外国人記者も日本ドラマの細かさに驚いた!『月9』の舞台裏に迫る展示に潜入
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原文:grape Japan
日本のTVドラマのファンにとって、月曜日の夜9時の枠が、1週間の中でもっと重要な時間だろう。
日本のTV局の1つ『フジテレビ』は1987年の『アナウンサーぷっつん物語』を皮切りに、後に『月9』の愛称で親しまれるようになる月曜の夜9時に数々の名作ドラマを放送してきた。
『東京ラブストーリー(1991)』や『101回目のプロポーズ(1991)』、『ロングバケーション(1996)』、『ラブジェネレーション(1997)』、『HERO(2001・2014)』、『西遊記(2006)』、『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-(2008・2010・2017)』など社会に影響を与えた人気ドラマを上げればきりがない。
そんな人気ドラマのセットデザインの裏側を見ることができる展示会が横浜で開催されている。
『フジテレビセットデザインのヒミツ展2』
会場は横浜・みなとみらい線『日本大通り駅』に直結している『横浜情報文化センター』。
中に入ると、大きな『8』の字がお出迎え。
入り口横の『ヒストリーエリア』では、『アナウンサーぷっつん物語』から『海月姫』まで、30年間の『月9ドラマ』の歴史を感じさせる巨大パネルに、全126作品の名前、セットデザイナー、脚本家、主役と共に表記されている。
その下のケースにはドラマ台本の実物が飾られていた。
いくつかのドラマに関しては個別にピックアップされ、台本や小道具もじっくり眺めることができた。
2006年に放送された『のだめカンタービレ』のコーナー。海外でも大人気の本作、主人公の『のだめ』を演じた上野樹里さんが実際に身に付けていたマングースの着ぐるみも展示されている。
こちらは香取慎吾さん主演で2006年に放送された『西遊記』の衣装。細かいところに職人の技が光っていた。
こちらは『貴族探偵』の天幕の模型。入り口に目線を合わせると、ドラマのワンシーンが再現されている気分を味わえた。
その先には実際に『貴族探偵』で使われた椅子が設置されている。この椅子には座ることができるので、自分が貴族探偵になった気分で写真を撮影することができた。
ファン必見の『コード・ブルー』エリア
特に力を入れて作られていたのが『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』のコーナー。
医局の再現を始め、トンネル崩壊のシーンは実際に使われたガレキを使って完全再現。
ドラマの出演人物たちと、肩を並べて写真を撮影することもできた。
『コード・ブルー』スタッフの机では、デザイナーがいつも利用している仕事道具や小物などがあふれていて、よい作品を生み出すために日々苦労をしている様子が感じられた。
『フジテレビセットデザインのヒミツ展2』は『月9』ファンのみならず、TVや舞台に興味を持つ人にもお勧めしたい魅力が詰まった展示だった。
日本のTV職人たちが、いかに作品を作り上げ、エンターテインメントとして実らせているかを感じるこの展示。入場料は無料なので、ぜひ足を運んでみてほしい。
『フジテレビセットデザインのヒミツ展2~月9ドラマ30年の軌跡~』
日程:2月23日(金)から4月8日(月曜日休館)
時間:午前10:00~午後5:00
料金:無料
場所:放送ライブラリー(横浜情報文化センター内)
住所:〒231-0021 神奈川県横浜市中区日本大通11
公式サイト:http://www.fujitv.co.jp/bijutsu/himitsuten/
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フジテレビジュツのヒミツ
http://www.fujitv.co.jp/bijutsu/
[原文:grape Japan、訳・構成/grape編集部]