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「作り置きはしない」マクドナルドの独自のシステムがすごい!

By - 村人トミー  公開:  更新:

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できたてのあたたかい商品が食べられるファストフード店の『マクドナルド』。

いつも素早い商品の提供に驚かされますよね。

『マクドナルド』は、注文を確認してからバーガー類を調理する『メイド・フォー・ユー』という独自のシステムを、2005年から全ての店舗に導入。

あたたかくておいしい、できたての商品を、スピーディに提供しています。商品の作り置きをすることがなくなったため、食品ロスにも貢献しているのだとか。

実際に同システムではどのようにバーガーが作られているのか、取材してきました。

チーズバーガーを作りを通して『メイド・フォー・ユー』を知る!

できたての商品を提供するため、注文を受けてから商品作りを開始。

レジに打ち込まれた商品が、キッチンにあるモニターに表示されたのを確認してから、バンズを機械に入れて焼いていきます。

注文が入ってからバンズを機械に投入

17秒待つと、おいしそうな焼き目がついたバンズが機械から出てきます。

上部のバンズにマスタードとケチャップ、玉ねぎ、ピクルス、チーズ、パティの順番でのせていきます。

マスタードとケチャップの上に玉ねぎをのせる

ジューシーなパティをのせる

挟んでから、包装紙で包むと完成!

きれいにラッピングされたチーズバーガー

取材では筆者がチーズバーガー作りを体験する一幕も。実際にやってみるとトッピングやラッピングを素早く丁寧に行うのが、なかなか難しいと感じました。

バーガーの種類も多い『マクドナルド』。同システムだけでなく、店内で働くクルーの技術も伴って、できたてのあたたかい商品がスピーディに提供されているのです。

ポテト作りを見学!プロの技術がすごい

大人気商品の『マックフライポテト』も、クルーの技術が光ります。

冷凍庫から取り出したポテトをバットにいれ、タイマーをセットして油で揚げていきます。タイマーが鳴ったらバットをななめにして油をきります。

バットをななめにして油をきる

バットからポテトを移動させ、塩をかけてから熟練の技でカップにポテトを入れていき、完成です!

真っ直ぐカップに入ったポテトがおいしそう

ポテトを揚げていたのは、日本マクドナルド株式会社が1977年から開催している技能コンテスト『ALL JAPAN CREW CONTEST(以下、AJCC)』のポテト部門で、2022年度に1位に輝いた、奥(おく)さん。

2022年度『AJCC』ポテト部門1位の奥さん

ポテトづくりのポイントを聞いてみると…。

ポテトをカップに入れる時に、角度がつきすぎると急にポテトが落ちてしまいます。
ポテトがぐちゃぐちゃになって、規定量が入らなくなってしまうので、ゆるやかにポテトを入れて、スムーズに縦に入るように意識しています。

バラバラになったポテトを真っ直ぐカップに入れることができるのは、奥さんの熟練の技があってこそですね。

お客さんにもクルーにも『おもてなし』

揚げたてのポテトを食べてから店内を見渡すと、にこやかな男性を発見。

2022年度の『AJCC』でおもてなしリーダー部門の1位になった諏合(すごう)さんです。

2022年度『AJCC』おもてなしリーダー部門1位の諏合さん

お客さんのおもてなしに集中して取り組む『おもてなしリーダー』は、お客さんのコンシェルジュ。

困っているお客さんに声をかけたり、声をかけてもらいやすいようにゆったりと店内を歩いたり、過ごしやすい環境になるように常に店内を見渡しています。

「商品の味についてもお客様に聞いています」という諏合さん。

クオリティを上げるためにはお客様の生の声がすごく大事だと思うので、「私たちがやっていることって、本当に合っているんだね」というのを確認することで、お客様とクルーの架け橋になっているんです。

お客さんからの嬉しい声を、しっかりとクルーにも届けているそうです。

クルーにもお客さんにも気を配る『おもてなしリーダー』がいることで、より居心地のよい空間が生まれているのではないでしょうか。

時代とお客さんのニーズに対応していく『マクドナルド』。今後の取り組みにも注目したいですね!


[文・構成/grape編集部]

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