まるでペットのように人の後をついて来るスーツケースが発売決定!
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アメリカのロボットメーカー『Travelmate Robotics(トラベルメイト・ロボティクス)』社は、世界初の歩くと後ろを付いてくる“自走式”スーツケース『Travelmate』を日本国内で2018年4月に発売すると発表しました。
『Travelmate』は、昨年からクラウドファンディングサービス『indiegogo』で支援者を募り製品化に取り掛かり、今年始めには76万ドルを集めて製品化は決定していました。そしてこの度めでたく2018年の一般販売が決定しての発表となりました。
『Travelmate』は、スマートフォンアプリでBluetooth接続したスーツケースが、スマホの位置を検知して、その位置を追いかけるように自走します。つまり、スマホを持っている場所をスーツケースが追いかけるわけです。
また内蔵センサーで障害物や人を避けたり手前で止まったりもしてくれます。またUSBケーブルを接続すれば、内蔵バッテリーからパソコンやスマートフォンの充電も可能。
こうした多彩な特徴を公式サイトから抜粋すると全部で7つ。
リチウムイオンバッテリーはフル充電で、完全自律モードでは4時間、スタンバイモードでは最大100時間(通常のスーツケースのように使用している場合)の連続使用が可能。こうしたメカニカルな電気モーターや内部コンポーネント部分がなんと、スーツケースの容積の3%未満にとどまっているというのもすばらしいですね。
スーツケースの大きさはS、M、Lの3種類。ちなみにSサイズは機内持ち込み可能な55センチ x 20センチ x 40センチのサイズ。現在カラーバリエーションは、青色、ピンク色、黒色の中から選択。将来的にはバリエーションを追加する予定。
値段はSサイズで12万6千円(税別)とのこと。予約は輸入代理店のイーコネクトがWebサイトで受け付け中。ちなみに調べたところアマゾンでもちょっと高めですが予約受け付け中でした。
リリース後には、Travelmateの無料のアプリケーションを定期的に更新し、最終的には、旅行提案、空港情報、空港ゲート情報などをアプリケーションに追加していきたいと話しています。また将来的には、機械学習(AI)を通じて常に機能を向上させていけるようにしたいということです。
これは、移動データを自動的にTravelmateアプリケーションにアップロードすることによって実現されるそうです。「Travelmate」はもはや普通のスーツケースではなく、あなたと行動をともにする自律的なロボットコンパニオンであると発表者は伝えています。
今後、空港などで受けを狙いたいあなたには、このスーツケースは相当な威力を発揮しそうですよ!!
[文・構成 土屋夏彦]
土屋夏彦
上智大学理工学部電気電子工学科卒業。 1980年ニッポン放送入社。「三宅裕司のヤングパラダイス」「タモリのオールナイトニッポン」などのディレクターを務める傍ら、「十回クイズ」「恐怖のやっちゃん」「究極の選択」などベストセラーも生み出す。2002年ソニーコミュニケーションネットワーク(現ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社)に転職。コンテンツ担当ジェネラルプロデューサーとして衛星放送 「ソネットチャンネル749」(現アジアドラマチックTV★So-net)で韓国ドラマブームを仕掛け、オンライン育成キャラ「Livly Island」では日本初の女性向けオンラインで100万人突破、2010年以降はエグゼクティブプロデューサー・リサーチャーとして新規事業調査を中心に活動。2015年早期退職を機にフリーランス。記事を寄稿する傍ら、BayFMでITコメンテーターとしても出演中、ラジオに22年、ネットに10年以上、ソーシャルメディア作りに携わるメディアクリエイター。