生姜にカビが生えても食べられる?カビを予防するための保存方法をご紹介
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生の生姜を購入したが、使い切れずにカビが生えてしまい、処分してしまった経験はありませんか。カビが生えたり腐ったりすると「もう食べられない」と、そのまま捨ててしまう人もいるでしょう。
しかし、カビの種類によっては、生姜を丸ごと処分せずに済む可能性もあります。せっかくの生姜を無駄にしないためにも、カビの種類を見分けることが重要です。
また、生姜は正しく保存することで1か月以上保存できるケースもあります。本記事では、常温、冷蔵、冷凍の保存方法をご紹介するため、生姜を無駄なく使い切りたい人はぜひ参考にしてください。
生姜にカビが生える原因
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生姜は一度で食べ切ることは少なく、切った状態で保存している人もいるでしょう。しかし、保存方法を間違えればカビが生えてしまうこともあります。
生姜にカビが生える原因は、主に以下の2つです。
もし保存中の生姜の状態がこれらに当てはまる場合は、保存方法を変えてみてもよいかもしれません。
生姜にカビを生やさないための保存方法は後述するため、ぜひ参考にしてください。
低温もしくは高温の場所で保存した
生姜の保存に最適な温度は、13~15℃程度といわれています。高温多湿の場所でカビが生えやすいのはもちろんですが、低温すぎても傷みやすくなるため注意しましょう。
冷蔵庫で保存してはいけないわけではありませんが、夏の暑い時期や冬のように気温が低い時期以外は、風通しのよい常温の場所でも保存は可能です。
水気を拭かないまま保存した
生姜は表面に水分が付いていると、カビが生えやすくなるといわれています。調理の際に水で洗って余った生姜を保存する場合は、必ず水気を拭き取ってから保存しましょう。
ただし、生姜は乾燥に弱く、湿度が低すぎても生姜にカビが生える可能性もあるため、注意が必要です。
生姜の保存に適した湿度は約65%、品種によっては90%前後ともいわれています。適切な湿度を守りつつ、調理する際についた水気は拭き取ったほうがよいでしょう。
生姜に生えるカビの見分け方
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生姜にカビが生える場合、白、黒、赤色になることがあります。しかし、変色したからといって必ずしもカビとは限りません。『アントシアニン』と呼ばれるポリフェノールによる変色もあります。
そのため、カビかそうでないかを見極めてからの対処が大切です。
白カビ
白いふわふわとした綿のようなものが発生している場合、カビの可能性が高いと考えられます。白カビは一般的に毒性が低いといわれていますが、体調によってはまれに身体に影響が出ることもあるようです。
白カビは放置すると増えるため、生えている部分は取り除きましょう。ただし、生姜が柔らかくなっている、異臭がするなど、カビ以外にも異常が見られる場合は、無理に食べずに処分するのが安心です。
黒カビ
黒いものが発生した場合、黒カビの可能性があります。黒カビは白カビと比べて深く根を張るといわれているため、見えない部分まで侵入していることがあるのです。
黒カビを食べると、腹痛など身体に悪影響が出る恐れがあります。どこまでカビが生えているか分からないため、丸ごと処分したほうがよいでしょう。
赤カビ
赤色やピンク色のカビが生えた場合も、食べずに処分したほうが安全といわれています。黒カビと同様に、見えない部分までカビの根が張っている可能性があるため、食べないほうがよいでしょう。
ただし、淡いピンク色になっている場合は、ポリフェノールの一種である『アントシアニン』の色素による場合もあり、必ずしも食べられないとは限りません。
カビと見分ける際は、アンモニアのような酸っぱさを感じるような異臭はないか、ふわふわのものやぬるぬるのものが表面にできていないかなどの状態を確認してみてください。
あわせて、赤カビの生えた生姜を触ってしまった時は、手をしっかり洗いましょう。カビの胞子が手に付着した状態になり、放置すると食事などで身体の中に侵入してしまうかもしれません。
