『親友』を救うため 仕事を失い、車まで売ろうとした男性 迎えた結末は…
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出典:Randy Etter
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Dogs are man’s best friend(犬は男の親友)
これは飼い主の男性と愛犬の仲のよさをあらわす、欧米でよく聞かれるフレーズです。
アメリカに住むランディさんにも、かけがえのない親友がいます。
名前はジェミニ。子犬のころからずっと一緒に暮らしてきた、ランディさんの家族でありベストフレンドです。
ある日、ランディさんの恋人の娘とジェミニが遊んでいました。まだ赤ちゃんの娘は自分の哺乳瓶を投げて、ジェミニにとってこさせるのが楽しかったらしく、何度も繰り返していたといいます。
ジェミニにが哺乳瓶をくわえているのを見る度に、ランディさんはすぐにとりあげて哺乳瓶を洗い、娘に返していたのだとか。
しかしちょっと目を離したすきに、またジェミニが哺乳瓶をくわえて、哺乳瓶の先の部分を噛んで飲み込んでしまったのです。
ウェブメディア『The Dodo』によると、ランディさんはそのことに気付いていませんでした。そしてその後、ジェミニの体調に異変が現れ始めます。
ジェミニが嘔吐を繰り返すようになり、ランディさんはすぐに彼を病院に連れていきます。しかし最初の獣医師は原因を見つけることができなかったといいます。
ランディさんは、原因が分かるまでジェミニを連れて動物病院を転々としました。その結果、彼は病院通いに時間を費やしすぎて、仕事をクビになってしまいます。
それでもランディさんはあきらめず、病院を当たり続けます。そしてついにジェミニの体調不良の原因が、体内にある哺乳瓶の欠片だということが分かったのです。
診察の結果、ジェミニはすぐに手術をする必要がありました。手術費用は4千500ドル(日本円で約45万円)。しかしランディさんは手術代をすぐに用意することができません。
「もし親友(ジェミニ)を失ったら、俺は打ちのめされてしまう」
その時、ランディさんの心に迷いはありませんでした。彼は手術代を工面するために、自分の車を売ることにしたのです。
彼はFacebookで車の写真と共に、「死にかけている俺の犬のために車を売りたい。彼は俺の親友なんだ。彼が俺にとってどれほど大切か、みんなには分からないと思う」と投稿します。
結果的に友人がランディさんに2千ドルを貸してくれますが、それでも足りません。するとこの話が地元のチャリティ団体『S.O.A.R Initiative (Street Outreach Animal Response)』に伝わります。
『S.O.A.R Initiative (Street Outreach Animal Response)』の呼びかけにより、ランディさんとジェミニを助けたいという人たちから寄付が続々と寄せられます。そして最終的に3千ドルが集まり、ジェミニは手術を受けることができたのです。
手術から約2週間後、ランディさんのFacebookには病院から帰る途中の元気そうなジェミニの姿がありました。
ランディさんは、『The Dodo』にジェミニのために寄付をしてくれた人たちへの感謝の思いを語っています。
親友である愛犬の命を救うため、仕事を失い、車まで売って手術代を作ろうとしたランディさん。
彼にとって何より怖かったのは、仕事よりも車よりも、ジェミニを失うことだったといいます。
手術は成功し、ジェミニは順調に回復しているということです。これからもランディさんとジェミニがずっと一緒に幸せに過ごしていけるといいですね。
[文・構成/grape編集部]