大津市事故で園児の遺族がコメント 犬山紙子の『発言』に「よくいった」「本当にそれ」
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2019年5月8日、滋賀県大津市で、保育士たちに引率されて散歩していた保育園児の列に車が突っ込み、園児2人の尊い命が犠牲になりました。
事故は、交差点で右折しようとした自動車と直進していた自動車が衝突した結果、うち1台が園児の列に突っ込んだことにより発生したものです。
産経ニュースによると、同月9日に亡くなった園児の遺族は滋賀県警を通して直筆のコメントを提出。
コメントには、我が子を失ったことへの深い悲しみと、これまで見守ってくれた保育園に対する感謝の気持ち、そして報道機関に対する「自宅周辺や葬儀場での取材や撮影をしないように」との呼びかけがつづられていました。
犬山紙子「重く重く受け止めないといけない」
同月10日に放送された情報番組『スッキリ』(日本テレビ系)では、事故の経緯と遺族のコメントについて報道。
番組でコメンテーターを務めるコラムニストの犬山紙子さんは、遺族のコメントに対し、次のような考えを口にしました。
犬山さんは「ご遺族がやめてほしいと望んでいるものは、視聴者も見たくない」と主張。最後に、マスコミの立場からこう意見を締めくくりました。
犬山さんの発言に対し、ネット上ではさまざまな共感の声が上がっています。
・本当にその通り。
・マスコミはちゃんと遺族の気持ちをくんで、取材を控えてほしい。
・犬山さんはえらい。情報番組でこういった発言をするのは、かなり勇気がいると思う。
深い悲しみの底にいる遺族の人たちに私たちができることは、彼らの望む通り「安らかな気持ちで我が子を送り出せるようそっと見守ること」しかありません。
「事実を伝える」というだけではない、人道的な報道のありかたが望まれています。
[文・構成/grape編集部]