オイルポット代用アイテム7選!身近なもので安全に油を保存する方法
公開: 更新:

※写真はイメージ

まだ大学芋作ってる? ミツカンのアイディアに「ホクホク」「米が進む」【最強おかず】秋の味覚である、サツマイモを使ったレシピは多くありますよね。 しかし、サツマイモには甘味があるので、「ご飯のおかずにはなりづらい」と感じることはありませんか。 そこで、ご飯に合いそうなサツマイモのおかずをリサーチ。株式会...

めんつゆの活用法に「そんな手が!」 ヤマキに聞いたおすすめレシピ3選本記事では、めんつゆを使ったおすすめのレシピをヤマキ株式会社に取材し、紹介しています。






揚げ物をした後の、使い終わった油。「まだきれいだから再利用したいけど、専用のオイルポットがない」と、処理に困った経験はありませんか。
「とりあえず空いたペットボトルに入れようか」「でも熱いまま入れても大丈夫だろうか」と考えて、手が止まってしまうこともありますよね。
実は専用の道具がなくても、キッチンや家の中にあるものでオイルポットの代用は可能です。身近なアイテムだけで、油を無駄なく安全に再利用できるかもしれません。
本記事では、オイルポットの代用になるアイテムや、選ぶ際のポイント、注意点について解説します。油を安全に保存したい人は、ぜひ参考にしてください。
オイルポットの代用に使える身近なアイテム7選
オイルポットがなくても、家庭にあるものを工夫して使うことで、油の保存はできるといわれています。どのようなアイテムがあるのか、気になりますよね。
ここでは、代表的な7つのアイテムをご紹介します。
1.ペットボトル
※写真はイメージ
ペットボトルは手軽に入手でき、使い終わったらそのまま処分できる点から、オイルポットの代用品としてよく挙げられるようです。
キャップをしっかり閉めれば、こぼれる心配がなく、酸化も防げるでしょう。
ただし、熱いまま油を注ぐと容器が変形するおそれがあるため、オイルポットの代用にする際は油を冷ましてから使ってください。
また、ペットボトルに油を注ぐ前に水気をしっかりとらないと、再利用する際に水ハネするおそれがあるため、注意が必要です。
2.急須
※写真はイメージ
茶こしつきの急須をオイルポットの代用にすると、油こし器を使わずに揚げカスと油を分けて保存しやすいでしょう。
また、注ぎ口のおかげで油を別の容器に移し替えやすい点もメリットのようです。
ただし、急須は容量があまり多くないため、一度にたくさんの油を保存したい場合の代用には向かないかもしれません。
3.耐熱ガラス瓶
※写真はイメージ
耐熱性のあるガラス瓶は、油のにおい移りが少ないとされているため、オイルポットの代用に適しているといわれています。
密閉できる蓋つきの瓶を使えば、油が空気に触れるのを避けられ、酸化防止や衛生面での安全もはかれるでしょう。
一方で、ガラス瓶は光を通す素材でできているため、光による油の劣化を進行させるおそれがあるとされています。油を入れた後は暗所に収納するなど、保管方法に気をつけましょう。
4.水筒
※写真はイメージ
水筒は密閉性が高いとされ、こぼれる心配がない点からオイルポットの代用に適しているといわれています。
特に熱に強いとされるステンレス製のものであれば、油が熱いままでも容器に移し替えられるでしょう。
ただし、容器内の油が冷めにくかったり、水筒の蓋のパッキン部分が油で洗いにくかったりするデメリットもあります。オイルポットの代用にする際は、油を十分に冷ましてから使うのがおすすめです。
5.牛乳パック
※写真はイメージ
牛乳パックは上部を大きく開けられるため、オイルポットとして代用した際に油をこぼさずに入れられるでしょう。手軽に入手できる点も魅力です。
自治体にもよりますが、牛乳パックの場合は油が不要になった際、新聞紙やキッチンペーパーを詰めてそのまま燃えるゴミとして廃棄できる利点もあるといわれています。
