entertainment

【全文レポート】岡田准一、まぶた切れても撮影続行! 『イクサガミ』の舞台裏がすごすぎた…!

By - 中田りょう  公開:  更新:

Share Post LINE はてな コメント

『イクサガミ』で印象に残ったことは?

挨拶が終わったところで、『イクサガミ』の撮影の裏側や印象に残っているシーンを出演者と藤井監督で振り返ることに。

4つのトークテーマが展開されました。

岡田准一「日本の美を再発見してほしい」

1つ目は『何度でも見てほしい!私のお気に入りシーン』というトークテーマ。

まずは藤井監督に、アクション以外のお気に入りシーンを語ってもらいました。

藤井:

自分の中では、祭りですかね。

岡田さんからこの企画をいただいた時も「日本の美をしっかり伝えたい」ということを重視していました。

今日の舞台である浅草寺のように、仏閣や逆さ富士、祭りなどたくさんの日本の美というものを作品に込めました。

例えば、1周目はアクションに魅了された人々も、2周目で日本の美を再発見していただけるような作品になってくれたら嬉しいです。

岡田さんも、日常に溶け込む日本の奥ゆかしい部分を撮影で大事にしたといいます。

岡田:

時代劇では、当時の暮らしを映すのが、大事な要素だと思っていて、日常の中にある日本の美を特に意識しました。

第2話で双葉が神楽を舞うんですけども、彼女が舞う姿はとても美しいので見てもらいたいですね。

藤﨑さんも、第2話で神楽を舞うシーンは印象に残っているそうで「絶対に見てほしい場面です」とコメントしました。

司会者が「過去の日常が見えることが大事?」と聞くと、岡田さんはこだわりを持って次のように説明します。

岡田:

いい時代劇は、やっぱり暮らしが映ってるって勝手にイメージがあるんですよ。

夜の祭りで提灯が揺らめく日本的な美しさの中で、無骨が台風の目のように切り崩していくと、ギャップのある画が撮れるんですよ。

ワンカットごとに意味があるようなことを文化として映していこうというのは、すごく意識した現場でした。

撮影:grape編集部

撮影:grape編集部

岡田:

撮影を通じて、僕ら自身も日本の美を再発見して、哲学を持ってちゃんと作り上げました。

時代劇をアップデートするためには、先輩たちがおこなってきたことをリスペクトしながら、自分たちがアップデートしたいと思うことをスタッフ一人ひとりが叶えていかなければなりません。

たとえば、最後の戦いのシーンは川で終わるんですけど「やっぱ三途の川がいいね」って言って実現しました。まあ、そんな場所を探すのも大変なんですが(笑)、そういうのをできるだけ叶えていきながらやっていた現場だったと思います。

清原さんが特に気にいっているのは、第1話の冒頭で描かれる戊辰戦争のシーン。

清原さん自身は出演していないものの、実際に視聴した際に「思わず声が出てしまった」と言うほど圧巻のアクションが描かれていたそうです。

岡田さんは、チーム全員で撮った気合いのシーンだったと振り返ります。

岡田:

第1話の冒頭は、監督が「ワンカットで戦争のシーンを撮りたい」と言うので実現しましたね。

僕だけが戦っているアクションを撮っているんじゃなくて、場全体が戦っている画を撮るように心掛けました。

スタッフに「床にくるぶしまで水を引いてくれ」って言えば引いてくれるし「あそこを上がれるようにしたいな」って言ったら崖を坂にしてくれて。

どういう風にワンカットで撮れるのかをスタッフたちが検証しながら、チーム全員で臨んでいったシーンでしたね。

藤井監督は「岡田さんをたくさん傷つけてしまった」と申し訳なさそうに話しながらも「素晴らしいファーストカットになった」と振り返りました。

また、『蟲毒』の撮影には参加していない吉岡さんには、お気に入りのシーンが2つあるといいます。

吉岡:

私は『蟲毒』に参加してないメンバーなんで、戦いのシーンは初めて見るんですよね。

で、今日一気に見ちゃったんですけど「この人ここで死ぬの!」と思っちゃうぐらい豪華キャストの人が一瞬で死んじゃうんですよ。

思わず、何回もちょっと巻き戻して見ちゃいました(笑)。

そして、妻目線だと、やはり第2話の愁二郎さんが覚醒する瞬間は、めちゃくちゃかっこよかったです!

戦っているキャラクターのスイッチが入る瞬間がそれぞれにあるんですけど、かっこいいと思いましたね。

撮影:grape編集部

撮影:grape編集部

第2話の覚醒シーンは「本当に大変でした」と岡田さんは振り返りました。

岡田:

あのシーンは、緻密な位置取りをして、全部成立させました。

本当はこういうスピード感のあるシーンって、全部ゆっくりやるんですよね。

1、2、3、4とかっていうぐらいのゆったりとしたスピードでやるんですが、僕はリアルなスピードで撮影するのをこだわりました。

エネルギーが切れない、芝居が切れないために、アクションチーム全員が頑張っていました。彼らに賞賛を送りたいです。

伊藤英明「岡田さんの姿に惚れました」

2つ目は『撮影を通して惚れたと感じた共演者は?』というトークテーマ。

大先輩が多くいる現場で、藤﨑さんが惚れた共演者が…。

藤﨑:

素敵な人ばかりで悩むんですけど、私は清原さんに惚れました。

今回、清原さんと一緒になるシーンは多かったんですが、元々小さい頃からすごく好きで演技を見ていたんです。

そして、いざ現場で彩八として目の前に立った瞬間に、目が合ってるだけじゃなくて、もう心を見抜かれてるような目線でこちらを見てきて。

彩八は容姿がクールで鋭いんですけど、中身はとても温かくて、すごく思いやりのある役。

自分自身、難しいシーンが多く、清原さんに助けられていたので、特に印象的です。

撮影:grape編集部

撮影:grape編集部

藤﨑さんの突然の『ガチ惚れ』発言に、さすがの清原さんもたじたじでした。

清原:

なんというか、感激です!ありがとうございます。

ゆみあちゃんが現場で地道に努力を重ねていく姿を私も間近で見ていたので、私も負けないようにじゃないですけど「一緒に走り続けられるように頑張ろう」と思っていました。なので、とても嬉しいです!

