ゴミ箱の中で見つかった犬 保護時の状態に「涙が出る」「残酷極まりない」
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2023年2月21日、アメリカのノースカロライナ州にある動物保護団体『Forgotten, Now Family Rescue』がSNSで1匹の保護犬について投稿。
ジョーイという名前のオス犬は、少し前に保護されたのですが、ある事情によってこの日まで公開されていませんでした。
「警察当局から公開することが認められた」として、施設はジョーイについて投稿したといいます。
その内容はあまりにも残酷なものだったのです。
ゴミ箱の中で見つかった犬
ジョーイは大きなゴミ箱の中で、両脚を縛られた状態で発見されました。
親切な人がジョーイを見つけて、『Forgotten, Now Family Rescue』に連絡してきたそうです。
動物病院での診察の結果、ジョーイは激しく殴られた跡があり、体中を数えきれないほど骨折していました。
頭部には鋭利なもので殴られたことによる、いくつもの穴が開いていました。そして頭蓋骨への強い衝撃のせいで片目を失明していたのです。
ジョーイへの虐待は一度だけではなく、長期にわたって繰り返されたと思われるそうです。
この悲惨な状況で唯一奇跡といえるのは、ジョーイが生きていたということでしょう。
ジョーイは何日間も入院し、治療の甲斐あって少しずつ回復しています。
時には痛みに耐えかねて鳴いた後、必ず寄り添っているスタッフの手を舐めてくれたとのこと。
そんなジョーイを見たスタッフは投稿でこのようにつづっています。
※動画はInstagram上で再生できます。見た人が不快に感じるおそれがある画像(傷口など)が含まれています。
これらの投稿には、ジョーイの回復を願う声と、虐待した人物への非難の声が上がっています。
・これは残酷極まりない。ジョーイの傷が早く癒えますように。
・この罪のない犬が耐えた苦しみを思うと涙が出る。虐待した人が捕まることを祈っている。
・かわいいジョーイ…人間があなたにこんなひどいことをして、ごめんなさい。
『Forgotten, Now Family Rescue』は警察と協力して、ジョーイを虐待した人物を特定するため、報奨金を出して情報提供を呼びかけています。
2023年3月現在、ジョーイは走れるほどにまで元気になりました。しかし、将来的にまた手術が必要になることが分かっているそうです。
心無い人間によって瀕死の重傷を負わされながらも、助けてくれた人たちへ牙をむくどころか、感謝を示しているジョーイ。
こんなにも愛情にあふれた犬に、なぜひどい虐待ができるのか、理解に苦しみます。
ジョーイの体と心の傷が癒えて、これからは幸せに過ごしていけるように願ってやみません。
[文・構成/grape編集部]