二度と戻らない飼い主を待ち続ける『シベリアのハチ公』
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『犬の幼稚園』に愛犬を預けたら… 送られてきた写真に「笑っちゃった」「なんでこんな自然なの」ポメラニアンのピカルディくんと暮らす、飼い主(@pomepomePicardy)さん。 ある日、施設にピカルディくんを一時的に預けたといいます。その後、施設からピカルディくんの『お預かり中の様子』の写真が送られてきたそうですが…。

「職場で出た弁当が…」 まさかのビジュアルに「声出して笑った」「午後仕事できなくなりそう」「今日、職場で出た弁当が…」といったコメントとともに、昼ごはんの写真をXに投稿した、シバサン(@shi_GR86_ba)さん。 投稿はたちまち拡散され、なんと12万件以上の『いいね』が付き、ネット上で話題となりました。
シベリアのハチ公。ロシアでこう呼ばれている1匹の犬がいます。
車が行きかう道路のわきにじっと座っている犬。この犬はもう二度と帰ってくることのない飼い主を待ち続けているのです。
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犬の飼い主の男性は2014年の秋に交通事故で亡くなりました。それからこの犬は愛する飼い主が命を落としたその場所で、もう1年以上ずっと彼の帰りを待ち続けているということです。
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何人もの人たちがこの犬を保護しようとしましたが、犬は決してその場を離れようとせず、保護することはできませんでした。
それから愛犬家たちが食べ物をあげたり、犬小屋を作って置いてあげたりしています。最初の犬小屋がトラックに壊されても、また別の犬小屋を置いてあげるなど、この犬を心配する人々の親切は続いているそうです。
そのおかげもあってか、犬は寒さの厳しいシベリアの冬を無事に乗り越え、今も元気そうだということです。
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この犬が他人に対して強い警戒心を持っているため、これまでは無理やり捕まえるようなことはしないようにと呼びかけられてきました。しかし現在、新しい家族を見つけてあげようという活動が始まっているということです。
渋谷のハチ公のように命尽きるまで飼い主を待ち続けるという悲しい物語にならないよう、このシベリアのハチ公が人々を信頼し、再び新しい家族の愛情に包まれて幸せに生きていってくれることを願ってやみません。