近藤春菜、『生理の貧困』の背景にある問題を指摘 「確かに」「核心をついている」
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経済的な理由で生理用品を手に入れられず、日常生活に支障をきたす『生理の貧困』が問題になっています。
2021年3月5日、情報番組『スッキリ』(日本テレビ系)ではこの問題について特集。コメンテーターの意見に反響が寄せられました。
学生の2割が、生理用品の購入に苦労
番組では、「高校生以上の学生の約20%が、生理用品の購入に苦労している」というオンラインアンケートの結果を紹介。
また「生理用品を節約するため、交換する頻度を減らしたことがある」と答えた学生は全体の37%に及ぶといいます。
さらに番組の街頭取材では、「新型コロナウイルス感染症による影響で収入が減り、生理用品を布やハンカチで代用し節約している」といった女性の声も上がっていました。
こうした現状について、コラムニストの犬山紙子さんは「生理用品を長く着け続けるのは不衛生で、健康にも直結する問題だ」と話し、対策の必要性を語っています。
また、犬山さんは「貧困問題もあるけれど、ネグレクトや虐待を受けている子供が生理用品を買ってもらえないこともあるので、学校で無償で配布するというのは、すごく大切」と話しました。
お笑いコンビ『ハリセンボン』の近藤春菜さんは『生理の貧困』が表面化しづらい、ある問題点について指摘しています。
生理に関する話題はデリケートであり、オープンに話しづらいと感じる人は多いでしょう。
近藤さんがいうように、生理用品を買えなくて困っている女性が孤立しないよう、気軽に相談できる場所が必要かもしれません。
ネット上では、視聴者からさまざまな意見や感想が寄せられました。
・必要なものなのに、軽視されていることって多い。犬山さんが「オムツも」っていってたけど本当にそう。
・春菜さんの言葉が、核心をついている。自分に合ったものを使えることが大事。
・確かにお金がかかる。快適に過ごせるようにいろいろな種類があるのに、金銭面でそれを選べないのはしんどい。
・生理用品だけじゃなくて、月経前症候群(PMS)とか酷い人もいるし、そういう人は病院代とかでもお金が飛ぶ。
海外においても『生理の貧困』は以前から問題になっており、生理用品を軽減税率の対象としたり、学校で無料配布したりなどの対策が進みつつあります。
「さすが紳士の国」 イギリス 生理用品をめぐる『対応』に、感心の声
誰もが生理用品を気兼ねなく使用でき、快適に過ごせるように、この問題について真剣に議論をする必要があるでしょう。
[文・構成/grape編集部]