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空き巣犯が付けるマーク、どんなものがある? 防犯のプロの回答にゾッとする

By - デジタル・コンテンツ・パブリッシング  公開:  更新:

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玄関前の写真

※写真はイメージ

あなたは「空き巣犯は下見の際、家の周辺にマークを付ける」という話を聞いたことはありませんか。

マークは家屋や住人の居住状態などを示すものだといわれていますが、防犯のために、どのようなマークが付けられるのか、知っておきたいですよね。

住宅の安全や保安に関する事業を展開する、一般社団法人 日本住宅安全保安協会(以下、日本住宅安全保安協会)に聞きました。

泥棒グループが付けるマークの種類

日本住宅安全保安協会によると、マーキングは以下のような目的で行われるそうです。

空き巣犯は下見の際、ターゲットにした家の玄関や塀、郵便受けなどにチョークやテープ、小石などで何らかのマーキング(目印)を残すことがあります。

マーキングの目的は、自分たち泥棒グループ内で情報を共有したり、後で実行する際の目印にしたりするためです。

一見落書きやゴミのように見えるため、住人には気付かれにくいものの、泥棒仲間には意味が分かる暗号のように機能します。

では、具体的にどのようなマークが付けられることがあるのでしょうか。

日本住宅安全保安協会によると、以下の例が挙げらえるとのこと。

チョークやペンによる記号

郵便受けや玄関ドア、表札などにチョークや油性ペンで小さな記号やアルファベット、数字を書き込むケースです。

例えば、アルファベットでは『M』は男性単身、『W』は女性単身、『F』は家族あり、『D』は犬がいるなどの意味があるといわれます。

数字の場合は、8~17時を意味する『8-17』のように書いて、留守にしがちな時間帯を示すことも。そのほか、家族の人数を示す例もあります。

ポストの写真

※写真はイメージ

シール・テープ

玄関ドアやインターホン、郵便受けに小さなシールを貼ることも。

色で意味を分けるケースもあり、噂レベルではあるものの、青=男性在宅、桃(ピンク)=女性在宅、白=留守安全、赤=警戒対象を示しているいった情報があります。

形状シールでは『○』は女性宅、『△』は男性宅、『X』は家族ありなど、見覚えのないシールが貼られていたら注意すべきです。

傷・ひっかき傷

表札や塀にナイフや鍵などで小さな傷を付けるケースも…。

パッと見は偶然付いた傷や落書きのようでも、防犯対策の有無を共有していることがあります。

小石・ゴミ

玄関前や門扉の上、庭先などに小石を意図的に置いておき、住人が気付いてそれを動かすかどうかで在宅状況を判断します。

門扉の上に落ちやすく石を置いておき、開けると落ちるように仕掛ける例もあります。

ほかにも、玄関ドアに挟んだ爪楊枝やタバコの吸い殻など、一見ゴミのようなものも立派なマーキング手段です。

門扉の写真

※写真はイメージ

これらのマーキングは「住人に気付かれないような目立たない場所に、ひっそりと残されるのが特徴」とのこと。

日本住宅安全保安協会では、以下のような注意喚起をしています。

自宅の周りにいつの間にか貼られていたシールや、誰が置いたのか分からない小石など、違和感のある目印を見つけたら要注意です。

すぐに消去・撤去するとともに、警察や周囲への報告を行いましょう。

空き巣の被害に遭わないためにも、本記事で紹介した情報を参考に、細かな部分の変化や異常をチェックを怠らないようにしましょう。


[文/大西トタン@dcp・構成/grape編集部]

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出典
一般社団法人 日本住宅安全保安協会(取材協力)空き巣の下見で使われる石などの目印と防犯対策完全ガイド

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