一方で、牛乳パックは紙でできているため油がしみこむ可能性があり、保存性はあまり高くないでしょう。
密閉性も高くないため、テープなどで固定しておくなどの工夫が必要なようです。また、牛乳パックは熱にも弱く、油を入れる時は冷ましてからがおすすめだといわれています。
長期間の保存には適さないとされているため、油を入れた後はできるだけ早く使い切りましょう。
6.ステンレス容器
※写真はイメージ
ステンレス容器は耐熱性に優れ、サビにも強いとされているため、オイルポットの代用になるといわれています。
直射日光を避けて保管すれば、2〜3週間の保存にも向いているでしょう。
油を長く保存したい場合におすすめの代用品です。
7.ホーロー製の容器
※写真はイメージ
ホーローはガラス質の膜である『釉薬(うわぐすり)』を金属の表面に焼きつけた素材で、熱に強くにおい移りしにくいとされています。
一方で、衝撃に弱く割れやすいため、落としたりぶつけたりすると破損する可能性が高いようです。油を注ぐ際や容器を移動させる際は丁寧に扱いましょう。
オイルポットの代用品を選ぶうえで確認すべきポイント
※写真はイメージ
オイルポットの代わりにする容器を選ぶ際、選び方を誤ると油の品質や衛生面に影響する可能性があるため、注意が必要です。
ここでは、代用品を選ぶ際に確認しておきたい主なポイントをご紹介します。
密閉できるかどうか
油は空気に触れると酸化しやすいようです。そのため、蓋がしっかり閉まる密閉性の高い容器を選ぶことが重要でしょう。
密閉することで空気と触れる面積が狭くなるため、油の酸化を軽減できると考えられています。しっかり密封できる代用品であるかどうかで、保存できる期間にも差が出るでしょう。
洗いやすさと衛生面
容器の内部が複雑な形状だと、洗い残しが発生しやすいといわれています。油はにおいや汚れが残りやすいといわれているため、洗い残しを出さないためにもシンプルな構造で洗いやすい容器を選ぶとよいでしょう。
容器が汚いと保存する油の衛生面に不安が残りますよね。清潔さを保てるかどうかも、代用品を選ぶうえで大切なポイントといえます。
オイルポットを代用する時の4つの注意点
オイルポットをほかのもので代用する際は、容器の選び方だけではなく、保存方法にも注意が必要です。
ここでは、オイルポットを代用する際の4つの注意点を解説します。
1.油は必ず冷ましてから容器に入れる
※写真はイメージ
使用直後の油は高温である場合が多いため、代用品にそのまま入れると容器を変形させたり破損させたりするおそれがあり、注意が必要です。
油を保存する際は、常温まで冷ましてから容器に移すのがよいとされています。油は冷たくなりすぎると粘りが出るとされているため、こしやすさを考慮して常温程度にしておくのがおすすめです。
代用品を長く使うための手順として覚えておきましょう。
2.保存する容器には必ず蓋をする
※写真はイメージ
油は空気に触れることで酸化が進み、風味や品質が落ちやすいといわれています。
そのため、保存する際は必ず容器に蓋をして、密閉状態を保つことが大切です。
また、蓋をすることで、ほこりやゴミの混入防止にもなるでしょう。油の清潔さを保ち、できるだけ長く使えるようにするためには欠かせない保存方法といえます。
3.直射日光を避けて保管する
※写真はイメージ
油は光や熱の影響を受けやすいため、直射日光が当たる場所に置くと酸化が進みやすいようです。
保存する際は、戸棚の中や涼しい場所など、日光が当たらない環境を選ぶと安心でしょう。
熱に強いとされるステンレス容器や、遮光性のある容器を利用するのも効果的といわれています。
4.できるだけ早めに使い切る
※写真はイメージ
油は時間が経つにつれて酸化が進み、風味や安全性に影響を与えるようです。
そのため、再利用する場合はできるだけ早めに使い切ることが大切とされています。
新しい油とうまく使い分けながら、短期間で消費しましょう。
