ほかの地域では見られない? 北海道にあるレアな『動物注意』の標識、もっとも数が多いのは…
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- 協力
- 国土交通省北海道開発局






山間部を通る高速道路や一般道には、真ん中に動物のイラストが描かれたひし形の標識が立てられていることがあります。
これは『動物飛び出し注意』の警戒標識。描かれている動物はシカやタヌキ、サルなどが思い浮かぶでしょう。
しかし、自然豊かな北海道ではほかの地域で見られないような『レア』な警戒標識があるのだとか。
一体どんな警戒標識があるのでしょうか。
北海道旅行ではぜひチェック!
国土交通省北海道開発局に取材したところ、以下のような回答がありました。
あくまで国土交通省北海道開発局が管理する道内の国道に限ってですが、描かれている動物は牛、馬、タヌキ、キツネ、シカ、クマ、ツルの全7種類です。
これらの動物はひし形の警戒標識以外にも、動物の飛び出し注意をうながす長方形の注意看板にも描かれていることがあります。
クマやキツネは北海道らしい標識ですし、ツルも珍しいですよね。
牛や馬といった動物も、ほかの地域ではあまり見かけないでしょう。
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では、上記の7種類のうちもっとも多く設置されているのはどの動物なのでしょうか。
同じく国土交通省北海道開発局に聞いてみました。
道内の国道には『動物飛び出し注意』の警戒標識や注意看板が約1400基設置されています。
その中でもっとも多いのが『シカ』です。北海道はエゾシカが生息しており、秋から冬には衝突事故も多発しているため、注意が必要です。
北海道に生息するエゾシカは、奈良公園などに生息している本州のシカと比べて体も大きいため、車と衝突した際には重大な事故にもつながりかねません。
北海道をドライブする際には、もっとも注意するべき動物といえそうです。
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逆に、もっとも少ないのは『タヌキ』と『馬』とのことでした。
タヌキ(エゾタヌキ)は北海道での生息数が少ないということもあり、標識なども少ないのかもしれませんね。
実際に北海道の道路を走行すると、郊外ではかなりの頻度で『動物飛び出し注意』の標識や看板を見かけます。
標識のある場所では、より注意深く運転するようにしましょう!
[文・取材/大西トタン@dcp・構成/grape編集部]