『風の谷のナウシカ』に登場する、巨神兵の原画を担当した人物に驚きの声 「知らなかった」
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宮崎駿監督によるアニメーション映画『風の谷のナウシカ』が、映画番組『金曜ロードショー』(日本テレビ系)で放送された、2023年7月7日。
『金曜ロードショー』のTwitterアカウントでは、同作品についての裏エピソードが公開され、話題を呼びました。
『風の谷のナウシカ』の裏エピソードに驚きの声
1984年に公開された『風の谷のナウシカ』は、スタジオジブリの作品として知られていますが、正確には、『トップクラフト』というアニメーション制作会社で制作されたもの。
同作が公開された当時、スタジオジブリはありませんでした。
『風の谷のナウシカ』の原作、脚本、監督は宮﨑駿監督が務め、宮﨑監督とアニメーションを作り続けてきた高畑勲監督が、初めてプロデューサーを担当した作品。
『風の谷のナウシカ』のヒットが、スタジオジブリの設立の大きなきっかけになったのだそうです。
作品内で流れた『少女の歌声』の秘密
主人公のナウシカが、王蟲と交流するシーンでは、たびたび「ラン、ランララランランラン…」と、女の子が歌う曲が流れます。
『風の谷のナウシカ』を詳しく知らなくても、口ずさめる人は多いのではないでしょうか。
作曲家の久石譲さんが作曲を担当した『王蟲(オーム)との交流』という曲なのですが、歌っているのは、久石さんの娘である、麻衣さんなのだとか。
当時4歳だった麻衣さんの、かわいらしくも音程がしっかりととれている歌声は、久石さんのDNAを感じさせますね。
麻衣さんは2023年現在も音楽活動をしており、久石さんと共演することもあるようです。
巨神兵の原画を担当した人物が?
『風の谷のナウシカ』のストーリーに欠かせない、巨神兵というインパクトのあるキャラクター。
当時、巨神兵の原画を担当したのは、『エヴァンゲリオン』シリーズの総監督を務める、庵野秀明さんです。
庵野監督は、学生時代に自分が描いた絵を持ち、本作の制作会社『トップクラフト』にやってきたのだそう。
絵を見た宮崎監督は、すぐに庵野監督を採用。『風の谷のナウシカ』の制作途中で巨神兵の原画をすべて任せたのです。
この頃から、宮崎監督と庵野監督の師弟関係が始まったのだとか。
2013年に公開された『風立ちぬ』の主人公の声に、宮崎監督が庵野監督を抜擢するなど、2人の親交は今でも続いています。
『風の谷のナウシカ』の放映とともに、『金曜ロードショー』のTwitterアカウントで次々と明かされた裏エピソードに、多くのファンが驚きの声を上げました。
・麻衣さんの歌声が、作品の世界観にピッタリなこともすごすぎる。
・久石さんの娘さんが歌われていたのか!あの曲を聞くと、しばらく頭から離れなくなるんだよなあ。
・え!?庵野監督が巨神兵の原画を担当していたなんて知らなかった…。
・巨神兵のシーンだけがいい意味で別物だったのは、そのためだったのか。これを見て納得できた。
『風の谷のナウシカ』をより深く知ることができ、喜んだファンは多いはず。
今回の件を知った後に作品を見返せば、新たな魅力に気が付くことができそうです。
2023年7月14日には、スタジオジブリの作品『コクリコ坂から』が『金曜ロードショー』にて放送予定。
また、同日には、スタジオジブリ最新作映画『君たちはどう生きるか』が公開されます。
テレビでも映画でも、スタジオジブリ作品を堪能できる1日になりそうです!
[文・構成/grape編集部]