【トリリオンゲーム 第8話・ネタバレあり】ついにハルたちトリリオンゲーム社と黒龍キリカが全面対決!?
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ブログやSNSでドラマの感想や情報を発信して人気を博している、蓮花茶(@lotusteajikkyou)さん。
2023年7月スタートのテレビドラマ『トリリオンゲーム』(TBS系)の見どころを連載していきます。
ハル(目黒蓮)たちトリリオンゲーム社に対し、ついに黒龍キリカ(今田美桜)が率いるG-REX社が、全面対決を挑んでくる。
G-REX社の記者会見の席で白虎あかり(百田夏菜子)は「ハルさんに勝ちたいのか」とキリカを問い詰めるが、逆にキリカから彼のことが好きなのかと聞き返され、咄嗟に「はい」と肯定してしまう。
素直な彼女を見てキリカは小さく「羨ましい」と呟いた。
G-REX社の巨大な資金による攻勢に対し、ハルはガク(佐野勇斗)と凛々(福本莉子)に世界的に有名なアニメーションスタジオ『ポポラ』のアニメ独占配信を狙うと宣言する。
だが、スタジオポポラ率いる世界的アニメーション監督の宇佐美マリ(麻生祐未)はかなりワガママで身勝手な人物で有名だった。
宇佐美マリと安住久子(中島ひろ子)。名監督と彼女を支えるプロデューサー。
二人の関係性、どこかで見たようなと思いきや、やはりガクが自分と彼(ハル)との関係に似ていると指摘した。まさに、ハルとガクの性格を入れ替えた二人だった。
マリはアニメのためならいくらでもワガママにも身勝手にもなるが、それは久子のプロデューサーとしての仕事を信頼しているからだということを、ハルは最初から見抜いていた。
だからこそ、久子の企画をマリが本心ではずっとアニメ化したがっていたことも分かっていたのだろう。
マリと久子の強い友情と絆を信じられたのは、ハルがガクのことを同じように信頼していたからに違いない。
時が経ってスタジオが成功したあとでもマリと久子の友情と信頼が変わらなかったことは、ハルとガクの今の関係のヒントになるのではなかろうか。
ところで、スタジオポポラやカリフォルニアランドという名前…どこかで見たことがあるような気がする?多分気のせい、多分。
そして久しぶりのハルとキリカの直接の対峙。前回がきらきらのホストクラブだったのに対し、今回は庶民的で騒がしい焼き鳥屋さん。
山盛りの焼鳥とモツ煮を前に、白いワンピースで着飾ったキリカのきょとんとした顔が普段と違っていて可愛い。以前のガクとのデートとはまた違うキュートな表情だ。
しかし、もう少し可愛い二人を見ていたいところだったが、二人の会話に甘酸っぱさがあったのは焼鳥の食べ方までだった。
ハルからの共闘の提案を、キリカは受け入れることができない。キリカにとってビジネスはすべてを手に入れることでしかないのだ。
ハルもガクもトリリオンゲーム社も、自分のものになる。それがキリカなのだ。
ハルのワガママを「仲間のためのワガママだ」と白虎あかりは言った。キリカのワガママは自分が勝ち続けるためだ。
二人はワガママ同士だが、その中身は違っている。だからこそ、キリカはここまでずっとひとりなのだ。
ハルに対して素直に「好きです」と言ってしまったあかりに対し、キリカが「羨ましい」と呟いたのも、彼女はそれを言ってしまった瞬間、ワガママでずっと勝ち続ける女・黒龍キリカではなくなってしまうからなのだろう。
そんなキリカにとっては、ハルとは一緒に焼き鳥をほほえみながら食べることではなく、ビジネスの場で戦うことが、ある意味、愛の語らいなのだろうか…。
一方のハルが何を考えているのかは、実はここまで来ても、まだよく分かっていない。
だが、あかりがハルのワガママを「仲間のためのワガママ」と言ったときに、笑顔を見せた。
こんなふうにハルの本心に触れようとしたのはあかりが初めてかもしれない。
あかりは報道の人間だから、行動原理を分析して、相手のことを知ろうとしてしまうのだろう。
そんな緊張感のあるハルとキリカの中に、黒龍一真(國村隼)はズカズカと乗り込んできた。
衝撃の発言に驚愕の表情を浮かべたのはガクだったが、黒瀬(竹財輝之助)がどんな反応なのかが気になる。次回の黒瀬に期待。
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[文・構成/grape編集部]