高橋長英は『白い巨塔』の柳原役！　小野寺昭とは同期のはずだった？

俳優として活躍している高橋長英（たかはしちょうえい）さん。高い演技力で、男女問わず多くの人から支持されています。

そんな高橋長英さんが出演した『白い巨塔』や似ているといわれる河西健司さん、出演作といったさまざまな情報をご紹介します！

高橋長英は小野寺昭と同期？

高橋長英さんは、横浜市で生まれます。家族は法律関係の仕事をしている人が多く、高橋長英さんも期待を背負って上智大学法学部に進学。

ところが高橋長英さんは法律家ではなく俳優の道を選びました。１９６３年、劇団俳優座の養成所に入ります。

１９６３年、１５期として俳優座養成所に入った生徒は『花の１５期生』と呼ばれます。

『花の１５期生』には、原田芳雄さん、地井武男さん、そして夏八木勲（なつやぎいさお）さんといった有名俳優がそろっていました。

『花の１５期生』にはなれませんでしたが、高橋長英さんと養成所のテストで一緒だった受験生が小野寺昭さんでした。小野寺昭さんは俳優座の養成所に受からず、違う道で俳優デビュー。

小野寺昭さんはデビュー後にドラマ『太陽にほえろ！』（日本テレビ系）に出演し、作中のニックネーム『殿下』として人気に。名探偵・金田一耕助を主人公にしたテレビ朝日のドラマ『真珠郎』『夜歩く女』や、ドラマ『相棒』（テレビ朝日系）の副総理・玉手役で活躍しています。

高橋長英さんと小野寺昭さんは俳優座の同期として活躍できませんでしたが、後にドラマ『御宿かわせみ』（NHK）などで共演しています。

高橋長英は『白い巨塔』の柳原先生！

高橋長英さんは、１９６８年に映画『二人の恋人』でデビューした後、多くのドラマに出演。

中でも１９７８年に田宮二郎さんが主演したドラマ『白い巨塔』（フジテレビ系）が知られています。

『白い巨塔』は、作家・山崎豊子さんの同名小説で、大学病院を舞台に教授の権力闘争や医療裁判といったテーマを取り上げた社会派作品です。

『白い巨塔』は病気や裁判といった普遍性のあるテーマを取り上げた作品です。リメイクされることも多数。新しくドラマ化されるたびに、唐沢寿明さんや岡田准一さんといった人気俳優が主演を務めてきました。

高橋長英さんは１９７８年版の『白い巨塔』に出演。演じた役は柳原弘役でした。柳原弘は第一外科医局員で、主人公・財前五郎の部下。

柳原は上司のためにウソをついてまで尽くし、金持ちの娘と婚約しますが、医師としての良心に従うという役回りです。人間の弱さと強さを両方持ち合わせた柳原を、高橋長英さんは好演しました。

１９７８年の『白い巨塔』では高橋長英さんが柳原弘役を務めましたが、２００３年では伊藤英明さん、２０１９年には満島真之介さんがキャスティングされています。

『白い巨塔』　配役比較

高橋長英『兄消える』でW主演

高橋長英さんの近年の活躍としては、２０１８年公開の映画『兄消える』でのW主演が挙げられるでしょう。高橋長英さんが演じたのは真面目な弟・鉄男です。

『兄消える』あらすじ

高橋長英は河西健司と似てる？

高橋長英さんは、俳優の河西健司（かさいけんじ）さんと『似ている』という意見が聞かれます。

河西健司さんは１９４９年生まれで高橋長英さんとは６歳差。『劇団ミスタースリムカンパニー』を経てドラマ『学園危機一髪』（フジテレビ系）や大河ドラマ『独眼竜政宗』（NHK）に出演しています。

高橋長英さんと河西健司さんが似ているかどうか、画像で確認してみましょう。

河西健司　１枚目左

高橋長英

目もとの感じや印象が似ていますね。ネット上では、次のような意見が交わされていました。

高橋長英は波瑠と共演

高橋長英さんは、２０１９年１１月にドラマ『路（ルウ）～台湾エクスプレス～』（NHK）に出演が決定しました。『路（ルウ）～台湾エクスプレス～』は、日本と台湾の共同制作ドラマで、放映は２０２０年５月です。

『路（ルウ）～台湾エクスプレス～』あらすじ

『路（ルウ）～台湾エクスプレス～』の主演は朝の連続テレビ小説『あさが来た』で主役を務めた俳優・波瑠さん。相手役は台湾の実力派俳優・炎亞綸（アーロン）さんです。

日本と台湾という２つの国をまたいだ作品だけに撮影の苦労が予想されますが、長く俳優を務め人生経験も多い高橋長英さんの活躍に期待です。

高橋長英　プロフィール

１９６３年、劇団俳優座養成所に第１５期として入る。同期には地井武男、原田芳雄などがいた。１９６８年に映画『二人の恋人』でデビューする。『白い巨塔』の柳原弘役や映画『マルサの女』『舞妓はレディ』などに出演する実力派俳優。２０１８年には映画『兄消える』でW主演を務めた。

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[文・構成／grape編集部]