顔半分を食いちぎられる重傷を負った犬 特製の可愛い帽子で人気者に
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出典:Facebook

『犬の幼稚園』に愛犬を預けたら… 送られてきた写真に「笑っちゃった」「なんでこんな自然なの」ポメラニアンのピカルディくんと暮らす、飼い主(@pomepomePicardy)さん。 ある日、施設にピカルディくんを一時的に預けたといいます。その後、施設からピカルディくんの『お預かり中の様子』の写真が送られてきたそうですが…。

「職場で出た弁当が…」 まさかのビジュアルに「声出して笑った」「午後仕事できなくなりそう」「今日、職場で出た弁当が…」といったコメントとともに、昼ごはんの写真をXに投稿した、シバサン(@shi_GR86_ba)さん。 投稿はたちまち拡散され、なんと12万件以上の『いいね』が付き、ネット上で話題となりました。
アメリカのフロリダ州の動物病院に1匹の雌犬が運び込まれました。犬の名前はアビゲイル。3歳のピットブルミックスです。
保護された時、アビゲイルは生死をさまようほどの大けがをしていました。右耳はなく、顔の右半分がそぎ落とされているという状態。
おそらく彼女は闘犬用の犬を飼育する場所で、ほかの凶暴な犬たちの噛みつき用のおとりにされていたようです。
あまりにも過酷な境遇で育った犬
顔の半分を食いちぎられていたアビゲイルは傷口から感染症を起こし、体にはダニが発生して悪臭を放っていました。多くの動物たちを診てきた獣医も、彼女は今まで見た中で最悪の状態だというほどでした。
闘犬用として盗まれたアビゲイルはその大人しい性格から闘いには向かなかったため、飼い主によってほかの犬の噛みつき用のおとり犬にされてしまったのではないかということです。
アビゲイルはしばらくの間、傷口の包帯を毎日交換しなくてはなりません。彼女を保護した動物保護団体のヴィクトリアさんは、そんなアビゲイルのために特製の帽子を用意。この帽子は傷口を保護することができるだけでなく、彼女の可愛らしさを引き立てるアクセサリーとしても役立っています。
カラフルな帽子をかぶったアビゲイル。なんだか喜んでいるように見えますね。
医師たちの懸命な治療の甲斐あって、アビゲイルは少しずつ回復しています。退院した後はヴィクトリアさんが世話をすることになりました。十分に体力が戻ったら、正式に里親を探し始めるということです。
ヴィクトリアさんのFacebookには、元気に散歩をするアビゲイルの様子を撮った動画も公開されています。
ヴィクトリアさんによると、闘犬はフロリダ州だけでなくあらゆる場所で行われており、その犠牲になる犬もまだまだたくさんいます。ギリギリのところで命を救われたアビゲイルはとてもラッキーだったのでしょう。
過酷な状況を耐え抜いてやっと安心して暮らせるようになったアビゲイルが、これからはずっと愛情をたっぷりと受けて幸せに生きていけますように。