チャリティカレンダーの撮影に参加した消防士 そこで出会った犬の里親になる
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『日本語なのに読めない』貼り紙 内容が?「もはや外国語」「なんて?」旅行中に立ち寄った温泉。貼り紙の内容に首を傾げた理由が?
レジ店員「そのカバン…」 レジ店員が客に声をかけたワケが?「これは声かけちゃう」「最近、自信喪失していて、今日もとぼとぼと帰路についていたんだけど…」
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イケメン消防士とかわいい動物たちのコラボレーションが人気の『チャールストン・ファイヤーファイター・カレンダー』。これはアメリカのサウスカロライナ州にある動物シェルターを支援するためのプロジェクトで、カレンダーの売り上げは保護された動物たちの医療費などに充てられます。
そのカレンダーの撮影に協力した一人の消防士と保護犬の物語が、たくさんの人たちを感動させています。
カレンダー撮影で出会った消防士と犬
消防士のロブさんは2016年にカレンダーの撮影にモデルとして参加しました。彼のパートナーはメスのジャーマンシェパード”キンバー”。
ロブさんはキンバーと出会って「すぐに特別な何かを感じた」と言います。
退役軍人のPTSDを癒したキンバー
キンバーはまだ子犬だったころ、シェルターに保護されました。健康状態が悪く、体中に広がった皮膚病のせいで毛が殆どない状態でした。その状況から、おそらく虐待されていたのではないかと想像されました。
その後、キンバーは退役軍人のスティーブさんという男性に引き取られます。スティーブさんは重度のPTSDに苦しんでいて、キンバーは介助犬として彼を支えることになりました。
実はスティーブさんは過去にスカウトという名前の介助犬と共に生活していました。ですが、洪水によってスカウトを失くしてしまいます。
スティーブさんは愛犬の死によってPTSDが再発してしまいました。しかし、キンバーと出会ったことによって再び彼の心は癒され、病気の症状もおさまってきていたということです。
カレンダー撮影で二人の男性が出会う
その頃、キンバーがカレンダー撮影に参加することになり、ロブさんは飼い主であるスティーブさんと出会いました。ロブさんも消防士になる前は米軍に所属していたこともあり、二人はすぐに意気投合し友人となりました。
しかしその数ヶ月後、スティーブさんは別の病気で入院することになり、キンバーの世話をすることが困難になってしまいます。そこでスティーブさんはロブさんに、「入院する間だけキンバーの面倒を見てほしい」と頼みました。
ロブさんは快諾し、一時的にキンバーを預かることに。しかし、スティーブさんの病状はなかなか回復せず、彼はロブさんに「キンバーの里親になってほしい」と告げたのです。
スティーブさんにとってキンバーはとても大切な存在でした。だからこそ、信頼のおけるロブさんに任せたいと思ったのでしょう。こうしてロブさんとキンバーは正式に家族となりました。
ロブさんはキンバーのことを『この子は特別な犬』と言います。子犬の頃、虐待されて心と体に傷を負った経験を持つキンバーは、人を癒し、守り、喜ばせる方法を知っているのだそう。
ロブさんは今後もキンバーのトレーニングを続け、PTSDに苦しむ退役軍人のサポートがしたいと話しています。
カレンダー撮影でたくさんいる動物たちの中からロブさんとキンバーが組むことになったのは、偶然ではなく運命だったのかもしれませんね。
[文・構成/grape編集部]