被害者の実名報道に、中居正広が苦言 その内容に「素晴らしい!」「自分もそう思う」
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- 出典
- ワイドナショー
2019年7月18日、京都市伏見区にあるアニメーション制作会社『京都アニメーション』で放火事件が発生し、従業員35人が命を奪われました。
事件後、京都アニメーション側は遺族の同意を得ていない被害者の実名報道は控えるよう報道機関に呼びかけを行い、遺族の同意を得た被害者数名のみが実名報道されていました。
しかし、京都府警は同年8月27日に被害者全員の実名を公表。多くのメディアで被害者が実名報道され、ネットでは批判的な声が上がっています。
『京アニ放火事件』実名報道に、中居正広が疑問
同年9月1日に放送された情報番組『ワイドナショー』(フジテレビ系)では、今回の件について特集。
MCの松本人志さんは、1985年に起こった日航機墜落事故を例に挙げ「以前は全員の名前が当たり前のように出ていたけど、今後は配慮していかないといけないところなのかもしれない」と真剣な表情でコメントしました。
また、ゲストの西川貴教さんも「時代に合わせて配慮していく必要があるのではないか」と、報道の在りかたに変化を望んでいるようです。
続いて、ゲストの中居正広さんは遺族の立場で考え、このように意見を述べました。
「自分が遺族だったら、被害者の名前を出してほしくない」と正直な気持ちを明かした、中居さん。
同番組に出演している弁護士とリポーターによると、実名報道する意義は「情報の正確性を高めること」に加え、「被害者の名前や写真、生前のエピソードを報道することで、事件の残虐性を伝え、風化されないようにするため」といいます。
番組を見ていた人から、ネットでいろいろな意見が上がりました。
・中居さんの遺族に寄り添った考え、とても素敵です。私も「いまはそっとしておいて」と思う。
・遺族が実名報道を望んだなら問題ないけど、「やめて」といっているのに公表するのは疑問を覚えます。
・確かに「〇人」という数字より名前のほうが現実味はある。難しいところだな。
時代が変わるにつれ、世の中のいろいろなものが少しずつ変化を遂げています。
インターネットの普及で情報の伝達速度が高まった現代、報道も時代に合わせて変わっていくかもしれません。
[文・構成/grape編集部]