生姜にカビを生やさないための保存方法
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生姜の保存方法は常温、冷蔵、冷凍で方法が異なります。乾燥と低温に弱いため、常温と冷蔵の場合は10℃を下回らないように注意しましょう。
冷凍する場合は、切ったりすり下ろしたりした状態での保存がおすすめです。この状態であれば解凍を待たずに生姜を使用できます。
なお、生姜は土に埋めて保存する方法もありますが、農作物を取り扱う農家でも失敗することがあるそうです。難しいといわれる方法のため、挑戦しないほうがよいでしょう。
常温保存
生姜の保存推奨温度である13~15℃程度を保てるのであれば、常温保存がおすすめです。生姜の常温保存には、ペーパータオルに包んで保存する方法があります。
ペーパータオルや新聞紙で包む方法は以下の通りです。
上記の方法で保存すると、約2週間日持ちするといわれています。
生姜を洗ったらしっかりと水気を拭き取ることがポイントです。生姜自体に水分が多く含まれていると、カビが生えやすくなります。
冷蔵保存
生姜の冷蔵保存でおすすめなのは、水に浸ける方法とアルミホイルで包む方法です。どちらの方法でも温度が低くなりすぎないよう、野菜室での保存をおすすめします。
水に浸ける方法の手順は以下の通りです。
また、アルミホイルを使用して保存する方法もあります。
どちらの方法で保存しても、約1か月ほど日持ちするのだとか。
なお、アルミホイルで包む際は、野菜室での保存が推奨されているようです。冷蔵室に入れると冷えすぎてしまい、カビが発生する恐れがあります。
冷凍保存
冷凍の場合、次に使う時にすぐ調理しやすいよう切ったり、すり下ろしたりしてから保存するのがおすすめです。冷凍庫に入れれば、1~2か月ほど保存できるといわれています。
切って冷凍する方法は下記の通りです。
また、すり下ろして冷凍する際も、似たような手順で保存できます。
冷凍保存する場合は、耐冷性のある保存容器に入れましょう。冷凍用以外の保存容器を使うと、容器が傷んだり割れたりする可能性があります。
余った生姜を簡単に活用できる『漬け』のレシピ
袋入りの生姜を購入した時、必要以上に量が多く、消費に困った経験がある人もいるかもしれません。このような時は、『漬け』レシピがおすすめです。
生姜漬けのレシピは、種類によって日持ちもできるため、長期間楽しめる可能性があります。本記事では、おすすめのレシピを2つご紹介。
自宅にあるもので簡単に生姜漬けができるため、生姜が余っている人はぜひ試してみてください。
生姜のハチミツ漬け
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余った生姜を活用する場合は、たっぷりのハチミツで漬けるのがおすすめです。
保存容器や煮沸消毒の有無によって変わりますが、保存期間は1~3か月ほど。白湯と割ったり紅茶に入れたり、スイーツに活用したりもできます。
生姜のハチミツ漬けの作り方は以下の通りです。
生姜とハチミツの量は1:1や1:2など、人によってさまざま。
より甘さを感じたい場合はハチミツを多めにするなど、好みの味になるように調整しましょう。
生姜の甘酢漬け
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酢は、食べ物を傷みにくくする効果が期待できる調味料です。生姜も甘酢を活用すれば、1週間ほど日持ちする常備菜として活用できるかもしれません。
生姜の甘酢漬けレシピは以下の通りです。
【材料】
【作り方】
生姜を切る際は、繊維に沿って切ると、生姜独特のシャキシャキ感を生かせるでしょう。
ほかにも生姜を使ったさまざまなレシピがあるため、好みに合ったものを探してみてください。
生姜はカビは生える前に正しく保存しよう
生姜に白カビが生えた場合は、取り除けば使用できる可能性もあります。しかし、まったく問題ないとはいえないため注意が必要です。
黒カビや赤カビが生えた場合は、食べずに処分しましょう。誤って食べてしまうと、身体に悪い影響があるかもしれません。
また、生姜のカビを防ぐには、乾燥と低温を避けることが重要です。工夫すれば数か月ほど保存できることもあるため、用途や量に合わせて保存するとよいでしょう。
[文・構成/grape編集部]