パイナップルの食べ過ぎにご用心!身体への影響や安全な食べ方を解説
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トロピカルフルーツの代表格であるパイナップル。甘酸っぱい風味と豊かな香りで、多くの人に愛されていますが、そのおいしさからつい食べ過ぎてしまうこともあるでしょう。
実は、パイナップルに含まれる成分の中には、摂取量や食べた人の体質、体調によって思わぬ影響を身体におよぼすものがあるのだとか。
どれくらいの量までなら食べても大丈夫なのか、また、食べ過ぎるとどうなるのかと気になる人もいるかもしれません。
本記事では、パイナップルの食べ過ぎによる身体への影響と、安全においしく食べるための方法を解説します。パイナップルをおいしく健康的に楽しむために、ぜひ参考にしてください。
パイナップルを食べ過ぎるとなぜ危険?
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パイナップルを食べ過ぎると、さまざまな体調不良を引き起こすおそれがあります。
症状は通常一時的なものであり、パイナップルの摂取を控えれば自然と治まることが多いといわれていますが、敏感な人や胃腸が弱い人は少量でも不調が見られる場合があるため、注意が必要です。
ここでは、パイナップルを食べ過ぎた際に見られる可能性がある4つの影響をまとめました。
酵素による粘膜への刺激
パイナップルには、タンパク質を分解する働きを持つ『ブロメライン』という酵素が含まれているとされています。
この酵素は肉を柔らかくする効果があることで知られていますが、歯茎や舌、口の中や消化器官の粘膜を刺激し、ヒリヒリとした痛みを引き起こす原因になるようです。
特に、完熟していないパイナップルはブロメラインを多く含むとされるため、食べ過ぎないよう注意しましょう。
酸や食物繊維による胃腸への刺激
パイナップルに含まれるクエン酸やリンゴ酸などの『有機酸』は、適量であれば胃腸の働きを助けるといわれています。
しかし、大量に摂取すると胃を過度に刺激し、胃痛や胃もたれといった症状を引き起こすことも少なくありません。
特に、空腹時に食べると胃壁を直接刺激する可能性もあるため、特に胃が弱い人は食後に食べるようにするとよいでしょう。
また、パイナップルに含まれる不溶性食物繊維は腸を刺激しやすいため、適量であれば腸の調子を整える効果などが期待できます。
しかし、食べ過ぎると下痢や腹痛を引き起こすこともあるため、適量を摂取するよう心掛けましょう。
糖分の摂り過ぎ
パイナップルには、血糖値の上昇に関与しやすい糖分が多く含まれているといわれています。
水分が多く食べやすいため、つい食べ過ぎてしまいがちですが、そのぶん糖分の摂り過ぎになるおそれも。血糖値が気になる人は特に注意すべきポイントです。
特にシロップ漬けにされた缶詰のパイナップルは、生の果物よりも多くの糖分を含む可能性があるため、食べ過ぎにはより気を付けましょう。
アレルギー反応を引き起こすリスク
パイナップルに含まれるブロメラインは、口唇や舌の腫れ、発疹、かゆみ、じんましんなどのアレルギー反応を引き起こす可能性があるといわれています。
特に、果物アレルギーや花粉症がある人は『口腔アレルギー症候群』と呼ばれるアレルギー反応を起こしやすいのだとか。
これは、花粉などのアレルゲンと似た構造を持つ食べ物を食べた時に反応が出る『交差反応』を起こしやすいためだといわれています。
重篤なケースでは、ノドの腫れや呼吸困難、血圧低下などのアナフィラキシーショックを引き起こすおそれがあるようです。
異変を感じたら直ちに摂取を中止し、すぐに医療機関を受診しましょう。
パイナップルに含まれる栄養素
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パイナップルは食べ過ぎに注意する必要がある一方で、ビタミンCや食物繊維など、多くの栄養素が含まれているといわれています。
