「なんとなく恥ずかしい」 女性が抱えるココロとカラダの悩みに専門医は… 提供:ウィメンズ・ヘルス・アクション実行委員会 By - grape編集部 公開:2025-03-26 更新:2025-03-26 わたしたちのヘルシー出産動画女性妊娠年齢悩み生理 Share Post LINE はてな 女性の多くが抱えているのに、他人にはちょっと話しづらい、心と身体の問題やリアルな悩みについて、さまざまなセッションが行われました。 女性の健康推進の必要性と課題について考える、ウィメンズ・ヘルス・アクション実行委員会主催のイベント『わたしたちのヘルシー 〜⼼とからだの話をはじめよう in Mar.2025』が、2025年3月7日15時より順次配信。 ウィメンズ・ヘルス・アクション…国や自治体、医療・教育の現場や職場・家庭・地域などが一丸となり、日本の女性の健康推進の必要性と課題について考えるための取り組みを行うプロジェクト。 『女性の健康週間(3月1日~8日)』と『国際女性デー(3月8日)』に合わせて開催された同イベントでは、女性の心と身体の健康に寄り添う医療ヘルスケアの専門家とゲストが、さまざまなテーマに関する悩みとその解消法について話し合いました。 テーマは、『はじめての妊活』『女性の更年期』『冷え&肌トラブル』『婦人科「かかりつけ医」の見つけ方』『フェムゾーンケアや女性ホルモンのセルフマネジメント』『多汗症』など、知っておきたいことばかり。 ここでは、イベントの様子やセッションの模様をセレクトしてお届けいたします。 【イベント概要】 ●タイトル 『わたしたちのヘルシー ~心とからだの話をはじめよう in Mar.2025』 ●配信日 2025年3月7日(金)15時配信開始 ●配信場所grape:公式YouTube、公式X マイナビウーマン(TALK-02のみ):公式YouTube、公式X 【目次】 ●オープニングトーク『女性だけでなく男性も知っておきたい!SRHRとライフプランニングのお話』 大須賀穣医師(Women’s Health Action共同代表)、対馬ルリ子医師(Women’s Health Action共同代表)、阿部華也子(フリーアナウンサー・タレント) ●TALK-01『フェムゾーンケアと腟内フローラ』 吉形玲美医師(浜松町ハマサイトクリニック特別顧問、東京女子医大病院産婦人科非常勤講師、グランドハイメディック倶楽部俱楽部ドクター)、茂森あゆみ(歌手)、阿部華也子(フリーアナウンサー・タレント) ●TALK-02『気になる!女性が抱える汗の悩み!リアル相談2選』 小林直隆医師(咲くらクリニック院長)、須田亜香里(タレント) ●TALK-03『冷え症&肌トラブル…原因は血流にあり?リアル相談2選』 赤澤純代医師(金沢医科大学総合内科学臨床教授 集学的医療部女性総合医療センター長)、東あさか(看護師モデル) ●TALK-04『みんな気になる、女性の更年期!リアル相談3選』 門間美佳医師(藤沢女性のクリニックもんま院長)、島田彩夏(アナウンサー) ●TALK-05『あなたの可能性を広げる!「婦人科」ってこんなところ』 対馬ルリ子医師(Women’s Health Action共同代表)、景井ひな(TikTokクリエイター・タレント) ●TALK-06『しっておきたい妊活のキホン!リアル相談3選』 吉形玲美医師(浜松町ハマサイトクリニック特別顧問、東京女子医大病院産婦人科非常勤講師、グランドハイメディック倶楽部倶楽部ドクター)、和田彩花(アイドル) ●クロージングトーク『女性の一生は波乗りの連続!