「松雪さんの白鳥麗子!」「剛くんの金田一でしょ」 平成の人気実写化ドラマといえば?
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- @vapmusic
人気漫画やアニメ、ライトノベルが次々に実写化されている昨今。実は、アラフォー世代が小中高生だった1990年代にも数多くの作品が映画化、テレビドラマ化されていましたよね。
中には「これじゃないよなぁ…」とファンが困惑するような作品もありましたが、みなさんはどんな実写作品が衝撃的だったでしょうか。
本記事では、1990年代に実写化された人気漫画とアニメをピックアップしてご紹介します!
『週刊少年マガジン』が原作の実写化が多かった90年代
1990年代は漫画を原作としたドラマ化が非常に多く見られました。
中でも大成功といえるのが、土曜夜9時から放送された『金田一少年の事件簿』(日本テレビ系)でしょう。
『週刊少年マガジン』の人気漫画が原作のテレビドラマで、アイドルユニット『KinKi Kids』の堂本剛さんが主演の金田一 一(きんだいち・はじめ)を演じました。同作は人気を博し、同じキャストで劇場版も制作されました。
令和の現在も根強い人気を誇り、『金田一シリーズ』のBlu-rayとDVDが続々とリリースされています。
同じ日本テレビ系の土曜夜9時の放送枠では、ほかにも『週刊少年マガジン』の人気作だった『サイコメトラーEIJI』も、アイドルグループ『TOKIO』の松岡昌宏さん主演で実写化されています。
ちなみに、同枠は2000年以降も『怪物くん』『ど根性ガエル』『地獄先生ぬ~べ~』といった漫画作品のほか、『妖怪人間ベム』という往年のアニメも実写化して話題になりました。
『週刊少年マガジン』の人気作では、1998年放送の学園ドラマ『GTO』(フジテレビ系)も外せません。
主人公の鬼塚英吉を反町隆史さんが演じ、ヒロインの冬月あずさは後に反町さんと結婚する、俳優の松嶋菜々子さんが演じていました。
※写真はイメージ
ほかにも藤木直人さんや窪塚洋介さん、若き日の小栗旬さんなど豪華俳優陣がそろったキャストでしたね。
反町隆史さんが歌うテーマソング『POISON ~言いたい事も言えないこんな世の中は~』もヒットしました。
『イタキス』や『白鳥麗子』も実写化!
女性向け漫画の人気作『イタズラなKiss』(テレビ朝日系)は、月曜夜8時の『ドラマ・イン枠』で実写化されました。
主人公の入江直樹は柏原崇さん、相原琴子は佐藤藍子さんが演じました。
ほかにも小沢真珠さんや仲間由紀恵さんといった有名俳優も出演していましたが、みなさんは覚えているでしょうか。
この『ドラマ・イン枠』では、漫画家や小説家など幅広く活躍する内田春菊さんの人気漫画『南くんの恋人』が、1994年に実写化されました。
本作は1990年にも一度実写化されており、2作目では主人公の堀切ちよみを高橋由美子さんが、その恋人である南浩之は武田真治さんが演じました。
作中ではハートフルなストーリーが展開されましたが、結末は意外な形となり、当時見ていた子供たちは驚愕したことでしょう。
そもそも、本作は独自路線を貫いていた漫画雑誌『月刊漫画ガロ』に連載されていたコアなストーリーの作品。
テレビドラマでは、かなりマイルドな内容になっていましたが、ドラマを見て原作を手に取った人は、原作のハードな描写に相当驚いたことでしょう。
※写真はイメージ
1993年には、俳優の松雪泰子さん主演で『白鳥麗子でございます!』(フジテレビ系)が、木曜夜8時枠で実写ドラマ化。
人気を博し、2シリーズが放送されましたが、『松雪泰子さんバージョン』を最高傑作に推すファンも多いようです。
本作では麗子が恋する秋本哲也役を、俳優の萩原聖人さんが演じましたが、シーズン2では、ほかの作品との兼ね合いで降板。急に役者が変わっていて驚いた人も多かったでしょう。
ジャンプ系作品のチャレンジングな映画化
1990年代は漫画原作の映画も多数製作されました。特に目立ったのが集英社が刊行する少年マンガ誌『週刊少年ジャンプ』など、『ジャンプ系作品』の実写作品です。
例えば、1991年には漫画家の桂 正和さんの『電影少女』が『電影少女 -VIDEO GIRL AI-』というタイトルで映画化。
ヒロインの天野あいを坂上香織さん、弄内洋太は大沢健さんといった俳優陣が演じていました。
実は本作は、桂 正和さんが映画の脚本も担当しています。
余談ですが、本作と同時上映されていたのは、人気テレビアニメだった『ふしぎの海のナディア』の劇場用オリジナル版でしたが、覚えている人はいるでしょうか。
ほかのジャンプ作品では1996年に、森田まさのりさんの少年漫画『ろくでなしBLUES』が実写映画になりました。
実写映画『ろくでなしBLUES』は、1998年にも『ろくでなしBLUES’98』というタイトルで実写映画になっています。
ヒロインの七瀬千秋は、1作目では俳優の小沢真珠さんが、2作目ではタレントの山口もえさんが演じていました。
1997年には内田有紀さん、稲森いずみさん、藤原紀香さんという豪華俳優陣が来生三姉妹を演じた劇場版『CAT’S EYE』が上映。ちなみに、『CAT’S EYE』は1988年にもタレントの早見優さん主演でテレビドラマ化されています。
海外での実写映画化も!?
