【全文レポート】岡田准一、『イクサガミ』の稽古中に? トラブルへの対応に惚れること間違いなし…!
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2025年11月13日、東京都台東区の浅草寺で、ドラマ『Netflixシリーズ「イクサガミ」』の配信記念イベントが開催されました。
同ドラマは、同日より動画配信サービス『Netflix』で配信され、主演とプロデューサーを俳優の岡田准一さんが務めます。
イベントには、岡田さんをはじめ、計13名の豪華キャストが登場!
出演者の藤﨑ゆみあさん、清原果耶さん、東出昌大さん、染谷将太さん、早乙女太一さん、遠藤雄弥さん、岡崎体育さん、吉岡里帆さん、二宮和也さん、玉木宏さん、伊藤英明さんに加え、藤井道人監督がドラマの魅力や撮影の裏側をトークしました。
撮影:grape編集部
『イクサガミ』は同名小説を原作とした時代劇バトルアクション。明治の日本で、元人斬りの剣豪・嵯峨愁二郎が家族を救うため、デスゲーム『蠱毒』へ身を投じる様が描かれます。
本記事では、ファンが集まる中、約1時間おこなわれたイベントの様子をほぼ全文レポートします!
岡田准一らイベント出演者13名がコメント!
イベント開始直後、二宮さんが演じる謎の男・槐の声が響き渡り、『蟲毒』のスタートを宣言。
『蟲毒』の参加者に扮したエキストラたちが会場全体に散り、迫力満点の『LIVE殺陣アクション』がおこなわれました!
撮影:grape編集部
目を離せない殺陣が続く中、客席の後列から岡田さんが物語のキーとなる『木札』を拾って登場!
続けて、出演者と藤井監督が客席の両サイドから現れ、会場の盛り上がりは最高潮に達しました。
撮影:grape編集部
はじめに、監督と出演者一人ひとりから、挨拶と作品に対する意気込みを語っていきます。
嵯峨愁二郎役/岡田准一
本作で主人公の嵯峨愁二郎役をはじめ、自身初となるプロデューサーとアクションプランナーを務めた、岡田さん。
「日本でも世界でも売れる時代劇を、若い世代で作る」という強い思いで、制作に臨んだそうです。
撮影:grape編集部
岡田:
より守りに入るのではなくて、攻めたものを作りたかったんです。
よりアグレッシブに、『モアストーリー性、モアキャラクター性、モアエモーショナル』っていうことを掲げて「世界に見せていくんだ」という気概を大事にすると、藤井くんしか考えられなかったんですよね。
2022年に『イクサガミ』の制作の話を聞いた時、岡田さんは「監督が藤井くんであることが絶対条件だった」と語ります。
藤井監督は、映画『余命10年』『ヤクザと家族 The Family』『新聞記者』などの話題作で高い評価を得ている実力派の映画監督で、岡田さんとは、2023年公開の映画 『最後まで行く』でタッグを組んでいました。
香月双葉役/藤﨑ゆみあ
猛者ばかりが集う『蟲毒』の参加者で、『最弱』と位置づけられる香月双葉役を演じた、藤﨑さん。
病床の母を救うべく奮闘する双葉を演じる上で、彼女の持つ『優しさ』を大切にしたと語ります。
撮影:grape編集部
藤﨑:
どんな時も、双葉が『蟲毒』に入り込んだ原点である「母上を救いたい」という強い思いと、村のみんなのためにここに来たんだっていう覚悟を忘れずに演じました。
『蟲毒』の世界はとても過酷で、時には残酷な場面も多いんですけど、双葉はどんな時にも人を信じてまっすぐに向き合って、希望を持ち続けていました。
その姿は、ただの優しさだけでなくて、双葉にしかない強さだと私は感じていまして、自分自身と向き合いながら、一つひとつのシーンを大切に表現しました。
衣笠彩八役/清原果耶
愁二郎の義理の妹で、『京八流』を受け継ぐ剣士の衣笠彩八役は、清原さんが担当。
義理の兄への複雑な感情や、剣士としての葛藤を演じるにあたって、特に意識したことを話しました。
撮影:grape編集部
清原:
彼女が生まれてからずっと追ってきた、強さへのさまざまな葛藤を大切に感じています。
彩八が発する言葉の一つひとつから感じる温度感を心に置いて撮影に臨みました。
柘植響陣役/東出昌大
『蟲毒』には、剣士だけでなく、さまざまな力を持つ者たちが参加します。
元伊賀忍者・柘植響陣役を務めた東出さんは、知略に長けた策士を演じるためにキャラクターの裏表を意識したそうです。
撮影:grape編集部
東出:
響陣は、飄々(ひょうひょう)としてるんですけれども、実際には武術に長けていて強さもある。
彼の裏表みたいなところは、推理要素にもなると思うので、何を考えながら『蟲毒』に参加しているのかも一緒に楽しんでいただければと思います。
カムイコチャ役/染谷将太
アイヌの弓使いで、故郷を守るために戦うカムイコチャを演じる、染谷さん。
「子供と子供を守るものは殺さない」という独自の掟を持つカムイコチャを、染谷さんは、自分なりに解釈して演じたといいます。
