生理前にPMSで不調 恋人に伝えると、信じられない言葉が… By - grape編集部 公開:2018-08-06 更新:2018-08-13 生理 Share Post LINE はてな コメント 悲しい気持ちの時に、残念な知らせ…女性はベンチに腰掛けて待つことにします。 しかし、1時間経っても恋人からの連絡はありません。 「仕事だから、仕方ない…」と自分にいい聞かせても、モヤモヤした気持ちがつのるばかり。そして、待ちわびた、彼からのメッセージが届きます。 「いま出た、疲れたわ。遅くなったから今日はやめようか」 恋人に会えないさびしさと、待った時間の疲労がドッと女性を襲います。 「彼は仕事で疲れているから」「私はPMSだから」「こんなところで泣いたらみっともない」と自分にいい聞かせる女性ですが、帰りの電車の中、下を向いた彼女の目からは大粒の涙が流れていました。 誰もが理解してくれるわけではない… 次の週末に、恋人は「この間は、本当にごめんね。返事がなかったし、すごく怒ってたでしょ」と謝ります。「怒ってない、ただ…」女性は、ちょうどいい機会だと思い、PMSの症状について打ち明けることにしました。 「生理の1週間前から理由がないのに悲しくなることがあって、前の彼の時は毎月別れ話をしちゃってたの。でも、アプリで『いまの気分』っていうのを見てもらって…」 女性は当然のように、恋人が「そうなんだ、分かったよ」といってくれることを期待していました。 ところが、恋人の口から出たのは想像もしなかった言葉でした。 「うっわ、めんどくさ!」 女性は唖然とし、「めんどくさいって、ひどくない…?」と返します。 恋人は「いや、違うよ、毎月そんなじゃ面倒だろうなって意味で。女の人は大変じゃん」と弁解するのですが、続く言葉はさらに女性の気持ちを裏切ります。 「その1週間は会わないようにする?」 「違うよ、そういう時こそそばにいてほしくて…」といいかけて、女性は口をつぐみます。 「俺と会うと気を使うでしょ」「しんどい時に遊びに行くのも」という、さも女性のことを思っているかのように語られる恋人の言葉が、「面倒な時期に関わりたくない」に置き換わって聞こえてしまったからです。 女性は、その後の答えを返すことができませんでした。 もしかすると、PMSの期間は会わないようにすることで円滑に交際が進むカップルもいるかもしれません。 ただ、女性の理想は楽しい時も、つらい時も一緒に過ごせる関係。 「結論を急ぐつもりはありませんが…」女性は語ります。 「ただでさえ、社会人は会う時間を作るのが大変なのに、PMSの期間は会わないようにするなんて。私のPMSがなければうまく行くのだとしたら…病気とか、ほかのトラブルがあってもダメだろうってことですよね」 女性は生理とどう付き合っていけばいい? 生理のサイクルに、女性は心身ともに振り回されることが多々あります。 症状が重さも種類も、人によってさまざまで、同性でも「すべて理解する」ことは難しいのです。 ですが、完全に理解はできなくても「知る」ことはできます。「こういう事情だから、こういう行動を取るのか」と知れば、受け取りかたも変わってきます。 このエピソードに登場した女性も「自分がPMSである」と知ったことで、不快な期間を改善できました。恋人に自分の症状を伝えたことも、きっと間違ってはいなかったのでしょう。 例え、自分の思うように相手が受け取ってくれなかったとしても、「そういう人なのだ」と知るきっかけにはなりました。 「生理は隠すべきもの」という社会の考えかたは、簡単には変わっていきません。ですが、自分1人で抱え込まずに、まずは身近な人と悩みを共有するのも、より過ごしやすくするための手段の1つではないでしょうか。 ※記事中の写真はすべてイメージ [文・構成/grape編集部] 1 2 Share Post LINE はてな コメント
悲しい気持ちの時に、残念な知らせ…女性はベンチに腰掛けて待つことにします。
しかし、1時間経っても恋人からの連絡はありません。
「仕事だから、仕方ない…」と自分にいい聞かせても、モヤモヤした気持ちがつのるばかり。そして、待ちわびた、彼からのメッセージが届きます。
「いま出た、疲れたわ。遅くなったから今日はやめようか」
恋人に会えないさびしさと、待った時間の疲労がドッと女性を襲います。
「彼は仕事で疲れているから」「私はPMSだから」「こんなところで泣いたらみっともない」と自分にいい聞かせる女性ですが、帰りの電車の中、下を向いた彼女の目からは大粒の涙が流れていました。
誰もが理解してくれるわけではない…
次の週末に、恋人は「この間は、本当にごめんね。返事がなかったし、すごく怒ってたでしょ」と謝ります。「怒ってない、ただ…」女性は、ちょうどいい機会だと思い、PMSの症状について打ち明けることにしました。
「生理の1週間前から理由がないのに悲しくなることがあって、前の彼の時は毎月別れ話をしちゃってたの。でも、アプリで『いまの気分』っていうのを見てもらって…」
女性は当然のように、恋人が「そうなんだ、分かったよ」といってくれることを期待していました。
ところが、恋人の口から出たのは想像もしなかった言葉でした。
「うっわ、めんどくさ!」
女性は唖然とし、「めんどくさいって、ひどくない…?」と返します。
恋人は「いや、違うよ、毎月そんなじゃ面倒だろうなって意味で。女の人は大変じゃん」と弁解するのですが、続く言葉はさらに女性の気持ちを裏切ります。
「その1週間は会わないようにする?」
「違うよ、そういう時こそそばにいてほしくて…」といいかけて、女性は口をつぐみます。
「俺と会うと気を使うでしょ」「しんどい時に遊びに行くのも」という、さも女性のことを思っているかのように語られる恋人の言葉が、「面倒な時期に関わりたくない」に置き換わって聞こえてしまったからです。
女性は、その後の答えを返すことができませんでした。
もしかすると、PMSの期間は会わないようにすることで円滑に交際が進むカップルもいるかもしれません。
ただ、女性の理想は楽しい時も、つらい時も一緒に過ごせる関係。
「結論を急ぐつもりはありませんが…」女性は語ります。
「ただでさえ、社会人は会う時間を作るのが大変なのに、PMSの期間は会わないようにするなんて。私のPMSがなければうまく行くのだとしたら…病気とか、ほかのトラブルがあってもダメだろうってことですよね」
女性は生理とどう付き合っていけばいい?
生理のサイクルに、女性は心身ともに振り回されることが多々あります。
症状が重さも種類も、人によってさまざまで、同性でも「すべて理解する」ことは難しいのです。
ですが、完全に理解はできなくても「知る」ことはできます。「こういう事情だから、こういう行動を取るのか」と知れば、受け取りかたも変わってきます。
このエピソードに登場した女性も「自分がPMSである」と知ったことで、不快な期間を改善できました。恋人に自分の症状を伝えたことも、きっと間違ってはいなかったのでしょう。
例え、自分の思うように相手が受け取ってくれなかったとしても、「そういう人なのだ」と知るきっかけにはなりました。
「生理は隠すべきもの」という社会の考えかたは、簡単には変わっていきません。ですが、自分1人で抱え込まずに、まずは身近な人と悩みを共有するのも、より過ごしやすくするための手段の1つではないでしょうか。
※記事中の写真はすべてイメージ
[文・構成/grape編集部]