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パリ同時多発テロ 親子の会話に涙

By - grape編集部  公開:  更新:

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出典:Facebook

130人以上の犠牲が出たパリ同時多発テロ。事件から数日たった今でも、その衝撃が心を離れることはありません。その中、ひとつの動画がSNSに公開され、大きな共感を呼んでいます。

動画の主人公は、パリ在住のAngel Leさんと彼の息子Brandonくん。ふたりはパリの一角に設置された追悼のスポットに足を運びました。そのふたりが、身近で起きた恐ろしい出来事を振り返り、それを乗り越えようとしています。

意地悪な人たち

息子: (この事件を引き起こした人たちは)意地悪なんだ。悪い人たちは、優しくないんだ。それに、気をつけなきゃ。引越さなきゃいけないから…。

父親: 大丈夫だよ。引っ越しなんてしなくていいんだよ。フランスは、僕らの故郷なんだから。

息子: でもお父さん、悪い人たちがいるんだよ。

父親: うん。でも、悪い人たちは、どこにでもいるんだ。

息子: それに、彼らは銃を持ってて…。本当に意地悪な人たちだから、僕たちを撃っちゃうんだよ。

Facebook ーより引用

私たちには、花がある

父親: 大丈夫。彼らは銃を持ってるかもしれない。でも、僕らは花を持っているんだ。

息子: でも、花は何もできないよ。花は…。

父親: そんなことはないよ。あそこを見て。みんな花を置いているだろう。あれは、銃と立ち向かうために置いているんだよ。

息子: 僕たちを守るため?

父親: そうだよ。

息子: …ろうそくも?

父親: ろうそくは、昨日いなくなってしまった人たちを忘れないようにするためだよ。

息子: 花とろうそくは、僕たちを守ってくれるんだね?

父親: そうだよ。

(レポーター: 少し気持ちが楽になった?)

息子: うん。楽になった。

Facebook ーより引用

この動画はFacebookに公開され、その後瞬く間に1,100万回以上シェアされました。それだけではなく、様々な言語に字幕化されるなど、大きな反響を得ました。

1人の少年の戸惑いと、それをあやす父親の暖かい言葉…。花だけではテロから私たちを守ることはできないかもしれません。ですが多くの人は、ニュースで流れ続ける恐怖の数々に疲れ果て、ひとつの癒しを求めていたのかもしれません。

レポーターと偶然の出会いでできたひとつの動画…。ふたりの暖かい会話が、今後も怯える人たちの「花」になってくれることを切に願います。

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出典
Facebook

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