「一緒に歌いたい」自閉症の少女の夢を叶えたアデルに称賛の嵐
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イギリスのシンガーソングライター、アデルさん。彼女は2008年にデビューして以来、これまでに3枚のアルバムをリリースし、そのすべてが世界中で記録的なセールスとなった、人気・実力ともに世界トップクラスの歌手の一人です。
アデルさんは現在ワールドツアーを行っていますが、イギリスでのコンサートで起きたある出来事が大きな話題となっています。
コンサートが終わりに近づいた頃、客席の少女が掲げたサインにアデルさんが気が付きました。そこにはこう書かれていたのです。
アデルと一緒に歌うことが私の夢!
少女の夢が叶った瞬間
少女の名前はエミリーさん。12歳の彼女は自閉症とADHD(注意欠如多動性障害)、さらにエーラス・ダンロス症候群という病気を患っています。エミリーさんのサインを見たアデルさんは「OK、ステージに上がってらっしゃい!」声をかけます。エミリーさんの夢が叶った瞬間の映像をごらんください。
アデルさんと一緒に彼女の大ヒット曲”Someone Like You(サムワン・ライク・ユー)”を歌ったエミリーさん。
この様子を客席で見ていたエミリーさんの父親はとても驚いたそうです。なぜなら、普段は人が集まる場所にいると病気のせいで落ち着いていられないエミリーさんが、こんなにも大勢の人の前で堂々と歌ったから。
「ステージの上のエミリーはまるで別人のようだった」とお父さんは語ります。
ファンの夢を叶えたのはこれが初めてではなかった
実はアデルさんがファンの夢を叶えたのはこれが初めてではありません。2016年に入ってから彼女は、アイルランドに住む重い病気を患うファンの少女の自宅へお見舞いに行っているのです。12歳のレベッカさんは脳性マヒとてんかんにより歩くことや話すこと、また見ることができません。
レベッカさんはアデルさんの音楽が大好き。彼女の母親が娘がアデルさんに会えるようにインターネットのサイトでサポートを募っていたところ、なんと本当にアデルさんが自宅にやってきたのです。
アデルさんは現在のコンサートツアーでほかにも何人もファンをステージへ招いたりして彼らの夢を叶え続けています。歌手としての実力だけでなく、その素晴らしい人柄も有名なアデルさん。これからも世界中で彼女のファンは増え続けていくことでしょう!