花見ではしゃいで泥まみれになった犬　『あるコツ』を押さえて、洗ってあげると…？

愛嬌のある眉毛と口髭を生やしたような顔が特徴的なミニチュア・シュナウザー。

筆者の愛犬の、ころちゃんこと、ころもくんもユニークな顔とくりっと丸い瞳がかわいいミニチュア・シュナウザーです。

実はミニチュア・シュナウザーは、抜け毛がかなり少ない犬種。比較的ケアがしやすくてとっても嬉しいのですが、くるくるとしたカールが特徴的な毛並みには、草やゴミがしょっちゅう付いてしまうという難点も…。

そのため筆者は、１０日から２週間に一度、ペットストアに併設された『セルフシャンプー』に通って、ころちゃんのシャンプーを自分でしています。

しかし、サロンでやってもらうようにふわふわにならず、匂いもなんだか違う感じが…。ころちゃんの顔も、なんだか筆者に苦情をいっているかのような、険しい表情が気になっていました。

そこで、いつもころちゃんがお世話になっているトリミングサロン、『犬の美容室ドッグイヤー』の山下さんに、セルフシャンプーをする際のポイントや注意事項をお聞きしました。

プロ直伝！上手な犬のシャンプー方法とは？

今回教えていただいたポイントは３つ！ポイントを押さえながら、筆者がころちゃんをセルフシャンプーしてみます。

まず最初のポイントは、『洗う前に、しっかりとブラッシングをして毛の絡みと汚れを落とす』こと。

犬の毛に毛玉やゴミがついたまま水をかけてしまうと、汚れが水で固まって、ほぐすのに時間がかかってしまいます。

犬の負担にもなってしまうので、シャンプーの前に事前にキチンとブラッシングをして、毛並みを整えてあげましょう。

いつも適当にしかブラッシングしていなかった筆者は猛反し、山下さんのアドバイスを元に、ころちゃんに入念にブラッシングをしました。

次のポイントは『シャンプーをする時は泡で洗うということを心がけ、洗った後はしっかりと洗い流すこと』です。

シャンプーの原液で洗ってしまうと、洗浄力が強すぎて皮膚に負担がかかり、洗い流しが足りない原因になる場合も。

シャンプーを使う時はしっかりと泡立てた泡で洗うことを心がけましょう。

筆者は１００円ショップで購入した洗顔用の泡立て器を使って、シャンプーを泡立てました。初めて使用しましたが、結構簡単にモコモコの泡を作ることに成功！

また、シャンプーの匂いが持続しないで消えてしまいやすいのは、多くの場合シャンプー剤のすすぎ残しが原因であることが多いそう。

きちんと洗い流せていないと、逆に匂いの元になってしまうのだとか。

特に家のシャワーは水圧がサロンより弱いことが多いので、より時間をかけてしっかり洗い流してあげましょう。

最後のポイントとして伝授していただいたのは『タオルドライ』。山下さんいわく、乾かす前のひと手間で犬のストレスを減らしてあげることができるそうです。

犬のシャンプーが終わった後は、大きめのタオルを使ってタオルドライをしましょう。

水分をしっかりと取ることで、ドライヤーの時間を短くしてあげることができます。

大きな音がするドライヤーが苦手な犬はとても多いです。最初は犬から少し離したところでドライヤーのスイッチを入れます。音に慣れてきたら、自分の手に風を当てても熱くない温度で乾かしてあげましょう。

タオルドライをしっかりとしたら、ドライヤーの時間が短縮できた上に簡単にブラッシングもすることができて、まさに一石二鳥！

ドライヤーがちょっぴり苦手のころちゃんも、早く終えることができたからか、終始お利口さんでした。

いつもより短時間でフワフワとした毛並みに仕上がった、ころちゃん。シャンプーのいい匂いがほんのり香り、さわやかに仕上がって筆者も大満足です。

みなさんも愛犬のセルフシャンプーをする際は、ぜひ参考にしてみてください！

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[文／キジカク・構成／grape編集部]