神楽坂恵の夫は? 結婚早々、不倫相手役に
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神楽坂恵(かぐらざかめぐみ)さんは多くの映画やTVドラマに出演している俳優です。体当たりの演技が高く評価され、『ヨコハマ映画祭』や『おおさかシネマフェスティバル』などの映画祭で賞を獲得しています。
そんな神楽坂恵さんの、これまでの出演作品や夫の園子温(そのしおん)さんについて、ご紹介します。
神楽坂恵は数々のドラマ・映画に出演
神楽坂恵が出演した映画は、『冷たい熱帯魚』や『恋の罪』が上げられます。ほかにも『ヒミズ』や『みんな!エスパーだよ!』などの話題作への出演があります。
TVドラマでは『幸せの時間』(フジテレビ系)や、俳優・安田顕さんとの共演が話題になった『みんな!エスパーだよ!』(テレビ東京系)、などに出演しています。このほかにもゲスト出演でいくつかのドラマに登場しています。
神楽坂恵は『冷たい熱帯魚』『恋の罪』で助演女優賞を受賞した実力派!
神楽坂恵さんの代表作といえば『冷たい熱帯魚』と『恋の罪』。どちらの作品も体当たりの演技が評価されて、『第33回ヨコハマ映画祭』と『おおさかシネマフェスティバル2012』で助演女優賞を受賞しています。
『冷たい熱帯魚』では熱帯魚ショップを経営する家に、後妻として嫁いだ杜本妙子を演じました。折り合いが合わない娘に蹴られたり、でんでんさん演じる悪人の村田に肉体関係を迫られたりするなど、大変なシーンが多い役どころです。
冷たい熱帯魚
『恋の罪』では菊池いずみの役を演じました。亭主関白な夫に日々献身的に尽くしながら、自分でも何かしたい、自分の価値を確かめたいと思っている主婦です。とあるきっかけで自分の内面にある欲望を開放し大きく変わっていきます。
どちらも難しい役柄ですが、共通するのは日々に流されながらも自分を変えたいと思っていること。神楽坂恵さんはそれぞれの役を深いところまで理解して演じきり、その演技力が多くの人に評価されました。
神楽坂恵の夫は『冷たい熱帯魚』を手掛けた映画監督、園子温
神楽坂恵さんは、2011年11月11日に映画監督の園子温さんと入籍しました。2019年2月2日に第1子を出産しています。2人の出会いや結婚のきっかけはどうだったのでしょうか。
2人が出会ったのは2009年。園子温さんは神楽坂恵さんに出会ってすぐ、自身の撮影する映画への出演オファーをしました。
交際を始めたのは映画『冷たい熱帯魚』を撮影している時期だったそうです。撮影中は演技指導で園子温さんは神楽坂恵さんに厳しく当たりました。それは俳優として世間に印象を付けてあげたいという園子温さん流の愛情表現だったのです。
交際し始めたころは2人とも電気が止まるほどお金がない生活を送っていて、それでも協力して夫婦でどんどん仕事を広げていきました。そのころの楽しみは、たまに行く温泉旅行だったそう。仕事が増えていくたびに宿のレベルが上がり、成功を実感したそうです。
プロポーズは園子温さんがサプライズで行いました。場所はなんとベネチアのゴンドラの上。
忙しい中、事前に多くの計画をして決行されたプロポーズは大成功。神楽坂恵さんは泣きながらオーケーしました。
いまでも海外に撮影に行っている時は神楽坂恵さんにこまめにLINEや電話をしているそうです。園子温さんの神楽坂恵さんへの優しさが垣間見えるエピソードですね。
園子温さんの手掛ける映画に神楽坂恵さんも数多く出演しています。『冷たい熱帯魚』『恋の罪』『ヒミズ』『希望の国』『地獄でなぜ悪い』『みんな!エスパーだよ!』『ラブ&ピース』『ひそひそ星』などで、園子温さんの撮影する映画に神楽坂恵さんは欠かせない存在です。
お互いを理解し合い、助け合ってつらい時も乗り越えてきた夫婦。今後の大きな活動はニコラス・ケイジ主演でハリウッド映画の撮影です。日本という枠にとらわれず世界を舞台での活躍が期待されます。
神楽坂恵は結婚早々、西村和彦の不倫相手役に抜擢!
神楽坂恵さんはTVドラマ『幸せの時間』に出演しました。その役は西村和彦さんが演じる浅倉達彦を奪おうとする狂気の女、高村燿子です。園子温さんと結婚した直後に、昼ドラマ初挑戦。難しい役柄をどう演じたのでしょうか。
田中美奈子さん演じる主人公の浅倉智子と浅倉達彦を奪い合う泥沼バトルがドラマの中では展開されます。狂気の女とされている高村燿子について、神楽坂恵さんは狂気の一面だけでなく、真っ直ぐすぎて人を振り回してしまうと解釈。
撮影の始めのころは本当に高村燿子を演じきることができるか不安だったという神楽坂恵さん。監督と話しながら徐々に燿子の性格を理解できるようになっていきました。それからはどんなに激しいセリフでも、スラスラと出てくるようになったそうです。
クランクアップの日に神楽坂恵さんに撮影の感想を聞いたところ、こう語っています。
高村燿子という激しいキャラの役を演じきり、神楽坂恵さんは役者として大きな経験になったようです。
神楽坂恵の夫が立ち上げたプロダクションで最初の一作が『ひそひそ星』
神楽坂恵さんの夫、映画監督の園子温さんが立ち上げた映像制作会社が『シオンプロダクション』です。神楽坂恵さんは現在、シオンプロダクションの社長をしています。その1つ目の作品として制作されたのがモノクローム映画『ひそひそ星』。園子温さんが25年も温めてきた、本当に撮りたかった作品です。
神楽坂恵さんは主役として女性型アンドロイド『鈴木祥子マシンナンバー722』を演じています。昭和のレトロな内装の宇宙船に乗り、人間に荷物を届ける宇宙宅配便の配達員という役柄。主役を演じながら、シオンプロダクションの一員としてプロデューサーも同時に務めました。
『ひそひそ星』は海を渡り、2015年9月にカナダのトロント映画祭でワールドプレミアとして上映されました。会場ではその独自の世界観が評価され、最優秀アジア映画賞を獲得しています。
映画『ひそひそ星』予告編
神楽坂恵の現在・これから
神楽坂恵さんはツイッターやインスタグラムなどのSNSを行っておらず、現在は俳優としての活動を行っていないようです。
神楽坂恵さんの今後の活躍を期待したいですね。
神楽坂恵 プロフィール
生年月日:1981年9月28日
出身地:岡山県
血液型:O型
身長:158㎝
所属事務所:月の石
2004年にグラビアアイドルとして芸能界デビュー。その後俳優に転身し、2007年に『遠くの空に消えた』で映画に初出演した。『プライド』、『十三人の刺客』などに出演し、『冷たい熱帯魚』、『恋の罪』で『ヨコハマ映画祭』と『おおさかシネマフェスティバル』で助演女優賞を受賞した。その後も『ヒミズ』など多くの映画やドラマ、舞台に出演している。
[文・構成/grape編集部]