特に、ビタミンCは100gあたり35mgほど含まれているといわれており、成人の1日の推奨摂取量である100mgのおよそ3分の1を摂取できる計算です。
パイナップルに含まれる主な栄養素とその効能を下記にまとめました。
パイナップルにはこれらの栄養素が含まれており、適量を摂取することで日常的な健康維持に役立つでしょう。
パイナップルを安全においしく楽しむポイント
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パイナップルの栄養価を最大限に生かしながら、食べ過ぎによる影響を抑えるためのコツがあります。
日常生活に簡単に取り入れられる方法をご紹介するため、ぜひ試してみてください。
1日100〜150gを目安に摂取する
パイナップルを健康的に楽しむには、適切な摂取量を知っておくことが大切です。過剰摂取による身体への悪影響を抑えつつ、栄養価を最大限に生かすためのバランスを考えましょう。
厚生労働省の『食事バランスガイド』では、果物全般の1日の目安量は200g前後とされています。パイナップルのような糖度の高い果物は、100〜150gほどにしておくとよいかもしれません。
直径約8cmほどの輪切り1枚でおよそ80g〜100g程度となるため、2枚以上は食べ過ぎになると覚えておきましょう。
これらの数字は目安であり、体質や体調、年齢、活動量などによって適量には個人差があります。敏感な体質の人や糖質が気になる場合は、これよりも少なめに調整するとよいでしょう。
食べ過ぎない方法1:適量で満足できる完熟したものを選ぶ
果物の中には、収穫してからさらに成熟する『追熟』をするものもありますが、パイナップルは追熟しない果物だといわれているため、熟したものを購入することをおすすめします。
適度に重みがあり、外皮を触った感触が柔らかすぎないもの、全体的に黄色みを帯び、甘い香りがするものは完熟しているサインなのだとか。
完熟したパイナップルは、未熟なものに比べて舌や口内がピリピリしにくく、甘みが増しているため、適量で満足感が得られやすいでしょう。
食べ過ぎない方法2:冷凍保存する
パイナップルを丸ごと1個買ってしまうと、食べきれなかったり、1日の目安量以上に食べてしまったりするかもしれません。
あらかじめひと口サイズにカットして冷凍しておけば、シャーベット感覚で食べられるだけでなく、少しずつ楽しむという意識付けにもなります。
冷凍保存すると、水分やカリウムが抜けるといわれていますが、それ以外の栄養素の減少は比較的少なく、ストックがしやすい点もメリットです。
加工品の摂り過ぎに注意する
生のパイナップルよりも、手軽で甘い缶詰やジュースなどの加工品には、保存や甘みを増すために多くの砂糖が使われているといいます。
缶詰の糖質は生のパイナップルの約1.5倍にもなり、コップ1杯のパイナップルジュース(約200㎖)の場合だと、軽く20g以上の糖分を摂ってしまう可能性があるでしょう。
食べる時はできる限り生のパイナップルを選び、加工品は時々楽しむ程度にするのがよいかもしれません。
パイナップルは食べ過ぎに注意し適量を楽しもう
パイナップルはビタミンCや食物繊維など、豊富な栄養素と独特の風味を持つ魅力的なフルーツです。
しかし、そのおいしさのあまり油断して食べ過ぎると、場合によっては口の中および消化器官の不調や、アレルギー症状、血糖値の上昇などを招くおそれがあります。
成人の適切な摂取量は1日100〜150g程度、輪切り1〜2枚ぶんが目安です。ただし、体質や健康状態によって適量には個人差があるため、体調に合わせて調整しましょう。
また、缶詰やジュースなどの加工品の摂取を控えめにしたり、冷凍して少しずつ食べたりすることも、パイナップルを安全に楽しむのに役立ちます。
適量を守りながら工夫して摂取することで、パイナップルの持つ栄養価とおいしさを最大限に生かせるでしょう。
[文・構成/grape編集部]