これだけは覚えて欲しいキーワード3選』 大須賀穣医師(Women’s Health Action共同代表)、対馬ルリ子医師(Women’s Health Action共同代表)、阿部華也子(フリーアナウンサー・タレント) ●登壇者プロフィール ●『Women’s Health Action』とは? ●パートナー企業・サービス内容紹介 男性も女性も考えたい『SRHRとライフプラン』 オープニングトークでは『女性だけでなく男性も知っておきたい!SRHRとライフプランニング』をテーマに、『ウィメンズ・ヘルス・アクション』の共同代表を務める、産婦人科医の対馬ルリ子先生と大須賀穣先生が登壇。 ゲストに、フリーアナウンサー・タレントの阿部華也子さんが出演し、MCを島田彩夏アナウンサーが務めました。 左から、対馬ルリ子医師、大須賀穣医師、阿部華也子さん、島田彩夏アナ 誰もが健やかに輝き続ける社会のために、日本を含めて世界ではさまざまな動きが起こっています。 その1つが、2023年の『G7広島サミット』で推進が約束された、性と生殖に関する健康と権利『SRHR(セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス/ライツ)※1』です。 『SRHR』とは、誰もが年齢や性別に関わらず適切な情報を得られ、自分の身体のことを自分自身で自由に決める権利のこと。個々のセクシュアリティやアイデンティティなどに関わる重要な考え方だといいます。 対馬先生は「結婚をするのか、しないのか、子供を持つか持たないか…など、将来のライフプランを、一人ひとりが人生の主人公として決めていく。それに対して専門家や国家もサポートしていくことが大切という考え方」と説明しました。 生理がつらくて困っている人がいたら、どう声をかけたらいいの? 女性がそうしたライフプランを考える際、月経(生理)※2や更年期の症状※3から来る不調や悩みが、人生の大事なイベントに影響を及ぼす可能性もあります。 対馬先生によると、最近は、男性から「生理がつらくて困っている人に、どう声をかけていいかが分からない」といった相談も寄せられているのだそう。 阿部さんは「私もそうなんですけど『生理の期間を悟られることがなんとなく恥ずかしい』という気持ちがある人は、多いように感じます」「つらそうにしている人には身体が温まる飲み物を渡すなど、優しく接してもらえたら」とコメントしました。 産婦人科医に多く寄せられる『ピルの相談』 婦人科に行く第一歩『ユースクリニック』 また、対馬先生は「ピル※4に関する相談も非常に多い。ぜひ、知るところから始めてほしい」と語りました。 ピルには、月経困難症などの治療に用いられるものと、予期せぬ妊娠を避けるための避妊※5目的に用いられるものなど、さまざまな種類があります。 しかし、ピルを処方してもらうにも、婦人科の受診が必要なため、特に若い世代の人にとっては金銭面などでハードルの高さを感じるかもしれません。 そこで紹介されたのが、『ユースクリニック』という、25歳以下の人に向けた受診をサポートする取り組み。産婦人科医や助産師などが活動しているもの、自治体主導のものがあり、全国に約60か所できているそうです。 施設によって異なりますが、予約なしで利用できたり、無料もしくは安価で生理や身体の不調について相談できたりといった点が、全国の若者を含め幅広い層から関心を集めているようです。 海外では広がっている取り組みですが、日本女性財団でも、フェムシップドクターが各地でユースクリニックを設立しており、事例が増えてきているといいます。 大須賀先生は「婦人科にかかる第一歩を後押しするのにすごく重要だと思います」と話し、それぞれの年代に合った悩みや、ライフプランに合わせたアドバイスをしてくれる『かかりつけ医』の大切さを伝えました。 ※1 現代女性の健康問題 | 女性の健康推進室 ヘルスケアラボ|厚生労働省研究班監修 ※2 生理痛(月経痛) | 女性の健康推進室 ヘルスケアラボ|厚生労働省研究班監修 ※3 早めの相談がカギ 更年期に多い症状と病気 | 女性の健康推進室 ヘルスケアラボ|厚生労働省研究班監修 ※4 生理痛(月経痛) | 女性の健康推進室 ヘルスケアラボ|厚生労働省研究班監修 ※5 避妊 | 女性の健康推進室 ヘルスケアラボ|厚生労働省研究班監修 次のページセルフケアでより健康に 腟内フローラと女性ホルモン 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 Share Post LINE はてな
