「ついてきて!」 バイクで走行中の男性を追いかけてきた犬 理由に称賛の嵐
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飼い主「狙われていることに気付かず、ニッコニコ」 愛犬の後ろに写っていたのは…「背後を狙われていることに気付かず、ニッコニコの犬」このようなコメントを添えて、Xに写真を投稿したのは、ペキニーズのハオくんと暮らす、飼い主(@hao_kochi)さんです。

撮影者「…お前今どんな心境なんよ」 湖で野鳥が?「夜勤で乾き切った心に効く」「…お前、今どんな心境なんよ」というひと言とともに、1枚の写真をXで公開したのは、土井一心太(@aganoya)さん。なんでも、新潟県阿賀野市に位置する瓢湖(ひょうこ)で、ある野鳥が独特なポーズで静止していたといいます。
2020年12月24日、フィリピン・セブ島をジャンレル・フエンテス・リヴィラさんがオートバイで走行していた時のことです。
なぜか見知らぬ犬が激しく吠えながら彼の後をついてきたのです。
海外メディア『Daily Star』によると、ジャンレルさんは無視して走り去ろうとしましたが、その犬はあきらめずにずっと追いかけてきたのだとか。
気になった彼が停止すると、犬はジャンレルさんをどこかへ誘導し始めます。
彼らがいた場所はゴミ処理場の近くで、犬は草が生えている一画にジャンレルさんを連れて行きました。
するとそこに生まれたばかりの人間の赤ちゃんがいたのです。
赤ちゃんは男の子で、へその緒と胎盤が付いたままタオルでくるまれていました。
ジャンレルさんはすぐに赤ちゃんを近くの病院へ連れて行きました。幸い健康に問題はなかったといいます。
赤ちゃんの命を救った『ヒーロー犬』を探せ
ジャンレルさんに赤ちゃんの居場所を知らせた犬は当初、野良犬だと思われていました。
そこで地元の動物保護団体が『赤ちゃんの命を救ったヒーロー犬』を探したところ、犬は野良犬ではないことが判明。
ブラッキーという名前のオス犬で、飼い主は10匹の犬を飼っているリンドン・オリンゲイさんだということが分かりました。
リンドンさんの家には4人の子供と3人の孫がいて、さらに10匹の犬の世話をしているのだそう。
ブラッキーのお手柄を称えて、動物保護団体は家族を支援するために寄付金の募集をスタート。
集まった資金の半分は犬たちの予防接種や避妊手術の費用となり、残りは家族と犬たちの食料品などに充てられるそうです。
このブラッキーについての投稿には「よくやった!」「ブラッキーは地上に遣わされた天使だ」「この犬に飼い主がいてよかった」などのコメントが寄せられています。
また赤ちゃんの母親を見つけるために警察が情報提供を呼びかけています。
赤ちゃんが見つかったのはすぐに人目につくような場所ではなかったと思われます。ブラッキーが発見して、ジャンレルさんに知らせていなかったら、赤ちゃんはどうなっていたことか…。
赤ちゃんを見つけたブラッキーは本能的に「なんとかしなくては」と思ったのでしょう。尊い命を救ったブラッキーのお手柄でしたね。
[文・構成/grape編集部]