルクだといいます。

また、常温で保存ができ、賞味期限6か月という長期保存が可能なため、災害対策としても活用できます。

グリコによると、『アイクレオ赤ちゃんミルク』の使用方法や注意事項は以下の通りです。

■授乳の温度について

・常温のままでお飲みいただくことができます。

・液体ミルクは、製造工程ですでに無菌状態にされており、菌を不活化する必要がないので、温める必要がありません。(粉ミルクは、菌の感染力を失わせるために 70℃以上のお湯で粉を溶かし、その後、人肌まで冷ます必要があります)
また、小児科医の見解では、常温のまま飲ませても赤ちゃんの消化機能に問題はないといわれています。

・液体ミルクの冷たさが気になる際は、哺乳瓶などに移し替えてから、湯せんをするか、電子レンジで温めてください。温めすぎや温度には十分注意してください。

■開封後の取り扱いについて

・飲み残しは与えないでください。

・開封後はすぐにお飲みいただくことをお願いしています。開封後に時間をおかれますと、菌に汚染されたり、内容物が変質する可能性がありますので、飲むことはお控えください。

海外では普及している一方、日本ではあまり使用例がない液体ミルク。

今後、グリコは防災意識の啓発活動や液体ミルクの安全性と正しい使い方について周知する活動を進めていくとのこと。

これを機に少しずつ液体ミルクが広まり、多くの父親や母親がより暮らしやすい社会になるといいですね。

【アイクレオ赤ちゃんミルク】

販売店:全国のドラッグストアやベビー専門店など
希望小売価格:200円(税別)
容量:125ml
賞味期限:6か月


[文・構成/grape編集部]

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