駐車していた車に戻ったら? 車内にいた『乗客』にびっくり!
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『犬の幼稚園』に愛犬を預けたら… 送られてきた写真に「笑っちゃった」「なんでこんな自然なの」ポメラニアンのピカルディくんと暮らす、飼い主(@pomepomePicardy)さん。 ある日、施設にピカルディくんを一時的に預けたといいます。その後、施設からピカルディくんの『お預かり中の様子』の写真が送られてきたそうですが…。

これは食べられないわ… はんぺんの上で、哀愁漂う顔をしながら寝そべっていたのは…うどんの上に寝っ転がっていた動物に「発想が斬新すぎる」「哀愁が漂って見える」の声が続出!かわいすぎて食べられません。
アメリカのペンシルベニア州で、デイヴさんという男性がカヤックを楽しんでいました。
カヤックを満喫した後、彼が車に戻ると、誰もいないはずのトラックの荷台に『乗客』が待っていたのです。
その乗客とは…アカオノスリの子供!成長すると全長が50cm以上にもなるタカ科の大きな鳥です。
子供とはいえ、アカオノスリを見たデイヴさんはびっくり。
どうしたらいいか分からない彼は、トラックのテールゲートと幌(ほろ)を開けたままにして、アカオノスリが飛んで行くのを待つことにしました。
しかし数時間待っても、アカオノスリはその場から動かなかったのだそう。
困った彼は、野鳥の保護施設『レイブン・リッジ・ワイルドライフセンター』に助けを求めます。
偶然にも、施設の捕獲輸送ボランティアのミシェルさんが、デイヴさんがいる場所の近くにいたのだとか。
こうして、ミシェルさんによってアカオノスリは安全に保護されたのです。
『レイブン・リッジ・ワイルドライフセンター』の投稿によると、この時期は多くのタカの赤ちゃんが飛び方や狩りの仕方など、生き残る方法を学ぶのだそう。
しかし、学び始めて1年目のタカのほとんどは狩りに苦戦したり、道に迷ったり、家族とはぐれたりするといいます。
そのため、幼いアカオノスリの約80%が1年目で命を落とすのだそうです。
デイヴさんのトラックで見つかったアカオノスリは、脱水症状を起こして体重も少なかったとのこと。
おそらく、狩りがうまくいかずに苦しんでいたのでしょう。
この投稿には「すごくいい話」「デイヴさんとミシェルさん、ありがとう」「この鳥が生きるチャンスをもらえてよかった」などの声が上がりました。
保護された後、アカオノスリは順調に回復して、野生に戻せるくらい体力がついたということです。
見慣れた小さな鳥ならまだしも、こんなに大きな鳥が車に入ってきたら驚いて当然でしょう。
そこでパニックになって、アカオノスリを乱暴に追い出さずに、施設に連絡したデイヴさんの行動は素晴らしいですね。
助けてもらったアカオノスリの子供が、過酷な野生でたくましく生き抜いていけるといいですね。
[文・構成/grape編集部]