油こし器の代わりに使えるアイテム3選
揚げ物などで使った油を再利用する際は、カスを取り除くための油こし器が欠かせないようです。しかし、専用の油こし器が家にない場合もあるでしょう。
専用の油こし器がない場合、家庭にある道具で代用できるとされています。ここでは、油こし器の代用品として代表的なアイテムを3つご紹介しましょう。
1.茶こし
※写真はイメージ
茶こしは網目が細かいアイテムであるため、油に混ざった小さなカスを取り除くのに利用できるようです。
また、サイズがコンパクトで、少量の油をこすのに適しているとされています。
使用後は網目についたカスをブラシで取るなど、こまめに手入れをすれば長く使えるでしょう。
2.ザル
※写真はイメージ
ザルは容量が大きいため、一気に油をこしたい場合の油こし器の代用に使えるとされています。
しかし網目が粗いため、大きめのカスを取り除くのには適していても、細かいカスまでは取り切れない可能性が高いようです。
必要に応じてキッチンペーパーやフィルターを重ねて使うと、細かいカスも取りやすくなり、よりしっかりこせるようになるでしょう。
3.コーヒードリッパー
※写真はイメージ
コーヒードリッパーは紙フィルターと組み合わせることで、細かいカスまで取り除けるといわれています。
注ぎ口が安定しているため、油をこしながら容器に移す際にも扱いやすいとされており、油をこぼさずに移し替えられるでしょう。
油こし紙の代わりに使えるアイテム3選
油をオイルポットや代用品に入れる際、油こし紙を利用すれば、より細かなゴミやカスを取り除けるとされています。料理で使用した油を再利用したい際には、あると便利なアイテムといえるでしょう。
油こし紙がない場合は、代わりになるアイテムを使うのがおすすめです。ここでは、油こし紙の代わりに使えるアイテムを3つご紹介します。
1.コーヒーフィルター
※写真はイメージ
コーヒーフィルターは紙製で目が細かいため、油こしの代用品としてカスをしっかり取り除けるでしょう。
使い捨てが可能な紙製のものもあるため、後片づけを簡単に済ませたい人におすすめの代用品です。
ただし、網目が細かいぶん、ろ過するのに時間がかかるとされています。時間に余裕がある人や慎重な性格の人向けのアイテムといえるかもしれません。
2.キッチンペーパー
※写真はイメージ
キッチンペーパーは家庭に常備されていることが多いアイテムであるため、手軽に使える油こし紙の代用になるといわれています。
ただし、キッチンペーパーは油を吸収しやすいとされているため、こす最中に油が吸われて量が減る可能性が高いようです。コーヒーフィルターなど、ほかに代用品になりそうなものが家にない場合に使うとよいでしょう。
3.ティッシュペーパー
※写真はイメージ
ティッシュペーパーも、手に入りやすいとされる油こし紙の代用品です。
家に常備されていることが多いうえ、油を吸いすぎることもなく、さらに数枚重ねて使えば、細かいカスを取り除けるといいます。
ただし、重みがない素材であるため、使用中に少しの風が吹くだけで飛んでしまったり、油の重みで容器の中に落ちたりするリスクも高いようです。
使う際は、ティッシュの位置がズレないように手で押さえたり、ゴムで固定したりする工夫が求められるでしょう。
まとめ
オイルポットの代用は、ペットボトルや急須、ガラス瓶に水筒、牛乳パック、ステンレス容器にホーロー製の容器といった、身近なアイテムで行えるでしょう。
さらに、茶こしやザル、コーヒードリッパーを一緒に使えば、油こし器や紙がなくても油をこせるかもしれません。
ただし、どの代用品を使う場合でも、油を冷ましてから移したり蓋をしたりといった注意点を守ることが大切です。これらは、油の品質を守り、長く保存するために欠かせない注意点といえます。
こうした注意点を押さえたうえで、オイルポットがない場合の油の保存環境を整えてみてください。
[文・構成/grape編集部]