CNNが人気ユーチューバーを28億円で買収!? By - 土屋 夏彦 公開:2017-02-22 更新:2017-02-22 YouTuber Share Post LINE はてな コメント 出典:CaseyNeistat 動画配信サイト「ユーチューブ」でさまざまな動画を配信して人気を得ることでお金を稼ぐ「ユーチューバー」が、もはや職業として成立していることはみなさんご存知ですよね? 昨年3月にある大阪の小学校で4年の男子に聞いた将来の夢が、1位サッカー選手、2位医者、3位ユーチューバーになって世間をあっと言わせたのも覚えてらっしゃるかたも多いと思うんですが、日本でも「ヒカキン」さんや「はじめしゃちょー」「Fischer’s-フィッシャーズ」などなど超人気のユーチューバーが続々登場する中、海外ではもっととんでもないことが起きているという話題です。 なんとニュース専門チャンネルのCNNが、ニューヨークを拠点に活動するケイシー・ネイスタットさんというユーチューバーを所属する会社ごと買収しました。 ネイスタットさんは2010年に自分のチャンネルを開設し、これまで1000本近くの動画を公開して、約670万人の登録者を抱え、累積再生回数は14億6000万回を誇る超人気ユーチューバーだそうです。 彼の得意分野は、普通ではあり得ない体験を自撮り動画で紹介するもので、例えば、たまたま無料アップグレードした飛行機のファーストクラスでの体験を「2万1千ドルの飛行機シート」と題して紹介したものや(半年足らずで再生回数3150万回)、「ニューヨークの大雪の中、車に弾いてもらってスノーボード疾走!」では約1年で再生回数1600万回の大ヒットを記録。ほかにも社会派動画なども数々投稿して社会に物申すこともたびたびやっているそうで、その成果あってか、ウォール・ストリート・ジャーナル紙のよれば、その買収額は2500万ドル(28億円)だったということです。 この話題にはその続きがあって、なぜCNNがそんなに大金を注ぎ込んでまでユーチューバーを取り込んだかというと、先日来日したCNNのアンドリュー・モース上級副社長によれば、数カ月以内に新会社を立ち上げ、新しいメディアブランドを展開すると発表したんです。つまり、CNNがネットを通じてなにやら全く新しい動画チャンネルを始めるみたいなんです。 日本でも始まっているテレビ離れは、海外でも同様のようで、こうした新たな取り組みが、また新しいメディアを作っていくのかな、とちょっと楽しみではあります。 [文/構成 土屋夏彦/grape編集部] 土屋夏彦 上智大学理工学部電気電子工学科卒業。 1980年ニッポン放送入社。「三宅裕司のヤングパラダイス」「タモリのオールナイトニッポン」などのディレクターを務める傍ら、「十回クイズ」「恐怖のやっちゃん」「究極の選択」などベストセラーも生み出す。2002年ソニーコミュニケーションネットワーク(現ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社)に転職。コンテンツ担当ジェネラルプロデューサーとして衛星放送 「ソネットチャンネル749」(現アジアドラマチックTV★So-net)で韓国ドラマブームを仕掛け、オンライン育成キャラ「Livly Island」では日本初の女性向けオンラインで100万人突破、2010年以降はエグゼクティブプロデューサー・リサーチャーとして新規事業調査を中心に活動。2015年早期退職を機にフリーランス。記事を寄稿する傍ら、BayFMでITコメンテーターとしても出演中、ラジオに22年、ネットに10年以上、ソーシャルメディア作りに携わるメディアクリエイター。 俳優・火野正平さんが逝去 腰痛の治療に励むも腰部骨折に火野正平さんが亡くなったことが分かりました。ご冥福をお祈りいたします。 「嬉しい報告があります!」長友佑都が妻・愛梨の妊娠を発表2017年9月2日、長友佑都さんがブログを更新。妻・愛梨さんが第一子を妊娠したことを発表しました。 出典 CaseyNeistat/CNN Share Post LINE はてな コメント
動画配信サイト「ユーチューブ」でさまざまな動画を配信して人気を得ることでお金を稼ぐ「ユーチューバー」が、もはや職業として成立していることはみなさんご存知ですよね?
昨年3月にある大阪の小学校で4年の男子に聞いた将来の夢が、1位サッカー選手、2位医者、3位ユーチューバーになって世間をあっと言わせたのも覚えてらっしゃるかたも多いと思うんですが、日本でも「ヒカキン」さんや「はじめしゃちょー」「Fischer’s-フィッシャーズ」などなど超人気のユーチューバーが続々登場する中、海外ではもっととんでもないことが起きているという話題です。
なんとニュース専門チャンネルのCNNが、ニューヨークを拠点に活動するケイシー・ネイスタットさんというユーチューバーを所属する会社ごと買収しました。
ネイスタットさんは2010年に自分のチャンネルを開設し、これまで1000本近くの動画を公開して、約670万人の登録者を抱え、累積再生回数は14億6000万回を誇る超人気ユーチューバーだそうです。
彼の得意分野は、普通ではあり得ない体験を自撮り動画で紹介するもので、例えば、たまたま無料アップグレードした飛行機のファーストクラスでの体験を「2万1千ドルの飛行機シート」と題して紹介したものや(半年足らずで再生回数3150万回)、「ニューヨークの大雪の中、車に弾いてもらってスノーボード疾走!」では約1年で再生回数1600万回の大ヒットを記録。ほかにも社会派動画なども数々投稿して社会に物申すこともたびたびやっているそうで、その成果あってか、ウォール・ストリート・ジャーナル紙のよれば、その買収額は2500万ドル(28億円)だったということです。
この話題にはその続きがあって、なぜCNNがそんなに大金を注ぎ込んでまでユーチューバーを取り込んだかというと、先日来日したCNNのアンドリュー・モース上級副社長によれば、数カ月以内に新会社を立ち上げ、新しいメディアブランドを展開すると発表したんです。つまり、CNNがネットを通じてなにやら全く新しい動画チャンネルを始めるみたいなんです。
日本でも始まっているテレビ離れは、海外でも同様のようで、こうした新たな取り組みが、また新しいメディアを作っていくのかな、とちょっと楽しみではあります。
[文/構成 土屋夏彦/grape編集部]
土屋夏彦
上智大学理工学部電気電子工学科卒業。 1980年ニッポン放送入社。「三宅裕司のヤングパラダイス」「タモリのオールナイトニッポン」などのディレクターを務める傍ら、「十回クイズ」「恐怖のやっちゃん」「究極の選択」などベストセラーも生み出す。2002年ソニーコミュニケーションネットワーク(現ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社)に転職。コンテンツ担当ジェネラルプロデューサーとして衛星放送 「ソネットチャンネル749」(現アジアドラマチックTV★So-net)で韓国ドラマブームを仕掛け、オンライン育成キャラ「Livly Island」では日本初の女性向けオンラインで100万人突破、2010年以降はエグゼクティブプロデューサー・リサーチャーとして新規事業調査を中心に活動。2015年早期退職を機にフリーランス。記事を寄稿する傍ら、BayFMでITコメンテーターとしても出演中、ラジオに22年、ネットに10年以上、ソーシャルメディア作りに携わるメディアクリエイター。