「障がい者マークを見たら…」 義足のアスリートのお願いに考えさせられる
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道路標識、縦読みすると… 1枚に「これは気付かなかった」「面白い看板」目的地の方向や距離、道路上の警戒情報などを視覚的に伝える、道路標識。普段から車を運転する人であれば、頻繁に目にするでしょう。なおき(@528_frs)さんがXに公開した道路標識の1枚に、5万件を超える『いいね』が寄せられています。
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アメリカ・メリーランド州に住むジェシカ・ロングさんはアメリカ代表のパラリンピック水泳選手です。
ロシアで生まれたジェシカさんはヒザ下にある腓骨(ひこつ)が部分的または完全に欠損している先天性腓骨欠損症のため、生後18か月の時に両足を切断しました。
幼い頃から義足をつけて生活している彼女は、運動が大好きな女性に成長。
現在28歳のジェシカさんはこれまでに4つのパラリンピックに出場し、13個の金メダルを含む23個のメダルを手にしています。
義足のアスリートが切実な訴え
ジェシカさんには日常的に困っていることがありました。それは駐車場で障がい者用スペースに駐車すると見知らぬ人から非難されること。
この日も見知らぬ女性から「あなたはそこに停めるべきじゃない」といわれた彼女は、障がい者マークを見せて「私には両足がないんです」と説明したのだとか。
この出来事の直後、彼女はTikTokに動画を投稿しました。
またジェシカさんはInstagramで、このようなことが週に2回から4回起きると説明。見知らぬ人から怒鳴られたり、ワイパーにメモが挟んであったり、車の窓を叩かれたり、ただ文句をいうために彼女が車から降りるまで待っていた人もいたそうです。
また高齢の夫婦がスーパーの中でジェシカさんについて回り、彼女をしつこく非難し続けたこともあったのだとか。彼女が義足のことを伝えても「このウソつき!」といい返されたといいます。
ジェシカさんの投稿には共感と励ましのコメントが寄せられています。
・私も義足で、同じことがよく起きるわ。誰もが他人には見えない何かと闘っている。だから親切でいましょう。
・子供より大人のほうがより意地悪になれるのかも。
・俺も義足だけど、もしそんなことが起きたら義足を投げつけてやりたいぜ!
・あなたの美しいエネルギーをそんな人たちのために無駄遣いしないで。
私たちは知らない人がどのような苦労をしているかなんて分かりません。
元気そうな人でも、周りには見えない健康上の問題を抱えている可能性があります。
ジェシカさんのような若い人が障がい者用スペースに駐車していたとしたら、きっと何か事情があるのだろうと推測する優しさを持ちたいものですね。
[文・構成/grape編集部]