家の前に倒れていた鳩の赤ちゃん 今では保護した夫婦の大切な家族の一員に
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イギリスのロンドンに住むジョアナさんとジョアンさん夫妻。ある日彼らは家のドアの前で、1羽の鳩の赤ちゃんが倒れているのを見つけました。
その鳩は見たところまだ生まれて1ヶ月も経っていないようで、目に感染症を起こしていたのです。
ジョアナさんとジョアンさんは、このまま放っておいたらこの鳩はきっと近所の猫に捕まってしまうだろう、と思いました。そしてこの鳩が自力で病気を治し、飛べるようになるとは思えなかった2人は、「この子を保護してあげよう」と決めたのです。
鳩はマルケスと名づけられました。それから2人は鳩の育て方を調べ始め、ジョアナさんの周りの人たちも協力してくれるようになり、マルケスの世話をするためにジョアナさんは週に数日は在宅勤務ができるようになりました。
そうするうちに、マルケスの家族か友達らしき鳩たちが時々ジョアナさんの家にやってくるようになったそうです。
ジョアナさんの献身的な世話の甲斐あって、マルケスはどんどん元気になっていきました。2ケ月後には目の感染症もすっかり良くなり、公園へ遊びに行けるほどに!
しかし公園に行くと、マルケスは少し飛び回ってはすぐにジョアナさんの肩に戻ってきて、そのまま彼らの横をチョコチョコと歩いてお散歩するのだそう。飛べるようになったにも関わらず、ほかの鳩たちと一緒に飛び立とうとしないマルケス。その姿を見てジョアナさんは、「この子を野生に帰すのはもう無理かもしれない」と思ったそうです。
ジョアナさんたちはマルケスを家に連れて帰りました。そしてマルケスは正式にジョアナさんとジョアンさんの家族として、一緒に暮らすことになりました。
普段は室内で飼われているため、たびたび外の空気を吸いに公園などへ出かけてほかの鳥たちと遊ばせてあげているそう。また家の中では特製のオムツを履いているマルケス。なんだか可愛いですね。
優しい人間のママとパパのそばで元気に成長しているマルケス。鳩ってこんなに人に懐くものなのですね。マルケスがジョアナさんたちの家の前で倒れていたのは、きっと運命だったのではないでしょうか。これからも家族3人で楽しく暮らしていってほしいですね。