こんなにかわいかったなんて 『怒ったような顔』の犬 数か月後の変化に驚く
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赤ちゃんに抱きつかれた犬 見せた表情に「これが愛か」「なんて尊いの」ゴールデンレトリバーのおからちゃんと、柴犬のうにくんと暮らしている飼い主(@uni_okara0725)さんがXに投稿したエピソードに、癒される人が続出しました。

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クロアチアの路上で通りがかりの人が見つけた、1匹の犬がいます。
小さな体のその犬はやせ細り、ひどい皮膚病で体の毛が抜け落ちていました。さらに感染症によって腫れあがった目のせいで、その顔つきはまるで怒りを表しているかのようにも見えたのです。
心優しい通行人はその犬を放ってはおけないと思い、保護しました。そして動物保護団体のクラウディアさんに預けることにします。
これまで数多くの犬たちを保護してきたクラウディアさんでしたが、そんな彼女でさえ、この犬のあまりにひどい健康状態に思わず言葉を失ったといいます。
生き延びられるかどうか…誰もが心配するほどの健康状態
犬はフロドと名づけられました。
保護された時、彼の体は皮膚病だけでなくノミやダニにまみれていて、餓死寸前だったということです。
獣医が診察をしたところ、右目は感染症がひどく、摘出するしかありませんでしたが、幸い左目は治る見込みがありました。
そのあまりにひどい健康状態から、保護された時は誰もがフロドがこの先も生きられるかどうか、「正直分からなかった」といいます。
しかし、小さなファイターは生きることを決してあきらめませんでした。
フロドは日を追うごとに体力が付いて元気に。また皮膚病が治ってくると、彼の本来の美しい毛が再び生えてきました。
その後も目覚ましい回復力を見せたフロドは、体が健康になると共に、本来の明るい性格を取り戻していったのです。
クラウディアさんは、ウェブメディア『The Dodo』の取材に語りました。
すっかり元気になったフロドは新しい家族も見つかり、たっぷりの愛情を受けて幸せに暮らしているということです。
保護された時は怒りに満ちたようだった表情は、今ではまるでウインクをしているかのようにチャーミングに見えます。
フロドがなぜあれほどまでにひどい健康状態だったのかはわかりませんが、きっととてもつらい思いをしていたはずです。もしあの時、親切な人が助けていなかったら、どうなっていたことでしょう。
フロドがこれからは優しい家族と一緒に、幸せに満ちた毎日を過ごしていけるように願わずにいられません。
[文・構成/grape編集部]