ゆみあちゃんは、探求心がすごくて動く人という印象があったので、ものすごい速さでいろんなものを吸収して発散していく姿に惚れぼれしました。

撮影:grape編集部

撮影:grape編集部

遠藤さんにも、惚れた共演者が2人もいるそうで、胸がキュンとしたポイントを語ってくれました。

遠藤:

1つは、『蟲毒』が始まる撮影の時に、テントの中で待つ時間にありました。

椅子にそれぞれ座っていたんですが、そこで玉木さんが姿勢よく座っていて、その姿がどこからどう見ても右京だったんですよ!

もうめちゃめちゃかっこいいなって思って、圧倒されました。

そしてもう1つは、岡田さんが自らアクションの指示をしてくださった時のことです。

あるアクションの練習で、僕は避けてかわさなきゃいけなかったんですけど、動きが早すぎて当たってしまって。

やっぱりすごいと思いましたね。

撮影:grape編集部

撮影:grape編集部

アクションの練習は、各出演者が入念におこなっていたそうで、岡田さんによると、伊藤さんはずっと現場の奥で刀を振っていたとか。

黙々と練習に励んでいた伊藤さんにとって、やはり座長の岡田さんの背中は、頼もしく見えたといいます。

伊藤:

ある時、スタントなしで危険なシーンに臨んでたんですけど、岡田さんの瞼(まぶた)の上をざっくり切って、怪我をさせてしまったんです。

瞼から流れる血を見た瞬間、もう現場を止めなきゃいけなかったんですけど、岡田さんは僕に俳優としてのトラウマを与えないように「次行きましょう、やりましょう」って言ってくださいました。

終わった後に満身創痍になっている中、僕は「最低3日は休まなきゃいけないな…」と思ってたんですけど、岡田さんがすぐ立って「今からロケハン行ってきます!」って鉄人的なことを言ってきて。

僕も「疲れた」って言えなかったんですけど、その姿を見た瞬間にまさに惚れましたね。

撮影:grape編集部

撮影:grape編集部

伊藤さんが惚れたシーンについて、岡田さんもこう振り返りました。

岡田:

確か大雨を降らしたんですよね。だからもう見えなくて。

しかも、夜のシーンで大雨だったので、その中で刀を振っていると距離感が全然分からなかったんです。

ちょっと怪我はしたんですけど、監督と話して、そのまま映像として使いました。

撮影:grape編集部

撮影:grape編集部

岡田さんの役者魂が垣間見えたコメントの後、司会者から「控え室から役作りは始まっていたんですか」と問われた玉木さん。

「岡田さんの話を聞いた後だと恥ずかしいわ!」と言いつつ、現場にはずっと緊張感が続いていたことを明かしました。

玉木:

『蟲毒』の撮影は、何日もかけて続いていて、夜通しだったから寒さもありました。

たくさんのエキストラの方が参加してくれて作られたシーンなので、ずっと緊張感が続いていましたね。

だから岡田くんも、参加してくれてるみなさんの前で、熱量を発信していくんです。

みんなが熱い気持ちを持って、撮影に臨んでました。

撮影:grape編集部

撮影:grape編集部

そんな緊張感のある現場で、早乙女さんが惚れた共演者は、清原さんだったといいます。

早乙女:

とにかく練習が大変で、清原さんもワイヤーのアクションなどに苦戦していたんです。

よく清原さんに「なんで早乙女さんはできるんですか!」ってキレ気味に言われることも(笑)。

でも、必死に食らいついていく感じが『京八流』の兄弟として、かっこよく感じました。

撮影:grape編集部

撮影:grape編集部

清原さんは「褒められすぎて帰り道につまづきそうです」と笑い交じりに語りつつ、早乙女さんのコメントに反応しました。

清原:

稽古中から早乙女さんが、どこまで練習してもその領域にはたどり着けないだろうという立ち回りをされていたので、「どういうことだろう」って思って探りたくて仕方がなかったんです(笑)。

早乙女さんの殺陣は、本当にすごくて美しかった!

竹内涼真さんの写真

【いい推しの日】40~50代女性が『今注目する芸能人』は誰? 上位5組を紹介!40〜50代の女性200人が「今、最も注目している芸能人」をアンケート調査しました。大河ドラマで主演を務める横浜流星さん、硬派な役からユーモラスな役までこなす竹内涼真さんなど、回答が大きくばらける中、この世代の女性から特に熱い支持を集めた上位5組を紹介します。

『のだめカンタービレ』の写真

【続編を見たい平成の学園ドラマ】『花より男子』『のだめカンタービレ』を抑えて1位に輝いたのは…?平成の学園ドラマで、「続編が見たい」作品は? 30〜60代にアンケートを実施し、ランキングを発表します。天海祐希さんの熱演が話題を呼んだ『女王の教室』、クラシックブームを巻き起こした『のだめカンタービレ』を抑え、見事1位に輝いたのは…。

Share Post LINE はてな コメント

page
top