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生後6週間の娘を失った母親 訪れたレストランの対応に涙があふれる

By - grape編集部  公開:  更新:

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出典:Facebook

アメリカのウェストバージニア州に住むルビン夫妻の間に生まれたリリアンちゃん。

赤ちゃんの誕生を心から願っていたという夫妻にとって、リリアンちゃんはまさに宝物でした。

しかし、ある日、リリアンちゃんを見ると、何だか元気がありません。「大したことではないだろう」と思いつつも、2人は病院へ。

そこで医師から厳しい事実を宣告されます。リリアンちゃんは「血管肉腫」という、非常に稀ながんに侵されていたのです。

血管肉腫

血管やリンパ管に発生する悪性腫瘍。血管が異常増殖するため、紫斑や紅斑となって現れる。進行が早く、発見時には転移しているケースも多い。また、治療後に再発する可能性も高く、根治が難しいとされている。

リリアンちゃんの場合も、発見時には全身に転移しており、手の施しようがない状態。治療も行えぬまま、診断後、3日でこの世を去ってしまいました。

Facebookに投稿されたルビン夫妻の言葉は、悲しみに満ち溢れていました。

「本日1時55分。リリアン・テイラー・ルビンは、私たちの腕の中で、6週間という短い人生い幕を降ろしました。(中略)リリアンの人生はあまりにも短く、私たちは彼女がこの世に生まれた足跡さえも残してあげることができませんでした」

Facebook ーより和訳

何か食べねばと向かったレストランで…

リリアンちゃんの遺品の整理は、両親にとってあまりにも辛すぎました。そのため、ベビー用品などの整理は、リリアンちゃんの祖母と祖父の手に委ねられたと言います。

片付けが終わったと祖父母から連絡があった頃。リリアンちゃんが亡くなってから、何も口にしていなかった夫婦は「少しぐらいは食事をしなければ」と気乗りはしなかったものの、Applebee’sというレストランに向かいます。

母親であるハイディさんは、カウンターに座り、注文をしました。しかし、リリアンちゃんを思い出すと涙が止まらず、トイレで泣き崩れてしまったと言います。そこへレストランのスタッフが近づいてきて、優しい口調で尋ねてきたそうです。

「どうされましたか?大丈夫ですか?」

ハイディさんが胸の内を明かすと、スタッフはそばに寄り添い、ハイディさんが落ち着くまで慰めてくれたそうです。

「分かりました。大丈夫ですよ。思い切り、泣いてください」

ハイディさんは、この時の気持ちを後にFacebookでこう綴っています。

「救われました。リリアンのことを知らない人が一緒に悲しんでくれたことが慰めになりました」

Facebook ーより和訳

食事を終え、レストランを後にしようとした時。別のスタッフがハイディさんに近づき、ハグをしてお悔やみを伝え、こんな手紙を手渡しました。

お悔やみ申し上げます。

あなたの悲しみのすべてを理解することは到底できません。
それでも、あなたが悲しみに暮れていることは、痛いぐらいに伝わってきました。

今日の食事は私たちからの気持ちです。
娘さんのご冥福を心からお祈りしています。

Applebee’sスタッフ一同より

Facebook ーより和訳

レストランスタッフの気遣いがルビン夫妻にとっては、一筋の光になったと言います。

彼らにお礼の気持ちを伝えたい。悲しみに暮れている私たちですが、人の思いやりに触れて「あなたたちは孤独ではない。一緒に悲しみを分かち合いましょう」と、とても励まされました。

Facebook ーより和訳

たとえ他人であっても、人の悲しみを共有し、分かち合い、励ましたレストランのスタッフの行動は、人間として、とても素晴らしいものだったように感じます。

ルビン夫妻は一日も早く笑顔を取り戻すことを、そしてリリアンちゃんのご冥福を、心より願います。

出典
Pray for Baby LillianHeidi RubinLove What Matters

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