『被害者を責める人の心理』を描いた漫画に反響 「そういうことか」「気を付けたい」
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ダルビッシュ有が日本に帰国 向かった先は…?2024年11月12日、メジャーリーグの『サンディエゴ・パドレス』に所属するダルビッシュ有選手が、自身のブログを更新。日本に一時帰国していたことを明かしました。
俳優・火野正平さんが逝去 腰痛の治療に励むも腰部骨折に火野正平さんが亡くなったことが分かりました。ご冥福をお祈りいたします。
- 出典
- @yohsuken
grape [グレイプ] society
「被害者が狙われやすい服装をしていたんじゃないか」
「普通はそんな手に引っかからない。油断をしていたんじゃないか」
犯罪が起こった際、悲しいことに被害者の落ち度を責める声をたびたび耳にします。
詐欺や傷害、性犯罪などの被害を受けて傷付いている人に対し、「被害に遭ったのはお前にも原因があったからだ」と後から責めることに意味はあるのでしょうか。
『被害者を責める人』の心理
そういった『被害者を責める人』が一定数いる理由について描いたのは、漫画家の洋介犬(@yohsuken)さん。
4コマで分かる、深層心理について描いた作品をご覧ください。
被害者を責める人の心理について『心の防御』と称した洋介犬さん。
そういった人は自分の心を守るために盾で身を守り、被害者を攻撃してしまうのです。
ちなみに、被害者を責める心理は『公正世界仮説』とも称されます。
【公正世界仮説】
「この世界は公正であり、公平にできている」と考えたがる認知バイアスのこと。
世界や社会に理想を抱き、理不尽に傷付けられることを否定する深層心理。
公正世界仮説を信じ、「正しく生きていれば必ず救われる」と思っていると、被害者に落ち度がない理不尽な出来事を否定したくなってしまいます。
「世界は公正で、公平にできている」と思い込みたいがため、つい被害者に『理不尽な目に遭った原因』を求めてしまうのです。
人間の深層心理について描いた作品に、多くの反響が上がっています。
・被害者の口をふさぐのは、こういった発言だよね。自分も気を付けたい。
・なるほど!「自分は大丈夫」と思いたいから他人の落ち度を探してしまうのか…。
・そもそも、事が起こった後に第三者が「こうすればよかったのに」って口を出すのがおかしい。
・被害者を攻撃せず、加害者に対する矛をちゃんと構えるようにしたいと思った。
きっと「正しく生きていれば救われる」という考えは、誰もが心の底で持っていることでしょう。
だからこそ、間違った使いかたをして盾で誰かを攻撃するのではなく、守るように意識していたいですね。
漫画初出:auスマートパスWEBサイト『だいたい日替わりどーがとまんが』
[文・構成/grape編集部]