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「ちょっと羨ましい」高校の駐輪場に『スーパーカブ』がずらりと並ぶ理由とは

By - grape編集部  作成:  更新:

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大型ロケットの打ち上げ場所としても有名な、鹿児島県・種子島

ここには鉄道がなく、バスも1日に数本しか走っていません。そのため、たくさんの高校生が原付バイクで通学しています。

中でも、Hondaのバイク『スーパーカブ』を愛用している生徒が多数を占め、『カブ通学』は種子島の高校生の伝統になっています。

急な坂道が続く通学路を力強く走るカブは、高校生たちにとって、なくてはならない相棒です。

相棒から贈られたのは…

スーパーカブからのプレゼントとして、Hondaは、種子島の高校生に向けたミュージックビデオ(以下MV)を制作しました。

「大切な青春時代をカブとともに過ごす、種子島のカブライダーに特別な感謝の気持ちを贈りたい」というHondaの想いに賛同し、若者の間で人気のロックバンド『クリープハイプ』がコラボレーション。

今回、特別に書き下ろした楽曲『ゆっくり行こう』は、「泣ける」「懐かしい気持ちになった」とネット上でも話題になりました。

MVには鹿児島県立種子島高校の生徒たちが出演。ドキュメンタリータッチの映像に仕上がっています。

高校生活を切り取ったようなキラキラとした映像は、観る人の青春時代を呼び起こしてくれます。

文化祭では、特別篇も

2018年11月9日に行われた、種子島高校の文化祭。ステージでは、生徒たちと、来場した保護者やOB・OGに向け、MVに収まりきらなかった映像を編集した特別篇を上映しました。

MVの最後に、未公開映像と、制作陣や先生たちから、生徒たちに向けたメッセージからなる特別篇が始まります。

特別篇のメッセージが流れ始めると、生徒たちは真剣なまなざしでスクリーンを見つめていました。

特別篇の映像の中には、クリープハイプのボーカル・尾崎世界観さんからのメッセージも。

映像を見ていると、遠く離れた場所でのみなさんの暮らしを身近に感じて、
自分の街で、自分の暮らしを大切にしようと改めて思わせてもらいました。
(クリープハイプ 尾崎世界観)

自分たちへ向けられた言葉に、生徒たちも感慨深い様子でした。

生徒たちにインタビュー

上映プログラムの後、種子島高校の生徒さん数名にお話を伺うことができました。

―MVに出演してみた感想は?

恥ずかしかったです。自分の学校が出るのは嬉しいんですけど…。
今日の特別篇も、自分がたくさん出ていて、観るのも緊張しました。
(2年生 MV出演 阿塚さん)

―カブ通学の感想は?

片道30分くらいの距離をカブで通学しています。
運転は、最初は難しかったけど、自宅の周りで練習して上達しました。
雨の日もレインコートを着てカブに乗っています。
(2年生 MV出演 下嶋くん)

―カブ通学にはすぐ慣れた?

私は結構すぐに乗れちゃいました。
冬場は手袋しても手が冷たくて、大変なこともあるけど、海岸沿いを走るのは気持ちいいです!
(2年生 MV出演 長野さん)

―カブは誰かから受け継いだもの?

私はお姉ちゃんのおさがりです。
うちは6人姉妹だから、何台かを乗り継いでいますね。
壊れては修理してを繰り返して、乗っています。
(3年生 カブ通学中 田中まこさん)

先輩から貰ったものもあるから、姉妹でもう何台乗ったか分かんないね。
(まほさんのお姉さん OG 田中ちひろさん)

直接話を聞くと、生徒たちにとってスーパーカブが、毎日の一部としてなくてはならないものであることが、改めて伝わってきました。

駐輪場にずらりと並ぶ車体は、どれも使い込まれており、兄弟姉妹や、先輩後輩の間で受け継がれていく『カブ文化』を象徴するようでした。

過去には、サプライズも!

実は、このMV以前から、種子島の高校生とHondaの関係は始まっています。

2017年度の卒業式、Hondaが卒業のお祝いと応援のメッセージを、南日本新聞の広告面に掲載するというサプライズを行いました。

それ以来、種子島の高校生とHondaの間には、温かい交流が続いています。

2018年は、スーパーカブ誕生60周年。

種子島の高校生以外にも、郵便局員や新聞配達員など、さまざまなカブライダーたちを応援する企画を展開しています。

これまでの活動も、心がほっと暖かくなるものばかりなので、チェックしてみてくださいね!


[文・構成/grape編集部]

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