坂上忍が『川崎無差別事件』に疑問 内容に「確かに」「私もそう思った」
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- 出典
- バイキング
2019年5月28日に神奈川県川崎市で起きた、無差別殺傷事件。
50代の男性がスクールバスを待っていた児童たちを刃物で襲い、わずか数十秒の間に19人を殺傷した後、自ら首を切り自殺しました。
同日夜、被害にあった児童らの通う学校側は記者会見を行い、事件の詳しい状況を説明。
現場にいた教頭の話によると、当時、いつものように列の先頭に立って児童を順々にバスに乗せていたところ、後方から子どもたちの叫び声が聞こえたといいます。
容疑者は無言で犯行に及んだため、子どもたちも状況が分からず、場は混乱。
教頭が後方に移動した瞬間、容疑者は児童に危害を加えるのをやめて走り去ろうとします。それを見たスクールバスの運転手がバスから降り、容疑者を追いかけました。
バスの運転手の行動を見届けた教頭は、「容疑者よりも子どものケアが優先」と考え場に留まり、助けを呼ぶため警察に通報。
教頭は路上で泣き叫んだりケガをしたりしている児童を含め、すべての子どもの被害状況を確認し、その中で1番重症と思える児童のそばで、救急車などの到着を待ったといいます。
坂上忍「誰の責任とかじゃなく、これからどうしていくか」
同月29日に放送された情報トーク番組『バイキング』(フジテレビ系)は、事件の詳しい状況について報道。
番組の出演者たちは、自分の身に置き換えて「自分がその場にいたらどうしていたか…」「きっと身動きができないだろう」と意見を口にします。
MCを務める坂上忍さんは、教頭やバスの運転手を始め、事件現場に居合わせた学校関係者の対応を「冷静な判断と勇気のある行動がすごい」と称賛。
次のような自身の考えを明かしました。
事件の責任を問う社会の風潮に疑問を呈した坂上さんの発言に、ネット上ではさまざまなコメントが寄せられています。
・学校側も被害者だよ。
・防ぎようのない状況で、学校側が責任を問い正されることに、疑問を感じる。
・確かに…。学校側の対応は、子どものケアを第一に考えたものだったと思う。
今回の事件において、学校側はまぎれもなく被害者です。子どもを守る大人として、学校関係者がその場でくだした決断や対応は、でき得る限りのものだったことでしょう。
いま周囲が優先すべきは、責任の矛先を探すことではなく、事件によって傷付いた子どもや関係者の心のケアなのではないでしょうか。
[文・構成/grape編集部]