女性の多くが抱えているのに、他人にはちょっと話しづらい、心と身体の問題やリアルな悩みについて、さまざまなセッションが行われました。
女性の健康推進の必要性と課題について考える、ウィメンズ・ヘルス・アクション実行委員会主催のイベント『わたしたちのヘルシー 〜⼼とからだの話をはじめよう in Mar.2025』が、2025年3月7日15時より順次配信。
ウィメンズ・ヘルス・アクション…国や自治体、医療・教育の現場や職場・家庭・地域などが一丸となり、日本の女性の健康推進の必要性と課題について考えるための取り組みを行うプロジェクト。
『女性の健康週間(3月1日~8日)』と『国際女性デー(3月8日)』に合わせて開催された同イベントでは、女性の心と身体の健康に寄り添う医療ヘルスケアの専門家とゲストが、さまざまなテーマに関する悩みとその解消法について話し合いました。
テーマは、『はじめての妊活』『女性の更年期』『冷え&肌トラブル』『婦人科「かかりつけ医」の見つけ方』『フェムゾーンケアや女性ホルモンのセルフマネジメント』『多汗症』など、知っておきたいことばかり。
ここでは、イベントの様子やセッションの模様をセレクトしてお届けいたします。
【イベント概要】
●タイトル
『わたしたちのヘルシー ~心とからだの話をはじめよう in Mar.2025』
●配信日
2025年3月7日(金)15時配信開始
●配信場所
grape:公式YouTube、公式X
マイナビウーマン(TALK-02のみ):公式YouTube、公式X
【目次】
●オープニングトーク『女性だけでなく男性も知っておきたい!SRHRとライフプランニングのお話』
大須賀穣医師(Women’s Health Action共同代表)、対馬ルリ子医師(Women’s Health Action共同代表)、阿部華也子(フリーアナウンサー・タレント)
●TALK-01『フェムゾーンケアと腟内フローラ』
吉形玲美医師(浜松町ハマサイトクリニック特別顧問、東京女子医大病院産婦人科非常勤講師、グランドハイメディック倶楽部俱楽部ドクター)、茂森あゆみ(歌手)、阿部華也子(フリーアナウンサー・タレント)
●TALK-02『気になる!女性が抱える汗の悩み!リアル相談2選』
小林直隆医師(咲くらクリニック院長)、須田亜香里(タレント)
●TALK-03『冷え症&肌トラブル…原因は血流にあり?リアル相談2選』
赤澤純代医師(金沢医科大学総合内科学臨床教授 集学的医療部女性総合医療センター長)、東あさか(看護師モデル)
●TALK-04『みんな気になる、女性の更年期!リアル相談3選』
門間美佳医師(藤沢女性のクリニックもんま院長)、島田彩夏(アナウンサー)
●TALK-05『あなたの可能性を広げる!「婦人科」ってこんなところ』
対馬ルリ子医師(Women’s Health Action共同代表)、景井ひな(TikTokクリエイター・タレント)
●TALK-06『しっておきたい妊活のキホン!リアル相談3選』
吉形玲美医師(浜松町ハマサイトクリニック特別顧問、東京女子医大病院産婦人科非常勤講師、グランドハイメディック倶楽部倶楽部ドクター)、和田彩花(アイドル)
●クロージングトーク『女性の一生は波乗りの連続!これだけは覚えて欲しいキーワード3選』
大須賀穣医師(Women’s Health Action共同代表)、対馬ルリ子医師(Women’s Health Action共同代表)、阿部華也子(フリーアナウンサー・タレント)
●登壇者プロフィール
●『Women’s Health Action』とは?