撮影:grape編集部
染谷:
カムイコチャは、命を尊く思っているキャラクターだと思います。
彼が、『蟲毒』に参加しなければいけない状況に陥っているっていう葛藤を大切にして、演じました。
化野四蔵役/早乙女太一
愁二郎の義理の弟で散り散りになった兄妹を探す、化野四蔵役の早乙女さん。
秘伝の『京八流』を受け継ぎ、最高の才能を持つ四蔵の魅力を引き立てるために、岡田さんと綿密に話し合ったそうです。
撮影:grape編集部
早乙女:
岡田さんから「早乙女くんの特色を生かした殺陣を作りたい」と言っていただいて。
だから岡田さんとのシーンは、ほとんど2人で作らせてもらって、僕が「こういうのができます」とか「こういうのどうでしょうか」ってすり合わせをしていました。
祇園三助役/遠藤雄弥
四蔵とともに『蟲毒』に参加した祇園三助は、『京八流』の中でも兄弟愛が強いキャラクター。
演じた遠藤さんは、三助の中にある情や覚悟を演じる上で、印象的だったシーンを振り返りました。
撮影:grape編集部
遠藤:
僕は『京八流』の絆を大事に演じました。
第3話の回想シーンで若かりし頃の兄弟が出てくるんですけど、そのメイクアップだったり、若かりし頃の兄弟の絆だったり、面白く見ていただいたらいいなと個人的には思います。
蹴上甚六役/岡崎体育
岡崎さんが演じる蹴上甚六も、『京八流』を受け継ぐ1人。
とてもクセのある人物を演じていて、岡崎さんは驚いたことがあると語りました。
撮影:grape編集部
岡崎:
演じた後、キャストがSNSで発表された時に、原作を読まれていた人々から非常に驚きの声がありましたね。
おそらく原作と一番かけ離れたキャラクタリングをされているキャラクターなんじゃないかなと思います。
原作を読まれてる人は、ドラマで違った甚六を楽しめると思うし、ドラマから甚六を知った人は、「原作はこんなキャラクターやったんや」って2度楽しめるようなキャラクターになっていますよ!
嵯峨志乃役/吉岡里帆
愁二郎が『蟲毒』に参加するきっかけとなった、妻の嵯峨志乃を演じるのは、吉岡さん。
夫の帰りを待つ妻の思いを、丁寧に表現したといいます。
撮影:grape編集部
吉岡:
戦うきっかけになる役でもありますし、愁二郎さんが戦って必ず生きて帰る理由にもならなきゃいけないキャラクターです。
私自身が誰よりも愁二郎さんを信じるっていうことを大事に演じました。
槐役/二宮和也
二宮さんが演じる槐は、『蟲毒』を運営する謎の男として描かれます。
『蟲毒』を支配するゲームマスターとして物語のキーとなる人物ですが、出演までにはどうやらひと苦労あったようで…。
撮影:grape編集部
二宮:
僕は「もう勘弁してくれ」って言ったんですけど、プロデューサーから「どうしても出てほしい」と言われまして(笑)。
それで、現場に行かせていただいたら、すごい人たちばかりいて。
この人たちが一斉に僕を見て、僕の話を聞いてると思うと、とんでもない世界だなと思っちゃいました。
圧倒されたし、どこのカットを見ても主役しか映ってないということが、僕はすごく驚きでしたね。
なので、この作品に出演できて、幸せだなっていう風に思います。
菊臣右京役/玉木宏
『蟲毒』の中でも、ひと際異彩を放つ太刀使いの菊臣右京を演じる、玉木さん。
『公家の守護神』と呼ばれる元武士を演じるために、意識したことを語りました。
撮影:grape編集部
玉木:
『蟲毒』の参加者で、もっとも正当派なんじゃないかなという思いで演じております。
そして、無骨と対峙するシーンもありますので、対比という意味で気品も大事にしようと思っていましたし、家を再興させるという強い思いで『蟲毒』に参加する…そんな思いで演じておりました。
貫地谷無骨役/伊藤英明
玉木さんの話にも上がっていた、貫地谷無骨役を演じるのは、伊藤さん。
戦いが生きがいで、愁二郎と因縁がある相手として描かれます。
『暴力の権化』と言っても過言ではない無骨を表現するために、原作の雰囲気を壊さないように意識したとか。
撮影:grape編集部
伊藤:
原作者の今村翔吾先生が作った世界観を大事にしながら、時代劇の持っている独特の型みたいなのを崩しつつ、無骨が立っているだけで暴力のにおいがするということを意識していました。
藤井道人監督
出演者に続いて、藤井監督が配信初日を迎えた感想を率直に語りました。
撮影:grape編集部
藤井:
岡田さんからいただいたバトンは、プレッシャーもあったんですけども、この場にいる素晴らしいキャストとスタッフと一緒に『イクサガミ』に携われたことが嬉しかったです。
アクションだったり、ドラマだったり、日本の美だったり、たくさんの魅力を去年1年間かけて詰め込んだつもりでございますので、今日から見てくださる観客のみなさまには、楽しんでいただければなと思っております。