ジャンプ作品が海外で映画化される事例もありました。まずは、1997年に東映株式会社と株式会社東北新社が共同製作した『北斗の拳』。
ハリウッドで制作され、本作のヒロインであるユリア役の鷲尾いさ子さん以外は、すべて外国人俳優が演じるという不思議な作品でした。
ちょっと強めのドアノックのような『北斗百裂拳』はある意味で必見です。
一方、香港ではジャッキー・チェンさん主演で『シティーハンター』が実写化されました。
『シティーハンター』を原作とするものの、基本は格闘アクション満載のいつものジャッキー映画。
『シティーハンター』を見ているのか、ジャッキー・チェンさんの代表作『ポリスストーリー』を見ているのか混乱した人もいたでしょう。
SMAPが全員登場する、まさかの実写作品!
2018年に実写ドラマ化され、劇場版も作られるほど大人気となった、西森博之さんのコメディ漫画『今日から俺は!!』。実は1993年にVシネマ、1994年代には実写映画が製作されています。
主演の三橋貴志を演じたのは、俳優の三橋貴志さん。なんと同姓同名です。
ちなみに、1994年の映画版『今日から俺は!!』は、実写版『BE-BOP-HIGHSCHOOL』と同時上映という、なんともやんちゃな組み合わせでした。
『週刊少年マガジン』の連載作品では、青春サッカー漫画『シュート!』が1993年に実写化されています。
※写真はイメージ
主要登場人物を演じたのは、アイドルグループの『SMAP』。
元メンバーの森且行さんが脱退する前の6人全員が出演するという非常に豪華な作品でした。
しかもメガホンを取るのは大森一樹監督。ところがお世辞にも傑作とはいいがたい内容で、原作ファンと『SMAP』のファンからは困惑する声が上がりました。
また、『SMAP』といえば、1991年に上演されたミュージカル版『聖闘士星矢』も外せません。
『聖闘士星矢』は、ギリシア神話をもとにした車田正美さんの大人気漫画。
ミュージカルでは同作の『海皇ポセイドン編』を舞台にしており、星矢は中居正広さん、紫龍は草彅剛さん、氷河は元メンバーの森且行さん、瞬は香取慎吾さん、一輝は稲垣吾郎さん、そして、木村拓哉さんは5人の聖闘士の敵である海皇ポセイドン役でした。
また、ムウやミロ、アイオリアの黄金聖闘士は、『TOKIO』の松岡昌宏さん、国分太一さん、城島茂さんなどが担当。
ネタ扱いする人もいますが、18日間で37万人もの動員を記録した大ヒットコンテンツとなりました。
90年代は、気になる実写化作品が多数!
1990年代にテレビドラマや映画などで実写化された漫画、アニメをご紹介しました。
令和の現在振り返ると、意外と豪華なメンツで実写化された作品が多いですね。
もし今見返してみると、どんな感想を抱くでしょうか。面白いと感じるのか、それとも…。機会があれば、ぜひかつての実写化作品を見てみてください!
[文/デジタル・コンテンツ・パブリッシング・構成/grape編集部]