●パートナー企業・サービス内容紹介
男性も女性も考えたい『SRHRとライフプラン』
オープニングトークでは『女性だけでなく男性も知っておきたい!SRHRとライフプランニング』をテーマに、『ウィメンズ・ヘルス・アクション』の共同代表を務める、産婦人科医の対馬ルリ子先生と大須賀穣先生が登壇。
ゲストに、フリーアナウンサー・タレントの阿部華也子さんが出演し、MCを島田彩夏アナウンサーが務めました。
左から、対馬ルリ子医師、大須賀穣医師、阿部華也子さん、島田彩夏アナ
誰もが健やかに輝き続ける社会のために、日本を含めて世界ではさまざまな動きが起こっています。
その1つが、2023年の『G7広島サミット』で推進が約束された、性と生殖に関する健康と権利『SRHR(セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス/ライツ)※1』です。
『SRHR』とは、誰もが年齢や性別に関わらず適切な情報を得られ、自分の身体のことを自分自身で自由に決める権利のこと。個々のセクシュアリティやアイデンティティなどに関わる重要な考え方だといいます。
対馬先生は「結婚をするのか、しないのか、子供を持つか持たないか…など、将来のライフプランを、一人ひとりが人生の主人公として決めていく。それに対して専門家や国家もサポートしていくことが大切という考え方」と説明しました。
生理がつらくて困っている人がいたら、どう声をかけたらいいの?
女性がそうしたライフプランを考える際、月経(生理)※2や更年期の症状※3から来る不調や悩みが、人生の大事なイベントに影響を及ぼす可能性もあります。
対馬先生によると、最近は、男性から「生理がつらくて困っている人に、どう声をかけていいかが分からない」といった相談も寄せられているのだそう。
阿部さんは「私もそうなんですけど『生理の期間を悟られることがなんとなく恥ずかしい』という気持ちがある人は、多いように感じます」「つらそうにしている人には身体が温まる飲み物を渡すなど、優しく接してもらえたら」とコメントしました。
産婦人科医に多く寄せられる『ピルの相談』 婦人科に行く第一歩『ユースクリニック』
また、対馬先生は「ピル※4に関する相談も非常に多い。ぜひ、知るところから始めてほしい」と語りました。
ピルには、月経困難症などの治療に用いられるものと、予期せぬ妊娠を避けるための避妊※5目的に用いられるものなど、さまざまな種類があります。
しかし、ピルを処方してもらうにも、婦人科の受診が必要なため、特に若い世代の人にとっては金銭面などでハードルの高さを感じるかもしれません。
そこで紹介されたのが、『ユースクリニック』という、25歳以下の人に向けた受診をサポートする取り組み。産婦人科医や助産師などが活動しているもの、自治体主導のものがあり、全国に約60か所できているそうです。
施設によって異なりますが、予約なしで利用できたり、無料もしくは安価で生理や身体の不調について相談できたりといった点が、全国の若者を含め幅広い層から関心を集めているようです。
海外では広がっている取り組みですが、日本女性財団でも、フェムシップドクターが各地でユースクリニックを設立しており、事例が増えてきているといいます。
大須賀先生は「婦人科にかかる第一歩を後押しするのにすごく重要だと思います」と話し、それぞれの年代に合った悩みや、ライフプランに合わせたアドバイスをしてくれる『かかりつけ医』の大切さを伝えました。
※1 現代女性の健康問題 | 女性の健康推進室 ヘルスケアラボ|厚生労働省研究班監修
※2 生理痛(月経痛) | 女性の健康推進室 ヘルスケアラボ|厚生労働省研究班監修
※3 早めの相談がカギ 更年期に多い症状と病気 | 女性の健康推進室 ヘルスケアラボ|厚生労働省研究班監修
※4 生理痛(月経痛) | 女性の健康推進室 ヘルスケアラボ|厚生労働省研究班監修
※5 避妊 | 女性の健康推進室 ヘルスケアラボ|厚生労働省研究班監修