『白い部分』全部切らないで! 意外と知らない『正しい爪切り』の方法
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提供画像:貝印株式会社

セルフネイルのモチーフになったのは? 「ゲラゲラ笑った」「うますぎる」セルフネイルの仕上がりを、Xに投稿した、ぷに(@puni_muni)さん。 2025年4月26日現在、大阪府大阪市で開催されている、あるイベントに合わせたデザインを施したそうです。絶賛の声が相次いだ、ぷにさんのネイルアートをご覧ください!

ネイルの写真に『7万人』が爆笑! 「すまん、目がいかない」投稿者さんは、手の爪先に装飾したネイルを、より美しく見せる方法を紹介しました。
- 協力
- 貝印株式会社






気がついたら伸びている爪。健康な状態に保つためには、定期的に手入れをしなければなりません。
江戸時代には爪を小刀やハサミで整えていたそうですが、現在家庭で一般的に使われている『テコ型』の爪切りが普及したのは、実は20世紀になってからです。
本記事では、近年『よく切れる爪切り』と海外でも高い評価を受けている爪切りを製造・販売する貝印株式会社(以下、貝印)に取材し、爪切りのライフハックを教えてもらいました。
覚えておくと役立つ爪切りのコツ!
貝印によれば、爪を切るタイミングや、切り方、『爪切り』の使い方にも、ポイントがあるようです。
それぞれ見ていきましょう。
『お風呂上りの爪切り』ココに注意!
お風呂上りは、爪がやわらかくなって切りやすいと言われることがありますが、お風呂上りの爪は水を含んで膨張しています。
そのため、お風呂上りにいつもの長さに爪を切ってしまうと、しばらく時間がたつと爪が縮んで深爪になりやすいそうです。
お風呂上りに爪を切る時は、少し長めに切ることを推奨します。
爪切りの向きを正しくしよう!
『テコ型』の爪切りの仕組みと各部の名称
画像提供:貝印株式会社
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イラストのとおり、爪切りの刃は上刃より下刃が少し前に出ていることで、爪をきれいに切り、切れ味を長持ちさせるようにできています。
そのため、下の写真の向きと反対で爪を切ってしまうと、狙った長さに爪が切りにくかったり、爪にダメージがかかったりすることがあるそうです。
正しい爪切りの向き
画像提供:貝印株式会社
爪先の白い部分は『約0.5~1mm』残そう!
爪の白い部分まですべて切ってしまう人もいますが、白い部分は約0.5~1mm残すのがおすすめ。
※写真はイメージ
白い部分がなくなるまで爪を切ると深爪になってしまいます。
また、深爪を続けていると、爪と指を離れないようにしているイエローラインやハイポニキウムという組織がなくなり、少しずつ爪の形が変わってしまうことがあるのだとか。
下刃をなるべく固定して切る!
爪は、爪の縦・横のアーチに合わせて、爪の切り口が直角になるように爪切りの刃を合わせて切ることを推奨しています。
画像提供:貝印株式会社
この角度で切らないと、爪を構成している3つの層の長さがバラバラになるため、爪が弱くなったりはがれやすくなったりするためです。
画像提供:貝印株式会社
正しい角度で切るためには、爪切りの下の刃をなるべく固定し、上の刃のみを動かして切ることが重要です。
画像提供:貝印株式会社
親指の腹をレバーの端に、人差し指の腹を刃体の側面に添えるように持ち、軽く曲げた中指の上に置きます。
画像提供:貝印株式会社
この持ち方だと刃先の角度が安定して切ることができるのだとか。
画像提供:貝印株式会社
軽く曲げた人差し指、薬指、小指の4本の指の腹で爪切り本体の下側から支え、親指の腹をテコの端に添えます。
上の持ち方をすると、上刃のみを動かしやすくなるため、正しい角度で爪を切りやすくなるでしょう。
やすりを使いやすくする方法
画像提供:貝印株式会社
やすりを使う際は、テコを立てて写真のようにすると使いやすいです。
「爪切りが苦手」という人は、本記事の貝印のアドバイスを試してみてはいかがでしょうか。
[文・取材/高橋モータース@dcp・構成/grape編集部]