『戦メリ』共演のビートたけし 故・坂本龍一さんについてのメッセージに「泣いた」の声
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- 出典
- 北野武 公式サイト
日本を代表する音楽家の1人であり、これまで数々の名曲を世に生み出してきた、坂本龍一さん。
2023年4月2日、坂本さんが同年3月28日に逝去したことが、所属事務所によって明かされました。
所属事務所によると、2020年6月にがんが発覚して以来、坂本さんは治療を受けながら、創作活動に勤しんでいたといいます。
作曲家やピアニスト、そして音楽プロデューサーとして、幅広く日本の音楽界に貢献してきた坂本さん。旅立ちに対し、多くの人から悲しむ声や感謝の声が上がっています。
ビートたけし、『戦場のピアニスト』坂本龍一を追悼
坂本さんの逝去が明かされた翌3日、お笑いタレントのビートたけしさんが自身のウェブサイトを更新。
たけしさんが1か月に一度ほどの更新頻度で近況を報告する『VOICE』項目にて、坂本さんの逝去について想いを明かしました。
1983年に公開された、映画『戦場のメリークリスマス』。
坂本さんが手掛けた楽曲『メリー・クリスマス ミスターローレンス』は、美しくもどこか儚いピアノの旋律が、世界各国で高い評価を受けました。
楽曲を手掛けるほか、ヨノイ大尉役で俳優としても携わっていた坂本さん。そして、たけしさんはハラ・ゲンゴ軍曹役で出演していました。
同作の監督である大島渚さんは、2013年に逝去。そして、ジャック・セリアズ陸軍少佐役を務めた、俳優のデビッド・ボウイさんは2016年にこの世を去っています。
「『戦場のメリークリスマス』は俺だけになってしまった」という一文からは、作品をともに制作した仲間への想いや、たけしさんのさびしい気持ちが伝わってきます。
たけしさんの追悼文は、多くの人の胸を打ちました。
・とても重い言葉だ。また『戦場のメリークリスマス』を見たくなった。
・大丈夫、まだロレンス中佐役のトム・コンティがいるよ…!
・短いにもかかわらず、あふれんばかりの想いが伝わるメッセージに涙が出た。
坂本さんの所属事務所は、逝去を明かす際、生前の坂本さんが好きだった『Ars longa, vita brevis.(芸術は長く、人生は短し)』という一文を添えました。
クリエイターが人生を終えても、坂本さんらが魂を込めて生み出した作品は、長きにわたって多くの人の心を揺さぶってくれるのでしょう。
[文・構成/grape編集部]